外壁塗装の作業が丸わかり!作業にかかる日数や工事中のトラブルなど徹底解説 | 株式会社新東亜工業  

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外壁塗装の作業が丸わかり!作業にかかる日数や工事中のトラブルなど徹底解説

外壁塗装は、住宅や建物の外側を保護するために欠かせないメンテナンス作業です。

時間が経つにつれて、外壁の色褪せやひび割れ、劣化が進行し、建物の美観や耐久性に影響を与えかねません。

外壁塗装は、それらの問題を解決し、建物を美しく保ち、長持ちさせるために必要な作業です。

この記事では、外壁塗装に関する作業内容や作業にかかる日数、工事中に起こりうるトラブルなどについて解説していきます。

外壁塗装工事の流れ

外壁塗装における工事の一般的な流れは、下記のようになります。

  1. 着工前にご近所へのあいさつ
  2. 作業現場の確認・打ち合わせ
  3. 足場の組み立て・設置
  4. 高圧洗浄
  5. 養生
  6. 下地調整
  7. 下塗り
  8. 中塗り
  9. 上塗り
  10. 完了検査
  11. 足場の解体・撤収

上記に挙げたどの工程も、外壁塗装を行うにあたってとても重要なことです。

外壁塗装を行う前に、しっかり流れを把握しておきましょう。

着工前にご近所へのあいさつ回りをする

ご近所へのあいさつ周りは、作業による騒音や塗料のにおいなどが近隣住民に与える影響を軽減するために行われます。

具体的には、作業着工前に近隣住民に対して事前にあいさつをすることが大切です。

作業の日程や時間帯、騒音や塗料のにおいについて説明し、ご迷惑をおかけすることがある旨を伝えます。

また、作業内容や期間についても、できるだけ詳しく説明することが重要です。

もし、作業の進捗状況や予定が変更された場合には、その都度、近隣住民に報告するようにしましょう。

さらに、ご近所へのあいさつ周りでは、近隣住民の意見を聞くことも大切です。

近隣住民からの要望や不安などに対しても、できるだけ対応するようにしましょう。

作業現場の確認・打ち合わせ

外壁塗装の作業現場の確認・打ち合わせは、施工会社と依頼者が直接会って、工事の内容や進行予定、作業場所の状況などを確認します。

具体的には、外壁塗装を行う建物の場所や状態を確認します。建物の高さや形状、壁面の材質や傷み具合などを把握し、適切な塗料や塗り方を提案することが必要です。

外壁塗装の作業現場の確認・打ち合わせは、工事の円滑な進行やトラブル回避に役立ちます。

依頼者は、施工会社としっかりと打ち合わせを行い、安心して工事を進めるようにしましょう。

足場の組み立て・設置

足場は、安全かつ効率的な外壁塗装に欠かせない重要な役割を果たすものです。

まず、足場を設置する建物の形状や高さ、周囲の環境などを調査し、調査結果に基づいて足場の設計や材料の準備を行います。

足場を組み立てる前に安全確認を行い、足場の材料を運び込み、基礎部分から順に組み立てていきます。

足場が完成したら、再度安全確認を行い、問題がなければ作業開始です。

足場を設置する際には、安全に配慮しながら作業を進めます。

足場が安定していることを確認し、必要に応じて補強材料を使用します。

また、周囲の住民や通行人に対しても、安全に配慮することが必要です。

以上のように、足場の組み立て・設置には、安全に配慮しながら作業を進めることが重要です。

足場作業は専門知識が必要なため、施工会社などの専門業者に依頼することをおすすめします。

高圧洗浄

高圧洗浄は、外壁塗装の下地処理の一つであり、汚れやホコリなどを落とすことで塗料の密着性を高めることが可能です。

手順としては、まず高圧洗浄機を用意し、水道の蛇口に接続します。

この時、周囲に飛散した水が周囲に飛び散らないように、ビニールシートなどで覆いましょう。

次に、高圧洗浄機を使って、外壁表面の汚れやホコリを除去します。

この時、高圧洗浄機の噴射口から直接水をかけると、建物の表面を傷つけることがあるため、噴射角度や距離に注意することが必要です。

高圧洗浄後は、建物表面を乾かす必要があります。

十分に乾燥させないと、塗料が密着しない場合があるからです。

高圧洗浄後は、建物表面に傷や割れ、腐食などがないか確認することも重要です。

もし、外壁に何かしらの問題があった場合は、修復する必要があります。

以上のように、高圧洗浄は外壁塗装の下地処理の一つであり、正しい手順や注意点に従って行うことが大切です。

養生

外壁塗装において、養生は建物の周囲や窓枠、屋根などの部分を塗料の飛散や汚れから守るために行われます。

まず、準備として養生に必要な材料を用意し、塗装する部位をマスキングテープやビニールシートで覆います。

養生作業中は周囲に人がいないか確認し、安全に配慮することが必要です。

次に、建物の周囲や窓枠、屋根などの部分を、マスキングテープやビニールシートで覆います。

この時、塗装する部位に密着するように貼り付けることが大切です。

また、養生材料が塗料で汚れた場合は、すぐに交換するようにしましょう。

養生が完了したら、塗装する部位が十分に覆われているか確認します。

万が一、塗装する部位が露出している場合は、再度、養生作業が必要です。

以上のように、養生は外壁塗装において欠かせない作業の一つです。

正確な養生作業は、施工会社の技術力と経験によって大きく左右されるため、信頼できる施工会社を選びましょう。

下地調整

下地調整は、外壁塗装の下地処理の一つであり、塗料が密着しやすい状態にするために行われるものです。

まず、塗装する建物の外壁表面を確認し、傷や割れ、腐食などがないか確認します。

もし問題があった場合は、修復が必要です。

次に、外壁表面に付着している汚れやホコリをブラシや高圧洗浄機などを使用して取り除きます。

もし、外壁の表面に傷や割れ、腐食などがある場合は補修が必要です。

補修方法は、材料や状態によって異なりますが、施工会社が適切な方法を提案してくれるでしょう。

さらに、下地に凸凹や段差がある場合は平滑化が必要で、平滑化作業にはパテやサンドペーパーなどを使用します。

下地調整後は、表面を乾燥させる必要があります。

十分に乾燥させないと、塗料が密着しない場合があるからです。

以上のように、下地調整は外壁塗装において重要な作業の一つなのでしっかり行いましょう。

下塗り

下塗りは、塗料の密着性や耐久性を高めるために行われる重要な工程です。

まず、下塗りに必要な材料を用意します。

下塗りには、主にプライマーという下地処理剤を使用します。

プライマーとは、下地表面を保護し、塗料の密着性や耐久性を高めるものです。

また、プライマーには防カビ効果や防錆効果もあります。

プライマー以外には、シーラーというものがあり、シーラーは、下地表面の凸凹や傷を埋めるために使われるものです。

プライマーを適量、ローラーや刷毛などを使って、外壁表面に均等に塗布します。

また、下塗りの施工時には、気温や湿度などの環境条件にも注意が必要です。

下塗りが完了したら、表面をしっかりと乾燥させましょう。

十分に乾燥させないと、上塗りがうまくできない場合があります。

以上のように、下塗りは外壁塗装において欠かせない工程です。

正確な下塗り作業は、施工会社の技術力と経験が求められます。

中塗り

中塗りは、下塗りの後、上塗りの前に行われる塗装工程であり、下塗りと上塗りの密着性を高めるために行われる工程です。

まず、中塗りに必要な材料を用意し、下地表面を清掃します。

中塗りには、主に中間塗料という塗料が使用されることが多いです。

次に、中間塗料を適量、ローラーや刷毛などを使って、外壁表面に均等に塗布します。

この時、下塗りと上塗りの間に中間塗料が入り込まないように、丁寧に施工することが重要です。

中塗りが完了したら、表面をしっかりと乾燥させましょう。

十分に乾燥させないと、上塗りがうまくできない場合があります。

中塗りが完了したら、表面を確認し、ムラや垂れがないか確認し、もし問題があった場合は、修正が必要です。

以上のように、中塗りは下塗りと上塗りの間に行われる重要な工程です。

中間塗料は、下塗りと上塗りの密着性を高めるために欠かせないものであり、施工会社が適切な種類を提案してくれます。

上塗り

上塗りは、中塗りの後に行われる最終的な塗装工程であり、外壁を美しく仕上げるために行われるものです。

外壁塗装において、下塗り、中塗り、そしてこの上塗りと3段階に分けるのが一般的な手順とされています。

まず、上塗りに必要な材料を用意し、中塗りで十分に乾燥した表面を清掃します。

また、上塗りには、主にフィニッシュ塗料という最後に塗布する塗料が使用されます。

フィニッシュ塗料を適量、ローラーや刷毛などを使って、外壁表面に均等に塗布します。

この際、中塗りと同様に丁寧な施工が必要です。

上塗りが完了したら、表面をしっかりと乾燥させます。

十分に乾燥させないと、表面が傷ついたり、色あせてしまう場合があるので注意が必要です。

上塗りの乾燥後、表面を確認し、ムラや垂れがないか確認します。

以上のように、上塗りは外壁塗装の最終工程であり、外壁を美しく仕上げるために欠かせない工程です。

フィニッシュ塗料は、色や光沢感などの外観を決定するため、適切な選択が重要になります。

完了検査

完了検査は、外壁塗装が完了した後に行われる検査であり、塗装工事の品質や仕上がりを確認するために行われるものです。

まず、完了検査を行う前に、工事の契約書や塗装工事の仕様書などを確認後、検査項目を決定し、検査に使用する道具や器具を用意します。

次に、検査員が外壁表面を目視で確認し、塗装工事の品質や色合いや光沢、塗料の厚みや均一性などの仕上がりを検査します。

検査結果をまとめた検査報告書を作成し、施工会社に提出して完了です。

報告書には、検査項目ごとの評価や指摘事項、改善要望などが含まれます。

もし検査で問題が発見された場合は、施工会社に対して改善を要請します。

また、契約書や仕様書に基づいて、適切な対応を求めることも可能です。

以上のように、完了検査は外壁塗装の品質管理に欠かせない重要な工程です。

検査を丁寧に実施し、問題があった場合は早期に対応することが、塗装工事の品質を確保するために重要となります。

足場の解体・撤収

足場の解体・撤収作業は、外壁塗装工事が完了した後に行われます。

まず、足場の解体・撤収作業を行う前に、周囲の安全確認を行います。

足場周辺の近隣住民や通行人の安全を確保するため、細心の注意が必要です。

足場の解体作業では、足場の骨組みや支柱を順番に解体していきます。

作業は上から下へと進めることが一般的です。

解体作業では、適切な工具や保護具を使用し、慎重に行います。

足場の解体が完了したら、解体した材料や部品を撤収します。

足場材料は分別し、廃棄物処理のルールに従った処理が必要です。

足場の撤収が完了したら、周囲の清掃を行います。

最後に、工事中に付着した塗料やゴミを適切に処理し、周囲をきれいに整えて完工です。

足場の解体・撤収作業は、安全性と環境への配慮が重要です。

作業は専門の業者や資格を持った職人に依頼することが推奨されます。

また、地域の法規制やガイドラインに従って作業を行うことも大切です。

外壁塗装にかかる日数

外壁塗装の作業期間は、建物の規模や状態、塗料の種類や塗り方、天候などによって異なります。

一般的には、以下のような期間が必要とされます。

作業内容作業期間
 足場の組み立て・設置 1日〜2日
 下地処理 半日〜1日
 塗料の塗布 約1週間
 仕上げ作業 1日〜2日

以上のように、外壁塗装の作業期間は、さまざまな要因によって変わりますが、目安としてはおよそ14日前後です。

外壁塗装を依頼する際には、見積書に記載された作業期間を確認し、スケジュールを立てるようにしましょう。

外壁塗装の工事中に起こりうるトラブルとは?

外壁塗装の工事中に起こりうるトラブルはいくつかあります。

代表的なトラブルを、以下に挙げていきます。

  • 天候不良による工事の遅延
  • 塗料のはげや剥がれ
  • 塗料の色ムラ
  • 安全管理の不備

天候不良による工事の遅延

天候不良が続く場合、工事の進捗が遅れることがあります。

特に、塗料が乾燥しない湿度が高い日や、雨天時には作業ができないことがあります。

塗料のはげや剥がれ

中塗りや上塗りの施工時に、塗料の密着が不十分であった場合、はげや剥がれが発生することがあります。

また、施工前の下地処理不良によっても、同様の現象が起こることがあります。

塗料の色ムラ

施工時に塗料を均等に塗布しなかった場合、色ムラが発生することがあります。

特に、大きな面積を塗る場合には、注意が必要です。

安全管理の不備

足場やはしごなどの設置や、高所作業時の安全管理が不十分であった場合、事故やトラブルが発生することがあります。

これらのトラブルを予防するためには、施工業者選びや下地処理、塗料選びなどに十分な注意を払うことが重要です。

また、工事中には定期的な現場監理を行い、トラブルを未然に防ぐよう心掛けましょう。

まとめ

ここまで、外壁塗装工事に関する下記のような事柄について解説してきました。

  • 外壁塗装工事の流れ
  • 外壁塗装にかかる日数
  • 外壁塗装の工事中に起こりうるトラブル

外壁塗装工事では数多くの作業工程があり、いずれの作業工程も外壁を長持ちさせるためにとても重要です。

また、外壁塗装工事中には、天候不良や塗料のはげ・剥がれ、色ムラ、安全管理の不備などのトラブルが起こりうることがあります。

施工業者選びや下地処理、塗料選びに十分な注意を払い、現場監理を行うことでトラブルを未然に防止するよう心掛けましょう。

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