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マンション大規模修繕の防犯対策について

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マンションの大規模修繕工事に防犯が必要な理由

マンションの大規模修繕工事は、建物の長期的な維持管理には不可欠ですが、同時に防犯上のリスクも伴います。

結論から言うと、修繕工事中は多くの作業員が出入りし、足場が組まれることで、不審者が侵入しやすい状況が生まれるため、防犯対策が必要です。

警視庁のデータによると、共同住宅での侵入窃盗は全国で8,550件発生しており、修繕工事中のマンションは特に侵入が容易になるため、注意が必要です。

マンションの大規模修繕工事の際の防犯対策について

第三者の侵入を防ぐための対策と方法

大規模修繕期間中は、第三者による侵入リスクが高まります。

このため、以下の対策が効果的です。

透過性のシートを利用

透過性のシートは、外からの視界を遮りつつ、内部からは外が見えるため、不審者が隠れる場所を減らします。これにより、防犯性が向上します。

センサーライトの導入

センサーライトは、動きを検知して自動で点灯するため、不審者を威嚇し、住民の安全を守る手段として有効です。

防犯カメラの導入

防犯カメラは、犯罪抑止に役立つだけでなく、事件発生時の重要な証拠となり得ます。

暗証番号付き足場出入り口の扉

暗証番号付きの扉は、工事関係者以外の不正な侵入を防ぎます。

警備員の巡回

警備員による定期的な巡回は、不審者の侵入を未然に防ぐ効果があります。

工事関係者を識別するための対策と方法

工事関係者の識別は、不審者の侵入を防ぐ上で重要です。

IDカードの携帯やユニフォームの着用を義務付けることで、正規の工事関係者とそれ以外の人物を区別できます。

各戸への侵入を防ぐ対策と方法

各戸への侵入を防ぐためには、窓の施錠や補助錠の設置が有効です。

また、防犯フィルムの貼付やアラームの設置も、侵入を抑止する効果があります。

住民側でできる対策

窓を全て施錠しカーテンも閉める

マンションの大規模修繕中は、窓の施錠とカーテンの使用が防犯に効果的です。

警視庁のデータによると、2019年度の侵入窃盗は全国で57,808件発生し、そのうち14.8%が共同住宅で起こっています。

大規模修繕中は特に、足場を利用した侵入が容易になるため、窓の施錠は必須です。

福岡県早良警察署の報告によると、大規模修繕中のマンションで空き巣被害が発生しています。

これは、足場が侵入の手段となり得ることを示しています。

したがって、窓の施錠とカーテンの使用は、外部からの視線を遮り、侵入の機会を減らすために有効です。

補助錠などを取り付けて対策する

補助錠の設置は、マンションの防犯性を高めるために推奨されます。

大規模修繕時には、通常の鍵だけでは不十分な場合があります。

補助錠は、侵入者にとって追加の障壁となり、侵入を困難にします。

大規模修繕中に補助錠を配布し、住民自身に窓に設置してもらう事例があります。

これにより、侵入のリスクが軽減されます。

この記事では、マンションの大規模修繕工事における防犯対策の重要性と、具体的な対策方法について解説しました。

修繕工事はマンションの価値を維持するために必要ですが、同時に防犯対策も怠らないようにしましょう。

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