2025.06.11
積水ハウス住宅の防水工事とは?必要性や費用・注意点などを解説
積水ハウスで建てた住宅は高い品質と耐久性が魅力ですが、ほかの建物と同様に年月の経過とともに防水性能は徐々に低下していきます。
屋根や外壁・バルコニーなどの防水処理が劣化すると、雨漏りや内部構造の腐食につながり、住宅の寿命を縮める原因にもなります。
この記事では、積水ハウスにおける防水工事の必要性・具体的な工法などを詳しく解説します。
積水ハウスの住宅に防水工事は必要?
高品質で耐久性に優れた積水ハウスの住宅にも、防水工事が必要な時期が訪れます。
長く安心して住み続けるためには、防水工事の重要性や雨漏り・劣化のリスクについて理解しておくことが大切です。
防水工事の重要性
どれほど高性能な住宅であっても、風雨や紫外線にさらされ続けることで、防水機能は年月とともに劣化します。
特に屋根やバルコニー・外壁目地といった部分は、建物の防水ラインとして極めて重要です。
ここが劣化すると、住宅内部に水が浸入し、断熱材の劣化や木部の腐食・カビの発生など深刻な被害に直結する可能性があります。
防水工事は見た目を整えるだけでなく、住宅の構造を守り、長寿命化を図るうえで欠かせないメンテナンスです。
雨漏り・劣化によるリスク
雨漏りは天井や壁にシミを作るだけでなく、建物内部の構造体や電気系統にまで影響を及ぼす場合があります。
また、目に見えない「隠れた劣化」は、気付いた時にはすでに修繕費が高額になっているケースも珍しくありません。
特に積水ハウスのような高品質な住宅だからこそ、価値を保つためにも、予防的な防水工事が大切です。
雨漏りは突然起こるのではなく、徐々に忍び寄る「静かな災害」であるため、早期発見・早期対応が家を守る鍵となるでしょう。
防水工事の内容
定期的な防水工事は、住宅の構造体を水から守り、快適な住環境を維持するために欠かせません。
ここでは、代表的な防水工事の内容とその特徴をご紹介します。
屋根防水
屋根部分は最も雨風にさらされるため、防水層の劣化が進行しやすい場所です。
積水ハウスの住宅では、屋根の形状や仕様によりシート防水や塗膜防水などが選ばれますが、なかでも注目されているのが「塩ビシート機械固定工法」です。
これは、屋上などの屋根に塩化ビニル製の防水シートを専用の固定ディスクで留める工法で、下地に直接接着しないため建物の動きに強く、通気性にも優れています。
また、既存防水層の上から施工ができるケースもあり、改修工事に適した方法としてハウスメーカーを中心に広く採用されています。
バルコニー・ベランダの防水
バルコニーやベランダも雨水が直接当たる場所であり、排水の不良や防水層のひび割れによって水が浸入しやすい部分です。
ウレタン塗膜防水での施工が主流で、液状のウレタンを塗り重ねて防水層を形成します。
バルコニーやベランダは、トップコートの塗り直しなど軽微なメンテナンスで済むこともありますが、定期的な点検によって適切な処置を判断することが大切です。
外壁目地やサッシまわりのシーリング補修
外壁パネルのつなぎ目やサッシまわりなどの隙間には、防水と気密を保つための「シーリング材(コーキング)」が施工されています。
シーリングは紫外線や熱、風雨などの影響で、硬化・ひび割れ・剥離が起きやすく、10〜15年を目安に打ち替えが必要です。
積水ハウスの住宅では、高耐久シーリング材が使われている場合もありますが、経年劣化を避けることは難しいでしょう。
劣化したまま放置すると、内部の断熱材や構造材に影響を与える可能性があるため、定期的な確認が必要です。
防水工法の主な種類
防水工事にはさまざまな工法があり、建物の構造や用途・環境条件によって最適な方法が選ばれます。
代表的な防水工法について、それぞれの特徴や適した用途をわかりやすく解説します。
工法の種類 | 特徴 |
ウレタン防水通気緩衝工法 | 下地の湿気を逃がす構造、防水層の膨れを防止、軽量で建物への負担が少ない |
ウレタン防水密着工法 | 比較的に工期が短くコストが抑えられる、雨漏りに強い、複雑な場所にも施工できる |
塩ビシート機械固定工法 | 下地を選ばずに施工可能、耐久性に優れている、工期の短縮ができる |
塩ビシート接着工法 | 施工しやすく軽量、下地に接着させるので耐風圧性に優れている |
加硫ゴムシート防水 | コストを抑えられる、高い伸縮性と柔軟性がある |
改質アスファルト防水トーチ工法 | 防水層が厚く耐久性が高い、マンションや大型建物の実績が多い、施工時に火を使うため安全管理が重要 |
改質アスファルト防水冷工法 | 加熱せずに常温で施工可能、安全性が高く火気厳禁の現場でも対応できる |
FRP防水 | 耐久性と耐水性に優れ軽量、硬化が早い、狭い面積にも対応 |
防水工事のタイミングと劣化サイン
防水工事は「壊れてから」ではなく「劣化が進行する前」に行うことが、建物の寿命を守るうえで重要です。
では、どのタイミングで防水工事を検討すべきなのでしょうか。
築何年で実施すべき?
防水工事の目安となる時期は、築10年が一つの節目だとされています。
この時期は、新築時に施工された防水材の耐久性が切れ始めるタイミングです。
外壁のシーリング材やウレタン防水などは、おおよそ10年で硬化・ひび割れが始まり、防水性能が低下していきます。
多くのハウスメーカーや保険制度でも、10年点検を推奨しており、ここで必要な補修を行うことで住宅の健全性を維持することが可能です。
劣化サイン
見た目にわかる劣化のサインは、防水機能の低下がすでに進んでいることを示しています。
特に注意すべきサインには以下のようなものがあります。
- 天井や壁に雨染みやシミがある(内部への浸水が疑われる)
- 屋根材の浮き・ズレ・割れ
- バルコニーの床がひび割れている、または白っぽくなっている
- シーリング材が硬化し、ヒビや剥離がある
- 外壁や屋根の一部にコケやカビが発生している(湿気が滞留している可能性)
これらのサインがある場合、すでに防水層が本来の役割を果たしていない可能性があります。
早めの対応が、修繕費の増大を防ぐカギとなるでしょう。
定期点検で防水性の状態を把握することが大切
積水ハウスでは、定期的な点検サービスを通じて、外壁目地や屋根材・防水シートなどの防水性能における状態を確認する機会が設けられています。
点検によって軽微な不具合を早期発見できれば、工事の範囲も小さく費用も抑えることが可能です。
節目にしっかり点検を行い、大掛かりな改修を防ぐことが大切です。
ハウスメーカーの防水工事が高いのはなぜ?
積水ハウスをはじめとする大手ハウスメーカーに防水工事を依頼すると、一般的なリフォーム会社や専門業者に比べて費用が割高になるケースがあります。
「なぜ高いのか」を正しく理解することは、納得のいく選択をするうえで重要です。
下請け・孫請け体制による中間マージンの発生
ハウスメーカーは自社で工事を行うことは少なく、実際の施工はグループ会社や外部の協力業者に委託されることが多いです。
グループ内の企業で請け負うこともありますが、必要に応じて下請けや孫請けの専門業者に工事を依頼します。
このような多重構造により、発注元から現場の施工者までの間に複数の業者が介在し、それぞれの業者で「管理費」「手数料」が加算されていきます。
その結果、実際の工事費用に対して全体の見積もりが高額になる傾向があるのです。
高い品質基準と長期保証にかかるコスト
ハウスメーカーは、使用する材料や施工方法に厳格な基準を設けているため、原価自体が高めに設定されていたり、熟練した技術者を起用して施工品質を担保していたりします。
また、工事後の保証制度も充実しており、「◯年保証」といった長期のアフターサービスを提供するためには、それ相応の体制整備と事務コストも必要です。
これらのサービスは費用に上乗せされるため、価格が高く見える要因の一つです。
信頼感とトラブル対応の安心料とも言える
ハウスメーカーに工事を依頼すると、万一の不具合やトラブルが発生した際も、相談窓口が一本化されていて対応がスムーズなケースが多いです。
また、記録も残っているため、過去の施工履歴や仕様に即した工事提案が受けられます。
このような「ブランドの信頼」「対応の速さ」「品質保証」を含めた安心料として考えれば、ハウスメーカーの工事費用の高さにも納得できる部分があるでしょう。
コストと安心のバランスを見極めることが大切
価格だけを見れば、専門の防水業者に直接依頼したほうが安く済むこともあります。
しかし、誰に依頼するかによって、仕上がりや対応の質も大きく変わってくるため、費用だけで判断するのではなく、トータルのメリット・デメリットを比較検討することが大切です。
必要であれば、「第三者の診断」や「セカンドオピニオン」を活用し、適正価格で信頼できる業者に依頼する判断力を持つことも、長く安心して住まうための大事なポイントです。
防水工事を依頼する際の注意点
防水工事は建物の耐久性を左右する重要な工事ですが、知識不足のまま依頼してしまうと、不要な出費や施工トラブルにつながるリスクもあります。
特に、積水ハウスや大手ハウスメーカーの住宅では、独自の保証制度や構造的な特徴があるため、依頼前の確認が欠かせません。
ここでは、防水工事を依頼する際に押さえておきたい注意点を解説します。
火災保険・住宅瑕疵保証との関係を確認する
防水工事を検討する前に「火災保険」や「住宅瑕疵保証(かしほしょう)」の対象範囲を確認しましょう。
場合によっては、工事費用の一部がカバーされることがあります。
工事前に、保証期間・保証対象の範囲・自己負担になるケースをしっかり確認することが大切です。
訪問業者・飛び込み営業には慎重に対応
「屋根が傷んでいますよ」「無料で点検します」といった、飛び込み営業には要注意です。
こうした業者のなかには、住人の不安をあおって不要な工事を契約させたり、相場より高額な費用を請求する悪質なケースも見られます。
特に高齢者や戸建て住宅にお住まいの方が狙われやすく、口頭だけで契約を交わしてしまい、後からトラブルになる事例も少なくありません。
そのため、以下のような対応を心がけることが大切です。
- その場で契約せず、必ず一度持ち帰って家族や第三者に相談する
- 「屋根の写真」や「ひび割れ」を見せられても即決せず、自分で専門業者に点検を依頼する
- 状況に応じて国民生活センターや住宅トラブル相談窓口に相談する
信頼できる業者は、訪問販売に頼らず口コミ・紹介・地域密着型の営業が主です。
不安を感じたら断る勇気を持つことが、家を守る第一歩になるでしょう。
契約前に「内容・保証・実績」を必ず確認する
どの業者に依頼する場合でも、以下の3点は必ず契約前に確認しておきましょう。
- 工事内容が明確か:使用する防水材の種類・施工方法・工期など
- 保証内容の明記があるか:何年間、どこまでカバーするかなど
- 施工実績や資格があるか:建設業許可・建築士在籍・加盟団体など
見積書に「一式」と書かれているだけでは、あとから追加費用が発生する恐れがあります。
具体的な工事項目や数量・単価が明記されているかどうかも、信頼性を見極める大きなポイントです。
積水ハウス住宅に強い防水業者の選び方
積水ハウスの住宅は、独自の工法や資材を用いていることも多く、防水に対するアプローチが変わることも少なくありません。
適切な防水工事を行うためには、その特徴を理解し対応できる業者を選ぶことが非常に重要です。
積水ハウス住宅の施工経験が豊富か
積水ハウスの仕様に詳しい業者は、細かな施工上の注意点や最適な防水工法を熟知しています。
建物の違いを踏まえて、適切な材料選定や施工ができるかどうかは、施工品質の大きな差につながります。
実績の有無や過去の施工例を、具体的に尋ねるのがおすすめです。
建築士や防水技能士など有資格者が在籍しているか
防水工事は専門技術が必要なため、国家資格や専門技能資格を持つスタッフがいるかどうかは信頼性の目安になります。
建築士は住宅全体の構造を理解しながら施工を監督でき、技能士は専門的な防水技術を駆使します。
そのため資格保持者が関わることで、トラブル防止や高品質な仕上がりが期待できるでしょう。
また、資格だけでなく日々の研修や最新工法の導入状況も確認すると安心です。
保証制度が充実しているか
防水工事は施工後すぐに問題が出ることは少ないものの、数年後に不具合が生じる可能性があります。
施工業者がどのような保証を提供しているかは、安心して任せるための重要な要素です。
施工ミスや材料不良による雨漏りなどがあった場合に、保証期間中に無償で補修を行う体制が整っているかを必ず確認しましょう。
保証内容は、書面で明確に示されていることが望ましいです。
地元密着で評判の良い業者を選ぶ
防水工事は工事後のメンテナンスや急なトラブル対応も必要になるため、地域に根付いた業者がおすすめです。
地元の評判や口コミ・知人からの紹介などで評価をチェックし、過去の施工に対する信頼度を把握しておきましょう。
大手とは異なり迅速な対応が可能なため、長い付き合いを見据えたパートナー選びにつながります。
防水工事にはどのような依頼先がある?
防水工事を依頼する際には、主に4つの選択肢があります。
それぞれにメリットや注意点があり、住宅の状態や予算・求める工事の質によって適切な依頼先を選ぶことが重要です。
依頼先 | 特徴 | メリット | 注意点 |
ハウスメーカー | 自社で建てた住宅の設計図や工法に詳しい大手企業 | 構造や材料に精通し適切な工事が期待できる、手厚い保証やアフターサービス・一貫したメンテナンスが可能 | 費用が高くなりやすい、工事スケジュールが限られる場合がある、下請け委託で管理が見えづらいケースも |
塗装業者 | 主に外壁塗装を扱い、防水工事も請け負う場合がある | 塗装と防水の一括依頼が可能、地域密着で比較的安価なことが多い | 防水専門でない場合は工法や素材の選択肢が限られる場合がある、大規模工事対応は難しいことも |
リフォーム会社 | 住宅全体のリフォームを扱っており、防水もリフォームの一環として提供 | 防水以外のリフォームもまとめて相談可能、トータルでの住宅改善ができる | 得意分野がリフォーム会社によって異なる、大手の場合は下請けに委託することもある |
専門防水業者 | 防水工事に特化し、多様な工法や素材に対応 | 技術力や実績が豊富、最適な工法や最新技術の提案が可能、アフターケアが充実 | 信頼できる業者探しに時間がかかることがある、防水以外の工事を同時にしたい場合は基本的に他の業者への依頼が必要 |
建てたハウスメーカー以外で防水工事をすると保証はどうなる?
積水ハウスなどの大手ハウスメーカーで住宅を建てた場合、オーナー登録がされており、メーカーは建物の構造や主要部分について一定期間の保証責任を負っています。
これは建物の品質を確保し、長期にわたって安心して住めるようにするための大切な制度です。
しかし、防水工事をハウスメーカー以外の業者に依頼すると、この保証に影響が出るケースがあります。
なぜなら、ハウスメーカーは自社施工や認定業者による工事を前提に保証を発行しており、無許可の外部業者が施工した場合は工事内容の品質管理ができず、保証対象外とされる可能性があるからです。
無断で外部業者を利用すると、トラブル発生時に保証が無効となるリスクがあるため注意しましょう。
ハウスメーカー以外に依頼するメリットもある
保証が切れるリスクはありますが、専門防水業者などハウスメーカー以外に依頼することで、より技術力が高い施工やコスト面でのメリットを得られる場合もあります。
施工の質をしっかり見極め、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
防水工事の依頼から完了までの基本的な流れ
初めて防水工事を依頼する場合、どのような流れで進むのか不安に感じる方も多いでしょう。
ここでは、工事開始から完了までの一般的な流れを詳しく解説します。
- STEP
相談・問い合わせ
まずは電話やメールで防水工事の相談をします。
自宅の状況や気になる点を伝え、現地調査の予約を行うのが一般的です。
信頼できる業者であれば問い合わせに丁寧に対応し、不明点をわかりやすく説明してくれます。 - STEP
現地調査・診断
専門スタッフが実際に住宅を訪問し、屋根やバルコニー・外壁の防水状態を詳細にチェックします。
ひび割れやシーリングの劣化・雨染みの有無などを調べ、劣化原因や工事範囲を的確に判断します。
調査結果は写真などで共有され、必要な工事項目が説明されるので納得感が得られやすい段階です。 - STEP
見積もり提出
調査内容を踏まえて、使用する材料や工法・工期・費用を明記した見積もり書が提示されます。
ここでは「何をどのように施工するのか」「費用の内訳はどうなっているか」を細かく確認しておきましょう。
疑問があれば遠慮なく質問し、納得したうえで契約に進むことが大切です。 - STEP
契約・施工準備
見積もり内容に同意し契約を結びます。
工事開始日や近隣への挨拶、資材搬入の段取りなどを業者とすり合わせます。
工事中の騒音や作業時間についても、事前に説明があると安心です。 - STEP
防水工事の施工
計画に基づき、屋根やバルコニーの防水補修・塗膜の塗り替え・シーリング打ち替えなどが進められます。
状況に応じて立ち合いが可能なこともあり、進捗状況を確認できます。 - STEP
工事完了・検査
工事終了後は施工品質の最終チェックが行われ、雨漏り防止の効果を目視で確認します。
気になる点があれば指摘し、必要に応じて追加補修を依頼できることが多いです。
問題がなければ、工事完了の報告書や写真を受け取り、引き渡しとなります。 - STEP
保証書の発行・アフターケア
施工保証書が発行され、保証期間中に万が一不具合があった場合の対応や定期点検の案内もあります。
定期的なメンテナンスを受けることで、防水性能を長持ちさせることが可能です。工事後も気軽に相談できる業者かどうかは、大切なポイントです。
積水ハウスの防水工事によくある質問(Q&A)
防水工事を検討する際には、費用や保証、依頼先について多くの疑問が生まれます。
ここでは、積水ハウスの住宅に関する防水工事でよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q
積水ハウスの住宅でも防水工事は必要ですか?
A
はい。積水ハウスの住宅は高品質ですが、経年劣化による防水性能の低下は避けられません。定期的な防水工事で雨漏りや構造の腐食を防ぐことが重要です。
Q
ハウスメーカー以外の業者に防水工事を依頼しても大丈夫ですか?
A
可能ですが、保証の対象外になるリスクがあります。ハウスメーカー以外の業者に依頼する場合は将来を見据え、しっかり検討しましょう。
Q
防水工事はどのタイミングで行うのがベストですか?
A
目安として築10年〜15年ごとに点検・メンテナンスを行い、必要に応じて防水工事を実施します。雨漏りや外壁のひび割れを感じたら早めの対応が必要です。
Q
防水工事後の保証はありますか?
A
多くの防水工事には施工業者から保証が付きますが、保証内容や期間は業者によって異なります。積水ハウスの認定業者であれば、メーカーの保証も連携している場合があるため事前に確認してみましょう。
Q
自分で防水塗料を塗っても効果はありますか?
A
一時的に雨水の侵入を防げる可能性はありますが、適切な工法の知識がないまま施工すると、悪化させるリスクがあります。また、ハウスメーカーの保証対象外になる可能性もあるため、防水工事は基本的に専門業者へ依頼するのが安全です。
まとめ
積水ハウスの住宅は高品質で耐久性に優れていますが、防水性能は経年とともに劣化していきます。
屋根やバルコニー・外壁のシーリング部分など、防水機能が低下すると雨漏りや構造体の腐食・カビの発生など住宅に深刻なダメージを与えるため、適切なタイミングでの防水工事が欠かせません。
防水工事は築10年が点検と補修の目安ですが、劣化の兆候が見られた場合は、早急な対応が必要です。
積水ハウスでは定期点検時に防水状態をチェックし、最適な工法でメンテナンスを提案しているため、安心して相談できるでしょう。
住宅の寿命を延ばし快適な住環境を守るためにも、日頃から防水性能の維持に注意し、適切な防水工事を行うことが大切です。