2024.07.03
一戸建ての防水工事費用の相場とは?屋根防水や外壁防水について解説
一戸建て住宅の防水工事は、屋根やベランダ、外壁を雨水や湿気から守り、家を長持ちさせるための大切なメンテナンスです。
住宅の防水性を高めることで、雨漏りや劣化を防ぎ、長期間快適に住み続けることができます。また、防水工事の種類には、屋根や屋上に使われるウレタン防水やシート防水、耐久性に優れたアスファルト防水、ベランダ向けのFRP防水などがあり、費用は施工内容や塗装の種類により異なります。
本記事では、一戸建て住宅の防水工事の内容を解説しつつ、防水工事の種類や費用相場、業者選びのコツ、防水工事が必要な時期など、具体的な情報をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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一戸建て住宅の屋上防水工事とは?費用はどれくらいかかるの?
一戸建て住宅の屋上は、雨風や直射日光に常にさらされているため、防水対策が重要です。屋上防水工事は、建物の寿命を延ばし、雨漏りによる被害を防ぐために欠かせないものです。
屋上防水工事には、ウレタン防水、塩化ビニールシート防水、FRP防水、アスファルト防水など、さまざまな種類があります。それぞれの工法にはメリットとデメリットがあるため、建物の構造や予算、使用用途などを考慮して最適な工法を選ぶ必要があります。
一戸建ての防水工事の費用相場は、いくつかの要因によって異なります。例えば、防水の範囲や材料、地域などです。一般的には、約50万円から200万円が相場とされていますが、大規模な工事や高級な材料を使用する場合は、それ以上になることもあります。
費用相場について詳しい内容を別項目で解説しているので、そちらも参考にしてみてください。
屋上・屋根の防水加工におけるポイント
屋上や屋根の防水加工は、建物の耐久性を高め、雨漏りを防ぐために非常に重要です。適切な防水加工を行うことで、建物の寿命を延ばし、快適な生活空間を維持することができます。
防水加工のポイントは、適切な防水材の選択、施工の丁寧さ、定期的なメンテナンスです。
適切な防水材の選択は、建物の構造や用途、気候条件に合わせて行う必要があります。施工の丁寧さも重要で、隙間や重ね合わせ部分の処理をしっかり行うことで、雨漏りを防ぐことができます。また、防水層は、経年劣化によって性能が低下していくため、定期的に点検を行い、必要に応じて補修を行うことで、防水効果を維持することができます。
適切な防水加工を行うことで、建物の耐久性を高め、快適な生活空間を維持することができます。
一戸建て住宅での屋根・屋上の防水工事の種類|メリット・デメリットも紹介
一戸建て住宅の屋根や屋上は、雨風や紫外線に常にさらされており、防水対策が非常に重要です。防水工事には様々な種類があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。
ここでは、一戸建て住宅でよく使われるウレタン防水、塩化ビシート防水、FRP防水、アスファルト防水について、それぞれの特徴や用途について簡単に説明します。それぞれの防水工事の詳細については、専門業者にご相談ください。
一戸建ての防水工事の種類1.ウレタン防水工事のメリットとデメリット
ウレタン防水工事は、一戸建て住宅の屋根や屋上など、様々な場所に使用できる汎用性の高い防水工事です。液状のウレタン樹脂を塗布して防水層を作るため、複雑な形状にも対応しやすいのが特徴です。
メリットとしては、耐久性が高い、柔軟性が高い、施工が容易という点が挙げられます。ウレタン樹脂は、紫外線や雨風などに強く、長期間にわたって防水効果を発揮します。また、伸縮性に優れているため、屋根や屋上のわずかな動きにも追従できます。ひび割れなどが発生しにくく、建物への負担を軽減します。液状のウレタン樹脂を塗布するだけなので、比較的短時間で施工が完了します。
一方で、デメリットとしては、温度に影響されやすい、塗布厚が重要、価格が高いという点が挙げられます。ウレタン樹脂は、気温が低いと硬化しにくく、高温になると軟化しやすいため、施工可能な時期が限られます。また、防水効果を発揮するためには、一定の厚さで塗布する必要があります。施工不良や厚みが不足すると、防水効果が低下する可能性があります。さらに、ウレタン防水工事は、他の防水工事に比べて価格が高い傾向があります。
ウレタン防水工事は、耐久性や柔軟性など、多くのメリットを持つ一方で、温度や施工の精度に注意が必要です。適切な施工を行えば、長期間にわたって建物を保護することができます。
一戸建ての防水工事の種類2.塩化ビシート防水工事のメリットとデメリット
塩化ビシート防水工事とは、塩化ビニル製のシートを屋根や屋上に敷き、接着剤や機械で固定する防水工事です。
メリットとしては、価格が比較的安価で、施工が容易な点が挙げられます。また、耐久性にも優れており、長期間にわたって防水効果を発揮します。さらに、軽量なので、既存の屋根への負担が少なく、改修工事にも適しています。
デメリットとしては、耐熱性に劣り、高温になる場所には不向きな点が挙げられます。また、シートの継ぎ目部分から水が浸入する可能性があり、定期的なメンテナンスが必要となります。さらに、塩化ビシートは紫外線に弱く、劣化しやすいという側面もあります。
一戸建ての防水工事の種類3.FRP防水工事のメリットとデメリット
FRP防水工事は、繊維強化プラスチックを用いた防水工事です。軽量で施工が容易なため、近年注目されています。FRP防水工事には、耐久性が高い、軽量で施工が容易、柔軟性があり、複雑な形状にも対応可能、接着剤を使用するため、防水層と下地との密着性が高いといったメリットがあります。一方で、他の防水工法に比べて価格が高い、施工に熟練した技術者が必要、紫外線に弱く、定期的なメンテナンスが必要といったデメリットも存在します。FRP防水工事は、耐久性や施工のしやすさなど多くのメリットがある一方、価格やメンテナンスの必要性など、デメリットも存在します。
これらのメリットとデメリットを比較検討し、自邸に最適な防水工法を選択することが大切です。
一戸建ての防水工事の種類4.アスファルト防水工事のメリットとデメリット
アスファルト防水工事は、一戸建て住宅の屋根やベランダなどの防水工事によく用いられる方法です。メリットは、他の防水方法と比較して価格が安いこと、施工が比較的簡単で、短期間で完了できること、耐久性があり、長期間の使用に耐えられることです。一方で、デメリットとして、熱による劣化がしやすいこと、柔軟性に欠けるため、建物に大きな動きがあるとひび割れが発生しやすいこと、補修が難しいことなどが挙げられます。近年では、環境負荷の観点から使用が減少していることも、デメリットとして挙げられます。
アスファルト防水工事は、価格が安く、施工が簡単なことから、コストパフォーマンスの高い防水方法として人気があります。しかし、熱による劣化や柔軟性の低さなどのデメリットも考慮する必要があります。
一戸建ての防水工事の費用相場を解説
一戸建ての防水工事の費用は、工事の種類や面積、建物の構造によって大きく異なります。一般的な目安としては、屋根の防水工事で約50万円~100万円、ベランダの防水工事で約10万円~30万円程度です。しかし、これはあくまで参考価格であり、実際の費用は現場調査や見積もりによって確定します。
一戸建ての防水工事の費用相場を、わかりやすく表にまとめました。
防水工事の範囲 | 費用相場 | 備考 |
---|---|---|
屋根防水 | 約50万円〜100万円 | 材料や工法によって変動 |
外壁防水 | 約30万円〜80万円 | 高所作業の場合、足場代が追加になることも |
ベランダ・バルコニー防水 | 約10万円〜30万円 | 床材や防水シートの種類で変動 |
基礎防水 | 約20万円〜50万円 | 地下室がある場合、高めになることが多い |
全体防水 | 約100万円〜200万円 | 全体的な防水工事を包括的に実施 |
この表は、一般的な費用相場を示したもので、実際の費用は工事内容や使用する材料、地域などによって異なる場合があります。複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
防水工事の費用は、材料費、人件費、工事費などの合計金額で決まります。材料費は、使用する防水シートの種類や厚さによって異なります。人件費は、工事の規模や難易度によって異なります。工事費は、足場代や処分費用などが含まれます。
防水工事は、建物の寿命を長く保つために非常に重要な工事です。雨漏りを防ぐだけでなく、建物の劣化を防ぐ効果もあります。そのため、防水工事を行う際は、信頼できる業者に依頼することが重要です。業者選びの際には、実績や評判、保証内容などを確認するようにしましょう。
一戸建て住宅のベランダ防水工事の費用相場
一戸建て住宅のベランダ防水工事の費用相場は、ベランダの広さや使用する防水材の種類、工事の難易度によって大きく異なります。
一般的なベランダの場合、面積が5㎡から10㎡程度で、ウレタン防水やFRP防水などの工法が採用されることが多いです。費用相場は、約10万円から30万円程度とされています。ただし、ベランダの形状が複雑であったり、老朽化が進んでいて補修が必要な場合は、費用がさらに高くなる可能性があります。また、ベランダ防水工事には、下地処理や排水口の処理、仕上げなど、様々な工程が含まれており、工事業者によって料金設定が異なるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
一戸建て住宅で防水工事が適切な時期とは?
防水工事は、建物の寿命を左右する重要な要素です。屋根や外壁の防水層が劣化すると、雨水が侵入し、建物内部に深刻なダメージを与える可能性があります。
雨漏りは、建物の構造を弱体化させ、カビや腐食の原因となり、健康にも悪影響を及ぼすことがあります。そのため、防水工事は、建物の維持管理において非常に重要です。防水工事が必要な時期を判断するには、建物の築年数や劣化状況、地域気候などを考慮する必要があります。築年数が経過している建物や、雨漏りなどの劣化症状が見られる場合は、早急に専門業者に相談し、適切な防水工事を行うことが大切です。定期的な点検も、防水層の劣化を早期に発見し、適切な対策を講じるために有効です。
一戸建て住宅で雨漏り劣化症状が出ている場合はすぐに対処する
雨漏りなどの劣化症状は、放置すると深刻な被害につながる可能性があります。屋根や外壁の防水層が破損し、雨水が建物内部に侵入することで、木材腐朽やシロアリ被害、カビ発生など、様々な問題を引き起こす可能性があります。また、雨漏りによる建物の構造的弱体化は、安全面においても大きなリスクとなります。
早期発見が重要で、放置せずに専門業者に相談し、適切な対策を講じることをおすすめします。
一戸建て住宅の防水工事業者を選ぶコツを紹介
一戸建ての防水工事では、信頼できる業者選びが重要です。
なぜなら、業者の技術力や経験によって、工事の品質や耐久性が大きく左右されるからです。
信頼できる業者を選ぶためには、いくつかのポイントがあります。
- 施工経験が豊富で、実績のある業者を選びましょう。
- 防水工事に関する資格を取得している業者を選びましょう。
- 施工後の保証内容が充実している業者を選びましょう。
- アフターサービスが充実している業者を選びましょう。
- 見積もり内容が明確で、分かりやすい業者を選びましょう。
これらの項目を比較検討し、信頼できる業者を選びましょう。
一戸建ての防水工事費用の相場についてまとめ
一戸建ての防水工事は、雨漏りや建物の劣化を防ぐために非常に重要なものです。屋根や外壁の防水工事には、ウレタン防水、塩化ビニールシート防水、FRP防水、アスファルト防水など様々な種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。適切な防水工事を選択し、定期的なメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばすことができます。
大規模修繕工事・防水工事・外壁塗装・外壁補修参引用、参考サイト
国土交通省
特定非営利活動法人集合住宅管理組合センター
公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会
一般社団協会マンション管理業協会
一般社団法人日本防水協会
日本ペイント
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
一般社団法人 マンション大規模修繕協議会
日本ウレタン建材工業会
FRP防水材工業会
株式会社ダイフレックス(シーカ・ジャパン株式会社)