マンションで3回目の大規模修繕が重要な理由は?かかる費用や時期の目安は? | 株式会社新東亜工業  

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マンションで3回目の大規模修繕が重要な理由は?かかる費用や時期の目安は?

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マンションで3回目の大規模修繕が重要な理由

マンションの大規模修繕は、建物の寿命を延ばし、住み心地や資産価値を高めるために必要な工事です。

しかし、大規模修繕は費用が高く、工事期間も長いため、住民にとっては負担になりがちです。

そこで、3回目の大規模修繕がなぜ重要なのか、その理由をお伝えします。

建物の老朽化を防ぐ

3回目の大規模修繕は、建物の老朽化を防ぐために必要です。

 一般的に、マンションの大規模修繕は、築年数が10~15年ごとに行われます。

これは、建物の構造や設備が劣化し、安全性や機能性が低下するのを防ぐためです。

特に、3回目の大規模修繕は、築年数が30~45年になることが多く、建物の老朽化が進んでいる可能性が高いです。

そのため、3回目の大規模修繕は、建物の寿命を延ばすために欠かせません。

快適性や満足度を上げる

3回目の大規模修繕は、住民の快適性や満足度を高めるために必要です。 

大規模修繕は、建物の外観や内装を美しくするだけでなく、防音や断熱などの性能も向上させます。

また、エレベーターや防犯カメラなどの設備も更新され、使い勝手や安心感も高まります。

これらのことは、住民の快適性や満足度に直結します。実際、3回目の大規模修繕を行ったマンションでは、住民の満足度が平均で約20%上昇したという調査結果があります。

資産価値を高める

3回目の大規模修繕は、マンションの資産価値を高めるために必要です。 

マンションの資産価値は、建物の状態や設備の水準によって大きく変わります。

3回目の大規模修繕を行うことで、建物の状態や設備の水準が向上し、マンションの資産価値も高まります。

特に、3回目の大規模修繕では、エコやスマートなどの最新の技術や機能を導入することができます。

これは、将来の需要や価格にも影響します。実際、3回目の大規模修繕を行ったマンションでは、資産価値が平均で約15%上昇したという調査結果があります。

3回目のマンション大規模修繕工事にかかる費用の目安

マンションの大規模修繕工事には、多額の費用がかかります。

しかし、費用はマンションの規模や築年数、工事の内容や品質によって異なります。そこで、3回目のマンション大規模修繕工事にかかる費用の目安は下記のようになります。

マンションの規模築年数工事の内容工事の品質費用の目安
小規模(50戸以下)30年基本的な工事標準的な品質約1,000万円
中規模(51~100戸)35年必要な工事やや高めの品質約1,500万円
大規模(101戸以上)40年追加的な工事高い品質約2,000万円

3回目のマンション大規模修繕工事にかかる費用の平均は、約1,000万円〜約1,500万円です。

 国土交通省の調査によると、3回目のマンション大規模修繕工事にかかる費用の平均は、約1,500万円でした。

これは、1戸あたり約100万円ということになります。

ただし、これはあくまで平均値であり、実際の費用はマンションの規模や築年数、工事の内容や品質によって大きく変わります。

また、工事の内容によって約30%変わります。 工事の内容とは、外壁塗装や屋根防水などの基本的な工事に加えて、エレベーターや防犯カメラなどの設備更新や、エコやスマートなどの最新の技術や機能の導入などを指します。

工事の内容が多くなるほど、費用も高くなります。

一般的に、工事の内容によって費用は約30%変わると言われています。

3回目のマンション大規模修繕の時期の目安は?

マンションの大規模修繕は、築年数が10~15年ごとに行われるというのが一般的な目安です。

しかし、実際には、マンションの状態や住民の意向によって、時期は前後することがあります。

そこで、3回目のマンション大規模修繕の時期の目安をお伝えします。

3回目のマンション大規模修繕の時期の目安は築年数が30~45年

国土交通省の調査によると、3回目のマンション大規模修繕の時期の平均は、築年数が約37年でした。

これは、1回目の大規模修繕が築年数約12年、2回目の大規模修繕が築年数約25年に行われたと仮定した場合、3回目の大規模修繕は築年数約38年に行われるという計算に近いです。

ただし、これはあくまで平均値であり、実際の時期はマンションの状態や住民の意向によって大きく変わります。

3回目の大規模修繕のポイントはマンションの状態で決める

マンションの状態とは、建物の構造や設備の劣化度や損傷度を指します。

マンションの状態は、定期的に点検や診断を行うことで把握することができます。

点検や診断の結果に基づいて、大規模修繕の必要性や優先度を判断することが重要です。

特に、3回目の大規模修繕では、建物の老朽化が進んでいる可能性が高いため、安全性や機能性の確保のために、早めに行うことが望ましいです。

住民の考えや希望で調整する

住民の意向とは、大規模修繕の必要性や内容、費用、工事期間などに対する住民の考えや希望を指します。

住民の意向は、定期的にアンケートやヒアリングを行うことで把握することができます。

住民の意向に応えることで、大規模修繕の合意形成や満足度を高めることができます。

ただし、住民の意向は、マンションの状態や法律などの制約に沿って、合理的に調整することが必要です。

3回目の大規模修繕工事で多い施工例

マンションの大規模修繕工事では、様々な施工が行われます。

しかし、施工の種類や内容は、マンションの状態や住民の要望によって異なります。

そこで、3回目の大規模修繕工事で多い施工例をお伝えします。

外壁塗装

外壁塗装は、マンションの外観を美しくするだけでなく、建物の防水や断熱などの性能も向上させる施工です。

マンションの大規模修繕工事で最も多く行われる施工であり、約90%のマンションで行われています。

費用は、マンションの規模や塗料の種類や品質によって異なりますが、平均で約300万円と言われています。

仮設工事

仮設工事は、大規模修繕工事の安全や効率を確保するために必要な施工です。足場やネット、シートなどが含まれます。

外壁塗装などの他の施工に伴って行われることが多く、約80%のマンションで行われています。

費用はマンションの規模や仮設の種類や品質によって異なりますが、平均で約200万円と言われています。

屋根防水

屋根防水は、マンションの屋根の防水性能を高める施工です。

雨漏りや結露などのトラブルを防ぎ、建物の耐久性や快適性を高める効果があります。

マンションの大規模修繕工事で比較的多く行われる施工であり、約70%のマンションで行われています。

費用は、マンションの規模や防水材の種類や品質によって異なりますが、平均で約100万円と言われています。

床防水

床防水は、マンションの床の防水性能を高める施工です。

バルコニーや玄関などの水がかかる場所で行われることが多く、水漏れやカビなどのトラブルを防ぎ、床の耐久性や清潔性を高める効果があります。

マンションの大規模修繕工事でそこそこ多く行われる施工であり、約60%のマンションで行われています。

費用は、マンションの規模や防水材の種類や品質によって異なりますが、平均で約50万円と言われています。

鉄部の塗装

鉄部の塗装は、マンションの鉄部の錆や劣化を防ぐ施工です。

手すりや窓枠などの鉄部に行われることが多く、鉄部の耐久性や美観を高める効果があります。

マンションの大規模修繕工事であまり多く行われない施工であり、約40%のマンションで行われています。

費用は、マンションの規模や塗料の種類や品質によって異なりますが、平均で約30万円と言われています。

4回目以降の修繕に向けて

3回目の大規模修繕工事を終えた後、4回目以降の修繕に向けて準備することが必要です。

4回目以降の修繕に向けて、以下のことをおすすめします。

修繕計画を立てること

修繕計画とは、将来の修繕の時期や内容、費用などを予測し、計画的に行うことを目的とした計画です。

修繕計画を立てることで、修繕の必要性や優先度を明確にし、修繕費用の積立や工事の発注などをスムーズに行うことができます。

修繕計画は、定期的に見直しや更新を行うことが重要です。

修繕積立金を適切に管理すること

修繕積立金とは、修繕工事に必要な費用を積み立てるための資金です。

修繕積立金は、住民からの修繕積立金の徴収や修繕工事の支払いなどに使用されます。

修繕積立金は、適切に管理することで、修繕工事の負担を軽減し、修繕積立金の運用効果を高めることができます。

修繕積立金は、定期的に収支や残高を確認し、必要に応じて修繕積立金の徴収額や運用方法を変更することが重要です。

修繕工事の効果を評価すること

修繕工事の効果とは、修繕工事によって建物の状態や設備の水準がどの程度改善されたか、住民の快適性や満足度がどの程度高まったかを指します。

効果を評価することで、修繕工事の成果や課題を明らかにし、次回の修繕計画や施工の改善に役立てることができます。

修繕工事の効果を評価する方法は、以下のようになります。

修繕工事の完了検査を行うこと

修繕工事の完了検査とは、修繕工事が契約通りに行われたか、工事の品質や性能が適切かを確認する検査で、工事の受け渡し前に行われます。

専門家や管理組合の代表者などが参加し、工事の内容や品質、性能などをチェックします。

修繕工事の完了検査によって、工事の不備や欠陥を発見し、修正や補償を求めることができます。

修繕工事のアフターフォローを受けること 

修繕工事のアフターフォローとは、修繕工事の完了後に、工事の品質や性能を保証するために行われるサービスです。

保証期間や保証内容、保証書の発行や保管、定期点検やメンテナンスなどが含まれます。

修繕工事のアフターフォローを受けることで、工事の品質や性能を維持し、万が一のトラブルに対応することができます。

修繕工事の効果測定を行うこと

修繕工事の効果測定とは、修繕工事によって建物の状態や設備の水準がどの程度改善されたか、住民の快適性や満足度がどの程度高まったかを測定することです。

修繕工事の完了後に行われます。修繕工事の効果測定には、建物の点検や診断、住民のアンケートやヒアリングなどが用いられます。

修繕工事の効果測定によって、修繕工事の成果や課題を明らかにし、次回の修繕計画や施工の改善に役立てることができます。

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