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築50年で外壁塗装はできる?手順や塗料についても解説

築50年たっても外壁塗装をできるのか、気になっている方もいるのではないでしょうか。「実家を譲り受けたけど外壁がボロボロ」「中古物件を購入したから好みの外壁に塗りなおしたい」など、理由はさまざまです。

しかし、築50年の外壁は色あせていたり、ボロボロになっている場合もありますよね。本記事では、外壁塗装について詳しく解説します。築50年の家を塗りなおして、ピカピカにしましょう。

外壁塗装が必要な理由

家でもマンションでも、年数がたってくると外壁が色あせてくるため、塗り直しが必要になります。わざわざお金を掛けて塗りなおす必要はないのでは、と考えるかもしれませんが、外壁は雨や紫外線から家を守ってくれます。

また、塗り直しをして古いイメージを一新し、おしゃれな外観にすることもできますよ。家の資産価値を維持するためにも、外壁は定期的なメンテナンスが必要です。

外壁塗装は何年おきにするべき?

外壁塗装の目安は10年前後です。とはいえ、使用する塗料によっても違ってくるため、塗料の耐久性がどの程度なのかを把握しておくことも重要です。

また、塗料の耐久性だけでなく自然環境によっても外壁の耐久度が違ってくるため、気になるようなら一度専門家に見てもらうと良いでしょう。

外壁に不具合があるのに放っておくと外観が悪くなるだけでなく、家の中に雨水がしみ込むこともあり、家自体が劣化してしまいます。

放置しておく期間が長ければ長いほど、より補修費用が高くなっていくでしょう。そのようなことにならないためにも、外壁塗装を定期的に行うことが大切です。

築50年で外壁塗装をする手順

築50年の家でも外壁塗装を全くしたことがない、というケースもあります。または、20~30年ほど前に一度したきり、ということもあるでしょう。

外壁は、見た目だけでは劣化がわかりづらい場合もあり、家の中のリフォームを優先するとつい、後回しになってしまうこともありますよね。

ここでは、築50年で外壁塗装を行うための手順を紹介するので、外壁塗装を検討しているならぜひ、参考にしてみてください。

足場を組む

外壁塗装を行う前には、足場を組みます。外壁は屋根のところまであるため、平屋であっても足場をきちんと組んでおかなければ作業ができません。

足場は職人の安全を確保するだけでなく、良い工事をするためにも重要となっています。費用を安く抑えるために足場を組むことを省くのは、やめたほうが良いでしょう。

高圧洗浄

足場を組み終わったら、外壁全体を高圧洗浄します。高圧洗浄をすることで、長年外壁に溜まっている汚れをきれいに落とすことができます。もし見積もりに高圧洗浄が入っていなければ、注意が必要です。特に、築50年の家の外壁塗装なら、カビが付着している場合もあるため、なおさらです。

下地補修

高圧洗浄が終わったら、下地補修をします。下地補修を適当にしてしまうと、後々外壁が痛むのが早くなってしまい、耐用年数が来ていないのに再度塗り直しをする羽目になることもあります。

そのため、きちんと下地補修をしてくれる業者を選ぶようにしましょう。また、下地補修が終わったら、雨水の侵入を防ぐためにもシーリング補修を行います。

下地補修とシーリング補修が外壁塗装の出来を左右するといっても過言ではないため、この辺りをきっちりしておくことが重要です。

養生

下地補修が終われば塗装に入れますが、その前に養生をしておくことも大切です。ビニールやブルーシート、テープなどを使用して塗装をしない部分に塗料がつかないように保護しなければならないからです。

塗装

養生が終われば、塗装に取り掛かります。塗装は3つの工程に分かれていて、下塗り・中塗り・上塗りを行います。下地塗りを行うことで塗料と下地の密着性を高めることができ、中塗りをすることで塗装に厚みを持たせることができます。

また、最後に上塗りを行うことで、むらなく美しい外壁が完成します。塗装が終わって乾いたら、養生シートや足場を片付け、引き渡しを行います。

外壁塗装におすすめな塗料の種類

外壁塗装に使う塗料は、6種類あります。ここでは、塗料の種類や価格について紹介します。

塗料の種類特徴費用
アクリル塗料・価格が安い・発色が良い・耐用年数が短い1,000円~1,500円/㎡
ウレタン塗料・価格は安め・塗る場所を選ばない・耐用年数は普通
1,800円~2,500円/㎡
シリコン塗料・耐用年数が長め・製品が多く選択できる・性能は値段に比例する2,500円~3,500円/㎡
ラジカル制御形塗料・耐用年数が長い・扱う業者によって呼称が異なる・低汚染機能を備えている3,000円~4,000円/㎡
フッ素塗料・ビルやマンションの外壁におすすめ・価格は高め・耐用年数が長い3,500円~5,000円/㎡
無機塗料・高額・耐用年数がながい・公共性の高い建物に使われている4,000円~5,500円/㎡

築50年の家の外壁塗装を行うなら、それぞれの塗料について、詳しく把握しておきましょう。

アクリル塗料

アクリル塗料は、安いのが特徴の塗料です。発色も良く、鮮やかな色に塗りたい場合はおすすめといえます。ただし、耐用年数が短く5~8年程度しか持ちません。そのため、期間限定で数年だけ持てばいいという場合に使われることがよくあります。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、木でも金属でも塗ることができるため、家の外壁だけでなくウッドデッキなどにも使用される塗料です。環境の良し悪しにそこまで左右されることなく、耐用年数も7~10年程度とそれなりです。価格も低めなので、使いやすい点が魅力といえるでしょう。

シリコン塗料

シリコン塗料は、使い勝手がよく耐用年数も10~13年程度と長めで価格も安いため、一般家庭からマンションまでよく利用される塗料です。

売れ筋の塗料であるため、多くのメーカーからさまざまな製品が出ている点がメリットといえるでしょう。価格は安いものから高いものまでありますが、安いものはそれなりの性能しかないため、価格で選ぶと失敗しがちなので気を付けましょう。

ラジカル制御形塗料

ラジカル制御形塗料は、新しく出てきた塗料ですが、耐用年数が12~15年程度と長く、低汚染機能を備えている点もメリットといえます。ただし、呼称がメーカーや業者によって異なるため、わかりにくいのは欠点といえるでしょう。

フッ素塗料

フッ素塗料は、耐用年数が13~15年超と長く、ビルやマンションなどの塗り替えを頻繁に行うことが難しい建物によく利用されます。

公共性の高い建物などにも使用されている塗料です。オプションを活用することで、きれいさを長持ちさせたり、耐用年数を長くしたりする場合に役立ちます

無機塗料

無形塗料は、塗料の中でもっとも高額であり、なおかつ耐用年数が15~20年超と飛びぬけて長い塗料でもあります。そのため、頻繁に塗り直しが難しい建物や公共性の高い建物などに使用されています。

まとめ

外壁は、劣化具合がよほど進まなくては気づけない場合があります。特に、毎日見ているならなおさら、劣化が進んでいることがわからないですよね。

そのため、ある程度年数で計算をして、定期的にプロにメンテナンスを依頼することをおすすめします。築50年の家を外壁塗装したいというなら、しっかりとした下地補修をしてくれる優良な業者を選ぶようにしましょう。

また、外壁塗装に使う塗料も、業者と相談して目的や予算に応じて選ぶことが重要です。塗料はにおいを発するため、隣近所への配慮も忘れないようにしてください。

築50年の家も、外壁を塗り直すことでピカピカに生まれ変わらせることができます。まずは一度、業者に問い合わせてみましょう。

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