コラム    

鉄筋コンクリート外壁の建物防水工事と費用について解説|防水塗料の種類や効果とは

鉄筋コンクリート(RC)構造の建物は、強度が高い一方で、外壁や屋上の防水が不十分だと雨漏りやひび割れが発生しやすくなります。

外壁の防水工事や屋上防水、コンクリート外壁の塗装は、建物を守るために欠かせないメンテナンスです。
防水工事にはさまざまな方法があり、費用や塗料の選び方も重要なポイントになるでしょう。

この記事では、鉄筋コンクリートの外壁に防水塗料を施すメリットや、防水塗料の選び方、施工の注意点などを解説します。また、防水工事の費用相場も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

防水工事を行うことで、建物の寿命を延ばし、美観を維持することができます。快適で安全な暮らしを守るためにも、ぜひ防水工事について考えてみてください。

防水工事なら新東亜工業
新東亜工業HP

新東亜工業が選ばれる理由

  • 仲介業者を介さない工事で余分な外注費をカットできる
  • 確かな品質と施工スピードが強み
  • お客様満足度脅威の98%
  • 個人宅以外にマンションなどの大規模修繕にも対応

\\中間マージン0だから他社より安い//

鉄筋コンクリート外壁の建物の特徴について

鉄筋コンクリート(RC)外壁を採用した建物は、その強度と耐久性に優れた特性を持っています。RC構造は、鉄筋とコンクリートを組み合わせたもので、非常に強固で耐震性が高く、地震や風圧などの外部からの影響を受けにくい特徴があります。ここでは、鉄筋コンクリート外壁の建物が持つ主な特徴について解説します。

高い耐久性と耐震性

鉄筋コンクリートは、鉄筋の引張強度とコンクリートの圧縮強度を組み合わせることで、非常に強固な構造を作り上げます。そのため、地震や風圧に対する耐久性が高く、大きな自然災害にも耐えられる能力があります。このため、高層ビルや耐震性が求められる施設に広く使用されています。

防音性と断熱性

鉄筋コンクリート外壁は、音を吸収し伝えにくいため、非常に優れた防音性を持っています。これにより、都市部の騒音や外部の音を遮断し、静かな室内環境を作ることができます。また、コンクリートの密度が高いため、ある程度の断熱性も備えており、外気温の影響を受けにくいです。しかし、鉄筋コンクリートは完全な断熱材ではないため、追加の断熱処理が必要な場合もあります。

火災に強い

鉄筋コンクリートは不燃性の材料であり、火災に非常に強い特性を持っています。火災時に建物が崩れることが少なく、内部の火の広がりを抑える効果があります。そのため、高層ビルや重要施設の建築においては、安全性が重視されるため鉄筋コンクリートが選ばれることが多いです。

メンテナンスの必要性

鉄筋コンクリート外壁は非常に耐久性が高いですが、長期間使用しているとひび割れやコンクリートの剥離が発生することがあります。このため、定期的な点検や補修が必要です。また、鉄筋が内部で錆びることによりコンクリートの膨張が起こる「鉄筋腐食」によって、建物の強度が低下することもあるため、適切な防水や防錆処理が重要です。

デザインの自由度

鉄筋コンクリート外壁は、非常に形状を自由にデザインできる点も大きな特徴です。複雑な形状や意匠を施した外観にすることができ、モダンでスタイリッシュなデザインを作り出すことができます。また、外壁の仕上げにさまざまな素材や塗装を施すことができ、デザインの幅が広がります。

長寿命

鉄筋コンクリート外壁は、非常に長い寿命を持つため、耐用年数が長いという利点があります。定期的なメンテナンスを行うことで、50年、100年単位で建物を使用することができます。これにより、長期的なコストパフォーマンスに優れています。

鉄筋コンクリート外壁を採用した建物は、その高い耐久性、耐震性、そして防音性や断熱性など、多くの利点を持つため、高層ビルや重要施設などで広く使用されています。しかし、そのメンテナンスが必要であることや初期のコストが高くなる点もあるため、設計段階で十分な検討が求められます。

防水工事の重要性とその効果|鉄筋コンクリート外壁の劣化は防げるの?

防水工事とは、鉄筋コンクリート外壁の劣化を防ぎ、建物の耐久性を向上させる重要な工事です。
コンクリートは一見頑丈に見えますが、実は微細な隙間があり、水が浸入すると鉄筋が錆びて膨張し、ひび割れや剥離を引き起こします。これが進行すると、建物の強度低下や雨漏りの原因となり、大規模な修繕が必要になります。防水工事を施すことで、これらのリスクを軽減し、外壁の美観を維持できるだけでなく、長期的なメンテナンスコストの削減にもつながります。

また、断熱効果の向上や室内環境の快適性向上といった副次的なメリットも期待できます。適切な防水工事を行うことで、建物の寿命を延ばし、資産価値を維持することが可能になります。

鉄筋コンクリート外壁における防水工事の種類と特徴

防水工事にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や適用範囲が異なります。以下の表に主要な防水工事の種類とその特徴をまとめました。

防水工法特徴メリットデメリット主な適用箇所
ウレタン防水液状のウレタン樹脂を塗布し、防水層を形成施工が簡単で継ぎ目がないため防水性が高い。柔軟性があり、伸縮に対応可能経年劣化により表面がひび割れしやすい。定期的なトップコート塗り替えが必要屋上、ベランダ、バルコニー、外壁
FRP防水ガラス繊維強化プラスチック(FRP)を用いた防水工法耐久性・耐水性が高く、硬質で強度がある。軽量で耐衝撃性も優れる施工には熟練技術が必要。ひび割れが発生しやすいバルコニー、屋上、浴室
アスファルト防水アスファルトを含んだシートを貼り重ねて施工耐久性が高く、広範囲の防水に適している施工に時間がかかり、重量があるため建物への負担が大きい屋上、大型施設、地下構造物
シート防水(塩ビ・ゴム)防水シートを貼り付ける工法施工が簡単で、耐久性が高い。シートの種類によって耐候性・耐薬品性に優れるシートの継ぎ目から水が浸入する可能性がある。破損した場合、部分補修が難しい屋上、バルコニー、外壁
セメント系防水セメント系の防水材を塗布または吹き付ける工法コンクリートとの密着性が高く、ひび割れの補修にも適している施工には技術が必要で、硬化時間が長い外壁、地下構造物、プール

防水工法の選定は、建物の用途や環境、施工コストなどを考慮する必要があります。それぞれの特徴を理解し、適切な防水工事を施すことで、建物の耐久性向上とメンテナンスコストの削減が可能になります。

コンクリートに防水塗料を施すべき理由

コンクリートは、耐久性に優れた素材ですが、防水対策が不十分だと経年劣化が早まります。防水塗料を施すことで、コンクリートの劣化を防ぎ、建物の寿命を延ばすことができます。

防水塗料は、コンクリートに浸透し、水分の侵入を防ぎます。また、塗膜を形成することで、表面からの水の浸入も防ぎます。これにより、コンクリートの内部に水分が浸透しにくくなり、ひび割れや腐食を防ぐことができます。

さらに、防水塗料は、コンクリートの美観を保持する効果もあります。コンクリートは、経年劣化によって白華現象や黒ずみなどの汚れが発生します。防水塗料は、汚れの付着を防ぎ、コンクリートの美観を保持することができます。

これらのことから、コンクリートに防水塗料を施すことは、建物の耐久性と美観を維持するために重要です。

コンクリートとは何か

コンクリートは、セメント、水、骨材(砂利や砂)を混ぜ合わせて固めた人工石です。セメントが水と反応して硬化することで、強度と耐久性を持ち、幅広い用途で使用されています。コンクリートは、鉄筋コンクリートのように鉄筋を組み合わせてさらに強度を高めることも可能です。

コンクリートは、その優れた性能から、建物の基礎、壁、床、道路、橋など、さまざまな建築物に使用されています。高耐久性、耐火性、耐水性に優れているため、長期にわたって使用することができ、ライフサイクルコストが低いというメリットもあります。

コンクリートの防水塗料を選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。

  • 防水塗料のタイプ:1液型と2液型があります。1液型は扱いやすく、DIYにも向いています。2液型は耐久性が高く、プロの施工が必要です。
  • 水性と油性:水性塗料は環境に優しく、臭いが少ないですが、耐久性が低い傾向があります。油性塗料は耐久性が高いですが、臭いが強く、環境に負荷がかかります。
  • グレード:防水性の強さや耐久性によってグレードが分けられています。用途に合わせて適切なグレードの塗料を選びましょう。

コンクリートは多孔質であるため、水などが浸透しやすく、内部の鉄筋を錆びさせたり、コンクリートの劣化を早めたりする原因となります。防水塗料を施すことで、コンクリートへの水の浸入を防ぎ、耐久性を向上させることができます。

また、防水塗料は、コンクリートの表面を保護し、汚れや傷を防ぐ効果もあります。コンクリートの美しさを保ち、メンテナンスを容易にすることができます。

コンクリートの防水塗料の選び方

コンクリートの防水塗料の選び方についてご紹介します。

適切な防水塗料を選択するために、以下の点を考慮する必要があります。

  • 1液・2液の違い: 1液型は扱いやすく、2液型は耐久性が高い傾向があります。
  • 水性と油性の比較: 水性塗料は環境に優しいですが、油性塗料の方が耐久性が高い傾向があります。
  • グレードの違い: グレードによって耐久性や価格が異なります。

防水工事の費用は、建物の規模や使用する塗料の種類によって異なります。 一般的には、1平方メートルあたり1,000円から5,000円程度が目安となります。

防水塗料の選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

  • 防水塗料の選び方:1液・2液の違い
  • 防水塗料の選び方:水性と油性の比較
  • 防水塗料の選び方:グレードの違い

防水塗料の選び方:1液・2液の違い

鉄筋コンクリートの外壁防水には、1液型と2液型の防水塗料があります。どちらも特徴とメリット・デメリットがあります。

1液型は準備が簡単で施工性に優れており、硬化速度が速いため、短時間で防水効果を得られます。また、2液型に比べて安価です。しかし、1液型は耐久性が低く、数年で塗り替えが必要になる場合があります。

2液型は主剤と硬化剤を混ぜ合わせることで硬化するタイプです。1液型に比べて耐久性が高く、塗り替えの頻度が少なくなります。しかし、2液型は高価です。また、硬化速度が遅いため、施工には時間がかかります。

どちらのタイプを選ぶかは、予算耐久性によって異なります。耐久性を重視する場合は2液型、コストを抑えたい場合は1液型が適しています。

防水塗料の選び方:水性と油性の比較

鉄筋コンクリートの外壁は、耐久性に優れていますが、経年劣化によって防水機能が低下することがあります。 防水機能の低下は、建物の耐久性や美観に悪影響を及ぼすため、定期的な防水工事が必要となります。

防水塗料には、水性と油性の2種類があります。 水性防水塗料は、環境に優しく、臭いが少なく、乾燥が早いですが、油性防水塗料に比べて耐候性や耐久性が劣ります。 油性防水塗料は、耐候性や耐久性に優れていますが、乾燥が遅く、臭いが強く、環境負荷が高いです。

一般的には、耐候性や耐久性の高い油性防水塗料が使用されることが多いですが、環境や臭いへの配慮が必要な場合は水性防水塗料を選択することもできます。

鉄筋コンクリートの防水塗装の費用相場は、建物の規模や施工面積、使用する防水塗料の種類などによって異なりますが、一般的には1平方メートルあたり2,000円〜4,000円程度が目安となります。

防水工事は、建物の耐久性や美観を維持するために必要なメンテナンスです。 適切な防水工事を行うことで、建物の寿命を延ばし、快適な居住環境を維持することができます。

防水塗料の選び方:グレードの違い

鉄筋コンクリート外壁の建物の防水工事には、様々な種類の防水塗料が用いられます。その中でも、グレードの違いは大きな要素となります。

一般的に、防水塗料はグレードによって耐久性や耐候性、価格などが異なります。高いグレードの防水塗料は、耐久性や耐候性に優れており、長期間にわたって防水効果を維持することができます。しかし、その分価格も高くなります。

鉄筋コンクリート外壁の建物防水工事においては、建物の構造や環境によって最適なグレードの防水塗料が異なります。例えば、高層ビルや海岸近くの建物など、過酷な環境にさらされる場合は、高いグレードの防水塗料を選択する必要があります。

防水塗料の特徴をまとめると、以下のようになります。

グレード特徴
1液型施工が簡単で、比較的安価
2液型1液型よりも耐久性や耐候性に優れている
ウレタン系耐久性、耐候性に優れているが、価格が高い
シリコン系耐久性、耐候性に優れ、汚れにくい
フッ素系最も耐久性、耐候性に優れているが、価格が非常に高い

鉄筋コンクリート外壁の建物防水工事においては、専門業者に相談して、建物の構造や環境に適したグレードの防水塗料を選択することが重要です。

また、鉄筋コンクリート外壁の建物防水工事の費用相場は、建物の規模や構造、使用する防水塗料の種類などによって異なります。一般的に、1平方メートルあたりの単価は、1,000円から5,000円程度です。

例えば、100平方メートルの鉄筋コンクリート外壁の建物防水工事の場合、費用相場は10万円から50万円程度となります。

ただし、これはあくまでも目安であり、実際に必要な費用は業者によって異なります。鉄筋コンクリート外壁の建物防水工事の費用については、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討することが重要です。

コンクリートに防水塗料を施す際の注意点

コンクリートは多孔質であるため、防水塗料を塗布する前にしっかりと下地処理を行うことが重要です。コンクリート表面の汚れや埃、ひび割れなどは、塗料の密着を妨げ、防水効果を低下させてしまいます。

防水塗料は、水性と油性、1液と2液など、さまざまな種類があります。使用する場所や環境、下地の状態に合わせて適切な塗料を選ぶことが大切です。

防水塗料は、塗膜が厚すぎても薄すぎても防水効果が低下してしまいます。適切な塗膜厚さを確保するために、塗料の説明書をよく読み、指定された回数と厚さで塗布する必要があります。

防水塗料は、塗布後、十分に乾燥させる必要があります。乾燥が不十分なまま次の工程に進むと、塗膜に不具合が生じる可能性があります。

雨や雪が降っているときや、湿度の高いときは防水塗料を塗布しないようにしてください。塗料がうまく乾燥せず、防水効果が低下してしまいます。

これらの点に注意して、適切な方法でコンクリートに防水塗料を施せば、建物の防水性を高め、耐久性を向上させることができます。

おすすめの防水塗料を目的別に紹介

様々な用途に適した防水塗料が紹介されています。 DIY、基礎、一般家屋の外壁や床、食品工場や厨房の床、屋外床など、幅広いニーズに対応した塗料が揃っています。

それぞれの防水塗料の詳細については、以下をご確認ください。

DIY向けのおすすめ防水塗料|メリットとデメリット

DIYで防水対策を行うメリットは多くあります。

  • コスト削減: プロに依頼するよりも安く済みます。
  • 施工期間が短い: プロに依頼するよりも早く工事が完了します。
  • 自分のペースで施工できる: プロに依頼するよりも自分のペースで施工できます。

DIY向けのおすすめ防水塗料はいくつかあります。

  • ウレタン樹脂塗料: 耐久性が高く、防水効果が長持ちします。
  • シリコン樹脂塗料: 耐候性が高く、紫外線に強いのが特徴です。
  • フッ素樹脂塗料: 耐久性、耐候性、耐汚染性に優れた最高級の塗料です。

防水塗料を選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。

  • 塗る場所: 屋内か屋外か、コンクリートなのかモルタルなのかなど、塗る場所によって適した塗料が異なります。
  • 予算: 防水塗料はピンからキリまであります。予算に応じて選ぶようにしましょう。

防水塗料の施工方法は、塗料の種類によって異なります。必ず施工方法を確認してから施工するようにしましょう。

DIYで防水対策をすることで、建物の寿命を延ばすことができます。防水塗料を選ぶ際には、塗る場所や予算などを考慮して選ぶようにしましょう。

基礎部分向けのおすすめ防水塗料

基礎部分の防水対策は、鉄筋コンクリート造の建物の安全性と耐久性を維持するために重要です。基礎は建物を支える重要な構造であり、その防水性能が低下すると、建物の安全性や耐久性に大きな影響を与えるからです。

基礎の防水対策には様々な方法がありますが、近年では防水塗料が広く用いられています。防水塗料は、基礎表面に塗布することで、水の浸入を防ぐ効果があります。特に、弾性塗料やウレタン塗料は、柔軟性や耐久性に優れているため、基礎防水に適しています。

基礎向けのおすすめ防水塗料は以下の通りです。

  • ウレタン塗料: 2液混合型の塗料で、塗膜が固くて耐久性に優れています。耐水性、耐薬品性、耐候性にも優れており、水回りや屋外の基礎部分に適しています。
  • 弾性塗料: 1液型の塗料で、塗膜が柔軟でひび割れに強いのが特徴です。コンクリートのひび割れや目地部分にも塗布でき、基礎防水に適しています。
  • エポキシ樹脂塗料: 2液混合型の塗料で、塗膜が固くて耐薬品性に優れています。特に、酸やアルカリに強い性質があり、工場や倉庫などの基礎部分に適しています。

基礎向け防水塗料を選ぶ際には、塗料の種類だけでなく、塗布面積や予算なども考慮する必要があります。また、施工方法やメンテナンス方法についても、事前に確認しておきましょう。

一般家屋の外壁や床向けのおすすめ防水塗料

一般家屋の外壁や床には、以下の防水塗料がおすすめです。

  • シリコン樹脂塗料: 耐候性・耐水性に優れ、汚れも付きにくい。外壁や屋根に適している。
  • フッ素樹脂塗料: 高い耐候性・耐水性に加え、汚れも付きにくい。外壁や屋根に適しているが、価格が高め。
  • ウレタン樹脂塗料: 低コストで施工しやすい。屋内外の床やベランダに適している。
  • アクリル樹脂塗料: 低コストで作業性も良いが、耐久性は低い。屋内壁や天井に適している。

選ぶ際には、耐久性、耐水性、汚れにくさ、価格などを考慮しましょう。

食品工場や厨房の床向けのおすすめ防水塗料

食品工場や厨房の床は、衛生面や安全面から、防水性の高い塗料が求められます。ここでは、食品工場や厨房の床に適した防水塗料を紹介します。

食品工場や厨房の床に適した防水塗料には、ウレタン系防水塗料、エポキシ系防水塗料、アクリル系防水塗料などがあります。

ウレタン系防水塗料は、耐久性が高く、耐薬品性にも優れています。2液混合タイプが多く、硬化後は硬くて強い被膜を形成します。溶剤系と水性系があり、溶剤系は耐薬品性に優れ、水性系は臭いが少ないという特徴があります。

エポキシ系防水塗料は、耐薬品性や耐水性に優れています。2液混合タイプが多く、硬化後は硬くて強い被膜を形成します。溶剤系と水性系があり、溶剤系は耐薬品性に優れ、水性系は臭いが少ないという特徴があります。

アクリル系防水塗料は、速乾性が高く、臭いも少ないため、食品工場や厨房の床に適しています。1液タイプが多く、施工が簡単です。耐久性はウレタン系やエポキシ系に劣りますが、価格が安価です。

食品工場や厨房の床に防水塗料を選ぶ際には、食品との接触、滑り止め、耐薬品性に注意する必要があります。食品と直接接触する床には、食品衛生法に適合した塗料を使用する必要があります。また、食品工場や厨房の床は滑りやすいので、滑り止め効果のある塗料を選ぶ必要があります。さらに、食品工場や厨房では、酸やアルカリなどの薬品が使用されるため、耐薬品性に優れた塗料を選ぶ必要があります。

屋外床向けのおすすめ防水塗料

屋外床の防水には、様々な種類の防水塗料が使用されています。それぞれに特徴とメリットがありますので、用途や好みに合わせて最適なものを選択することが大切です。

ウレタン系塗料は耐久性と弾力性に優れているため、歩行が多い場所や振動の強い場所に適しています。シリコン系塗料は耐候性と防水性に優れており、紫外線や雨風による劣化に強いのが特徴です。エポキシ系塗料は強固な塗膜を形成し、耐薬品性にも優れているため、工場や倉庫などの床に適しています。フッ素系塗料は最も耐久性が高い塗料で、耐候性、防水性、耐薬品性にも優れています。

屋外床向けの防水塗料を選ぶ際には、用途や耐久性、防水性、耐薬品性、価格を考慮する必要があります。上記の情報をもとに、最適な防水塗料を選び、屋外床を長持ちさせましょう。

鉄筋コンクリートの防水塗装の費用相場とは

鉄筋コンクリートの建物は耐久性が高く、メンテナンスが少なく済むと思われがちですが、外壁の防水工事は必要不可欠です。防水機能が低下すると雨水などが内部に浸入し、鉄筋の腐食やコンクリートの劣化を招き、建物の寿命を縮めてしまいます。

防水工事には様々な工法がありますが、鉄筋コンクリートの場合、主にウレタン塗料やFRP防水、シート防水などが採用されます。これらの工法の費用相場は、以下の表の通りです。

工法費用相場
ウレタン塗料3,000~5,000円/㎡
FRP防水4,000~8,000円/㎡
シート防水4,000~6,000円/㎡

実際の費用は、建物の規模や形状、使用材料、施工業者によって異なります。また、足場代や調査費用なども必要になるため、事前に見積もりを取ることが重要です。

防水工事は建物の寿命を延ばす重要なメンテナンスです。適切な時期に適切な工法で施工することで、建物の美観と安全性を維持することができます。

鉄筋コンクリートの防水工事は、防水機能が低下する前に施工することが重要です。防水機能の低下は、以下の様な兆候で確認することができます。

  • 外壁にひび割れや剥離がある
  • 雨水が浸入している箇所がある
  • 鉄筋が錆びている
  • コンクリートが白っぽくなっている

これらの兆候が見られた場合は、早急に防水工事を行う必要があります。

防水工事の時期は、一般的に春か秋が適しています。夏場は気温が高く、防水材が十分に硬化しないため、施工には適していません。冬場は気温が低く、防水材が凍結する恐れがあるため、こちらも施工には適していません。

鉄筋コンクリートの防水工事には、様々な工法があります。以下に代表的な工法を紹介します。

  • ウレタン塗料防水
  • FRP防水
  • シート防水

それぞれの工法には特徴があり、建物の規模や形状、使用材料、予算に合わせて最適な工法を選択する必要があります。

鉄筋コンクリートの防水工事の費用は、建物の規模や形状、使用材料、施工業者によって異なります。一般的に、以下のような費用がかかります。

  • 防水工事本体費用
  • 足場代
  • 調査費用
  • 廃材処理費用

防水工事本体費用は、防水材の種類や施工面積によって異なります。足場代は、建物の高さや形状によって異なります。調査費用は、建物の状態を調査するために必要な費用です。廃材処理費用は、防水工事で発生した廃材を処理するために必要な費用です。

実際の費用は、見積もりを取って確認することをおすすめします。

鉄筋コンクリートの外壁防水工事の流れ

鉄筋コンクリート(RC造)の建物は、耐久性に優れていますが、経年劣化により外壁にひび割れや防水機能の低下が発生することがあります。外壁の劣化を放置すると、雨水の浸入によるコンクリート内部の鉄筋の腐食や剥落のリスクが高まり、建物の安全性が損なわれる可能性があります。ここでは、鉄筋コンクリートの外壁防水工事の一般的な流れを解説します。

鉄筋コンクリートの外壁防水工事の流れ1. 事前調査と診断

まず、外壁の現状を把握するための調査を実施します。

  • 目視調査や打診調査で、ひび割れ・剥がれ・浮きの有無を確認
  • 必要に応じて赤外線調査や水分測定を行い、内部の劣化状況を診断
  • 調査結果をもとに、補修・防水工事の計画を立案

鉄筋コンクリートの外壁防水工事の流れ2. 足場の設置と養生

安全かつ確実な施工を行うために、外壁全体に足場を設置し、飛散防止のためのメッシュシートで養生します。

鉄筋コンクリートの外壁防水工事の流れ3. 高圧洗浄

外壁表面に付着した汚れやカビ、旧塗膜の劣化部分を高圧洗浄で除去し、防水材の密着性を高めます。

鉄筋コンクリートの外壁防水工事の流れ4. 下地補修(ひび割れ・浮き・剥がれの補修)

  • ひび割れ(クラック)は、エポキシ樹脂やシーリング材で充填補修
  • 外壁の浮きや剥がれ部分は、アンカーピンニングやモルタル充填で補修
  • 劣化が進んでいる場合は、カチオン樹脂モルタルなどで補強

鉄筋コンクリートの外壁防水工事の流れ5. 防水塗装(トップコート施工)

外壁の防水性を確保するために、適切な防水塗料を塗布します。一般的な工法として、以下のような種類があります。

  • 弾性塗料(シリコン・ウレタンなど):ひび割れに追従しやすく、防水性が高い
  • 撥水塗料(フッ素系):防汚性・耐候性に優れた長期耐久タイプ

鉄筋コンクリートの外壁防水工事の流れ6. 仕上げと最終チェック

塗装後、仕上げ処理を施し、防水層の均一性や密着性を確認します。

  • 防水層の施工状態を検査し、不備があれば手直し
  • 施工完了後、足場を撤去し、周囲を清掃して工事完了

鉄筋コンクリートの外壁防水工事は、適切な下地処理と防水塗装を行うことで、耐久性を向上させ、建物の劣化を防ぐことが可能です。定期的なメンテナンスを実施し、劣化の兆候を早めに対処することが、長期的なコスト削減にもつながります。

まとめ|鉄筋コンクリート外壁に防水塗料を施して安全性と美しさを保つ

鉄筋コンクリート外壁の建物は、耐久性が高く長く使用できるというメリットがありますが、経年劣化による防水機能の低下は避けられません。放置すると、壁内部への雨水の浸入やコンクリートの劣化、鉄筋の腐食など、建物全体の寿命を縮めるさまざまな問題が発生します。

そこで、定期的な防水工事を行い、建物の安全性と美しさを保つことが重要です。鉄筋コンクリート外壁の防水工事には、主に以下の方法があります。

  • ウレタン塗膜防水: ウレタン樹脂を塗布して防水層を作る工法です。弾性があり、ひび割れに強いのが特徴です。
  • FRP防水: ガラス繊維強化プラスチック(FRP)を用いて防水層を作る工法です。強度が高く、耐久性に優れています。
  • シート防水: 塩化ビニルシートやゴムシートを貼り付けて防水層を作る工法です。施工が簡単でコストを抑えることができます。

防水工事の費用は、建物の規模や施工方法、使用する材料などによって異なりますが、一般的には1平方メートルあたり3,000円~10,000円程度が目安となります。

防水工事を行う際には、専門業者に相談し、建物の状況や予算に合わせた最適な施工方法を選択することが大切です。適切な防水工事を行うことで、鉄筋コンクリート外壁の建物を長く安全に維持することができます。

関連記事
施工実績344件突破!WEB割キャンペーン実施中!
LINE TEL MAIL