2024.03.20
マンションの大規模修繕工事の必要性とは?定義や工事の周期目安や費用相場を解説
大規模修繕や防水工事のご相談は実績豊富な新東亜工業へ
マンションやアパートの大規模修繕工事は、建物の長寿命化を実現するために必要な工事であり、外壁や屋根、配管の改修が含まれ、計画的に実施することが重要です。マンションの大規模修繕では、12年ごとの修繕周期を目安に、マンション大規模修繕を行うことで、建物の維持管理がスムーズになります。
この記事では、大規模修繕工事の必要性や費用、大規模修繕の定義や工事のタイミングについて解説し、修繕工事を進めるためのポイントを紹介します。
マンションやアパートにお住まいの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
大規模修繕とは?必要性はあるの?
大規模修繕は、建物の寿命を延ばし、住民の安全を守るために必要です。
建物は時間と共に劣化します。定期的な修繕を行わないと、小さな損傷が大きな問題に発展する可能性があります。
日本国内の多くのマンションで、10年から15年の周期で大規模修繕が行われています。
大規模修繕工事は、経年劣化によって発生する建物の不具合を解消し、その寿命を延ばすために必要な工事です。適切な時期に大規模修繕を行うことで、居住環境の維持や資産価値の向上につながります。
地震や台風からマンションなどの減災・防災を考えるためにも大規模修繕工事が必要!
大規模修繕工事ではタイルの修繕や、階段や屋上の防水など様々な部分に関わる工事を行います。予知保全や予防保全という観点でも地震や台風、大雨からの被害から守ることにつながります。
様々な災害が起きてからの修繕は困難なことが多いため、大規模修繕工事は計画を立ててしっかり行うことが重要です。
マンションの資産価値を守るなら、新東亜工業の大規模修繕工事
新東亜工業は、東京を中心にマンション大規模修繕の多くの実績を持つ専門業者として建物の寿命を延ばし、快適な住環境を提供します。
- 自社一貫施工で高品質・低コスト
新東亜工業では、調査から施工、アフターサービスまでを自社で一貫して行うため、中間マージンが発生せず、コストを抑えながら高品質な工事を実現します。 - 経験豊富な職人による確かな技術
20年以上の経験を持つ熟練の職人が最新の技術とノウハウを活かし、細部にまでこだわった施工を提供します。 - 明確な見積もりと安心の保証制度
工事内容や費用の内訳を明確に提示し、最長10年の保証を付けることで施工後も安心してお任せいただけます。
今すぐ無料相談・お見積もりを!
大規模修繕工事をご検討中の方は、ぜひ新東亜工業にご相談ください。経験豊富なスタッフが、最適なプランをご提案いたします。
大規模修繕がなぜ重要なのか

大規模修繕工事が重要なのか、理由について解説していきます。
大規模修繕の重要性1.建物の維持と安全の確保のために必要
安全な居住空間を提供するためには、建物の維持が必須です。
劣化した建物は、住民の生命や財産を脅かす可能性があります。
防水性の低下により水漏れが発生し、建物内部の損傷を引き起こすケースがあります。
このようなリスクを回避するためにも、大規模修繕が求められます。
大規模修繕の重要性2.資産価値の維持や向上のために必要
資産価値を維持し、投資としての価値を高めるためにも大規模修繕は重要です。
劣化が進むと、建物の市場価値は自然と下落します。
定期的な修繕により、建物は新築時の美観を保ち続けることができます。
その結果、資産価値の維持や向上につながります。
大規模修繕の重要性3.時代のニーズに合わせた建物の資産価値向上
時代に合わせた改修は、建物の機能性を高め、より魅力的な物件にするために必要です。
バリアフリー化や省エネ化など、新しいニーズに応える改修が求められています。
古いマンションでも、外壁や内装を改修し新設備を導入することで、新築に匹敵する価値を持たせることができます。
これにより、建物は長期にわたり魅力的な状態を保つことができます。
大規模修繕の定義について

大規模修繕は、建物の長期的な利用と安全性を確保するために行われる、計画的な修繕工事です。
では、具体的にどのような定義があるのでしょうか。
国土交通省の大規模修繕の定義
国土交通省は、大規模修繕を建物の共用部分の劣化や損傷を修復する工事と定義しています。
共用部分の修繕は、建物全体の機能性と安全性を維持するために不可欠です。
例えば、外壁の塗装や防水工事などがこれに該当します。
したがって、大規模修繕は共用部分の機能を回復し、住民の安全を守るために重要です。
建築基準法の大規模修繕の定義
建築基準法では、特に外壁タイルの全面打診調査を含む大規模修繕を義務付けています。
外壁タイルの剥離は重大な事故につながる危険があるためです。
築10年を経過した建物では、このような調査が求められます。
これにより、建物の安全性を確保し、長期的な利用が可能になります。
大規模修繕工事の周期やタイミングとは?1回目と2回目の違いも紹介
マンションやアパートは、経年劣化によって様々な不具合が発生します。これらの不具合を放置しておくと、建物の寿命を縮めたり、住環境を悪化させたりする恐れがあります。そこで、定期的に大規模修繕工事を実施する必要があります。
大規模修繕工事の周期は、一般的には12~15年と言われています。ただし、建物の構造や使用状況、地域によって異なる場合があります。回数についても、建物によって異なりますが、一般的には2~3回程度行われることが多いようです。
1回目と2回目以降の大規模修繕工事の違いや、3回目以降の大規模修繕についてなど、より詳細な情報は別途ご紹介します。
マンション大規模修繕工事の周期や回数について理解できたら、次は具体的な工事の内容や費用について調べてみましょう。
1回目と2回目以降の大規模修繕工事の違いとは?
大規模修繕工事は、建物の老朽化を防ぎ、安全性を維持するために必要な工事です。1回目と2回目以降の工事は、それぞれ目的や内容、費用が異なります。
1回目の大規模修繕工事は、防水・外壁塗装・バルコニー防水など、建物の外観や躯体を保護する工事が中心です。2回目以降の工事では、1回目の工事で修繕できなかった箇所や、経年劣化による設備の交換・更新が必要となります。また、共用部分の改修・更新や内装の改修など、居住者の快適性向上を目的とした工事も行われることが多くなります。
建物の状態や居住者のニーズに合わせて、適切な工事計画を立てることが大切です。
3回目以降の大規模修繕について
3回目以降の大規模修繕では、これまでの修繕箇所に加え、躯体部分の補修・補強、設備機器の更新、共用部分の改修、耐震補強などが必要になることが想定されます。長期的な修繕計画を立てて積立金を積み立て、工事内容や予算については居住者全員で話し合い、合意形成を図ることが重要です。
大規模修繕にかかる費用について
大規模修繕工事は、マンションやアパートなどの寿命を維持し、資産価値を保つために必要不可欠な工事です。しかし、工事費用は高額になるため、計画的な修繕積立金が必要です。
修繕積立金は、月々の管理費とは別に徴収され、将来の大規模修繕工事費用に充てられます。修繕積立金の額は、マンションの規模や築年数などによって異なりますが、一般的には月額数千円から数万円程度が目安となります。
大規模修繕工事は、通常10~15年に1回実施されます。工事内容は、外壁の塗装や防水工事、屋上の防水工事、バルコニーの防水工事、共用部分の電気設備や給排水設備の更新など、多岐にわたります。
具体的な費用は、以下の要因によって変動します。
- 建物の規模:大きな建物ほど、修繕に必要な材料や人件費が増加します
- 修繕の範囲:外壁や屋上の防水工事、共用部の塗装など、修繕の範囲が広いほど費用は高くなります
- 使用する材料:高品質な材料を使用すると、耐久性は向上しますが、それに伴い費用も上昇します
マンションなどの場合一戸あたり約100万円前後が費用相場となっており、戸数によって数百万円から数千万円となります。
計画的に修繕を行うことで、長期的にはコストを抑えることが可能です。また、定期的なメンテナンスにより、大規模修繕の必要性を減らし、結果的に費用を節約することもできます。
大規模修繕は、建物の価値を維持し、安全な居住環境を提供するために不可欠な投資です。
適切な時期に修繕を行うことで、建物の寿命を延ばし、長期的な利用が可能になります。
修繕積立金とは
大規模修繕工事とは、外壁や屋上、バルコニー、給排水管など、建物の重要な部分を一括して修繕する工事です。マンションやアパートなどの共同住宅では、10~20年程度の間隔で実施されるのが一般的です。
大規模修繕工事には多額の費用がかかるため、事前に修繕積立金を計画的に積み立てておく必要があります。修繕積立金は、管理費とは別に徴収され、大規模修繕工事やエレベーターや給排水設備の修繕などの費用に充てられます。
大規模修繕工事の費用は、建物の規模や築年数、損傷状況などによって異なりますが、一般的には数千万円から数億円程度かかります。大規模修繕工事の計画段階では、専門家による調査や診断を行い、修繕内容や工期、費用などを決定します。
大規模修繕工事は、建物の寿命を延ばし、居住者の快適な生活環境を維持するために必要な工事です。計画的な修繕積立金と適切な修繕計画によって、建物を良好な状態に維持することが重要です。
マンション大規模修繕は新東亜工業へ

新東亜工業では、大規模修繕や外壁塗装、防水工事をお考えの方に向けて長年の職人経験を活かした高品質な施工サービスを提供しています。
すべての工事は自社施工で行い無駄のない最適な提案をお約束。お客様の予算に合わせたプランニングで周辺環境への配慮も徹底して行います。
さらに、安心の10年保証と充実したアフターフォローで、お客様満足度98%を誇ります。質の高い仕上がりをお求めの方はぜひ新東亜工業へご相談ください。
代表者名 | 代表取締役:高井 強 |
電話番号 | 03-6658-5364 |
FAX番号 | 03-6658-5365 |
設立 | 平成24年1月 |
ホームページURL | https://shintoakogyo.co.jp/ |
新東亜工業の工事事例URL | https://shintoakogyo.co.jp/case/ |
代表的な保有資格・許認可 | 建設業許可 東京都都知事許可 (般-4)第142885号 一級建築士事務所 一級 東京都知事登録 第65008号 |
マンション大規模修繕ご相談の流れ|修繕工事・防水工事などお気軽にお問い合わせ下さい
新東亜工業でのマンション大規模修繕・防水工事の流れは以下になります。
- STEP
問い合わせ
- STEP
建物調査
スケジュールの調整後、現在の建物の状態を調査させていただきます。
この時に御見積に必要な建物の計測などもさせていただきます。 1時間〜2時間程度で終了します。
- STEP
お見積り
現地調査結果をもとに算出して御見積もりを作成します。その際にお伺いしたご予算など、お客様のご希望も反映させた上、ご説明に上がります。
御見積とともに、下記の資料をご用意します。
- 使用材料などのカタログ
- 工程表
- STEP
ご契約
御見積書やスケジュールにご納得いただけましたら、ご成約となります。ご納得いただけないまま進むことはありませんので、ご不明点などはお申し付けください。
- STEP
近隣の方へご挨拶
ご近所にお住まいの皆さまには、着工の1週間前に工事開始のご挨拶に伺います。
施工中はできる限りご迷惑をおかけしないよう、細心の注意を払って行います。
※建物の規模により、案内の方法や時期は異なります
- STEP
工事着工
高所の作業が必要な場合は、安全・確実な施工が行えるよう仮設足場を設置します。
また、近隣住宅や屋内へのほこりの飛散を防止するために養生にも万全を期します。
- STEP
完了&アフターフォロー
当社の保証は10年の長期保証。「おかしいな」と感じた際にはご連絡ください。速やかに対応いたします。
大規模修繕工事の工事内容について
大規模修繕工事は、マンションやビルなどの建物全体を対象に、定期的に行う大規模な改修工事です。建物の老朽化を防ぎ、耐久性・安全性・美観を維持することが目的で、一般的には築12~15年を目安に実施されます。修繕内容は建物の状況に応じて異なりますが、マンション大規模修繕の工事内容には主に以下の工事が含まれます。
大規模修繕工事の工事内容1. 外壁補修・塗装工事
外壁は風雨や紫外線の影響を直接受けるため、経年劣化が避けられません。外壁のひび割れや塗装の劣化を放置すると、雨水の浸入によるコンクリートの劣化や鉄筋の腐食につながるため、適切な補修が必要です。
- ひび割れ補修(クラック補修):コンクリートやサイディングのひび割れを埋め、防水性を回復させる。
- 外壁塗装の塗り替え:耐久性や防汚性を向上させるため、劣化した塗膜を剥がし、新たな塗装を施工。
- シーリング(コーキング)打ち替え:サイディングの継ぎ目や窓枠の防水機能を確保し、ひび割れを防ぐ。
外壁補修は、建物の美観を保つだけでなく、防水機能を維持し、耐久性を向上させる重要な工事です。
大規模修繕工事の工事内容2. 屋上・バルコニーの防水工事
屋上やバルコニーは、雨水が直接当たり、経年劣化によって防水層が傷みやすい部分です。防水機能が低下すると、雨漏りの原因となり、建物内部の損傷を引き起こす可能性があるため、定期的な点検と補修が必要です。
- ウレタン防水・シート防水の施工:劣化した防水層を撤去し、新たな防水処理を実施。
- 排水口の清掃・補修:雨水の流れを確保し、排水不良による水溜まりを防ぐ。
- トップコートの再塗装:防水層の表面保護を強化し、耐久性を向上。
屋上やバルコニーの防水性能を維持することで、建物内部への浸水リスクを軽減し、長期的な修繕コストを削減できます。
大規模修繕工事の工事内容3. 共用部分の修繕・改修
マンションやビルの共用部分は、居住者や来訪者が日常的に利用するため、経年劣化による安全性の低下や美観の損なわれが気になる部分です。定期的なメンテナンスにより、快適な居住環境を維持できます。
- エントランス・ロビーの改修:床材や壁材の張り替え、照明設備の交換などを実施。
- 廊下・階段の補修:滑り止め処理や床材の補修を行い、安全性を向上。
- エレベーターの点検・更新:耐用年数が近づいたエレベーターの部品交換や制御装置のアップグレードを実施。
共用部分の改修は、建物の印象を左右するだけでなく、住民の安全性と利便性を向上させるために重要です。
大規模修繕工事の工事内容4. 給排水設備の修繕・更新
給排水設備は、配管の老朽化や水圧の低下、漏水のリスクを防ぐために適切なメンテナンスが必要です。特に築20年以上経過した建物では、給排水管の劣化が進んでいる可能性が高く、修繕計画を立てることが推奨されます。
- 給排水管の洗浄・更新:配管内部の錆や汚れを除去し、必要に応じて新しい配管に交換。
- 貯水槽・ポンプのメンテナンス:清掃や部品交換を行い、適切な給水機能を維持。
- 排水管のつまり除去:定期的な高圧洗浄で詰まりを防ぎ、水の流れを確保。
給排水設備の適切な維持管理を行うことで、住環境のトラブルを未然に防ぎ、快適な暮らしを支えることができます。
大規模修繕工事の工事内容5. 外構・駐車場・駐輪場の整備
建物の外構や駐車場・駐輪場も、時間の経過とともに劣化し、安全性の確保や利便性向上のために定期的な整備が必要です。
- アスファルト舗装の補修:駐車場や通路のひび割れや陥没を修繕し、歩行や車両通行の安全性を向上。
- 駐輪場の整備:ラックの交換やスペースの拡張を行い、利便性を向上。
- フェンスや外灯の交換:老朽化したフェンスの張り替えや防犯性の向上を目的とした照明の設置。
外構部分の整備は、建物全体の安全性向上だけでなく、資産価値の維持にもつながります。
大規模修繕工事は、外壁・屋上防水・共用部分・給排水設備・外構といったさまざまな工事を組み合わせ、建物の機能と美観を維持するために実施されます。
修繕計画を適切に立て、定期的に点検を行うことで、長期的なコスト削減や住環境の向上が可能になります。特に、劣化の初期段階で適切なメンテナンスを実施することで、大掛かりな補修を回避し、建物の資産価値を維持することができます。
大規模修繕工事の流れを紹介
大規模修繕工事では、マンションやビルの寿命を延ばし、快適な住環境を維持するために欠かせません。以下では、大規模修繕の流れを詳しく説明します。
修繕委員会を発足
まず、大規模修繕工事の計画を進めるために修繕委員会を発足します。この委員会は、住民の代表や管理組合のメンバーで構成され、工事の計画から実施、監督までの一連の流れを管理します。委員会があることで、住民全体の意見を反映した透明性の高い意思決定が可能になります。委員会のメンバーは、定期的に会議を開き、工事の進捗や問題点について話し合います。
状態確認・劣化診断
次に、専門家による建物の状態確認と劣化診断が行われます。技術者が外壁、屋根、配管、共用部分などを詳しく調査し、劣化や損傷の状態を把握します。この診断結果を基に、どの部分を修繕する必要があるかを決定します。調査は、住民の安全を確保しながら行われ、結果は詳細な報告書としてまとめられます。この報告書は、今後の修繕計画の重要な基礎資料となります。
予算・工事計画
劣化診断の結果を基に、修繕に必要な予算と具体的な工事計画を立案します。この計画には、修繕の範囲、工事内容、スケジュール、予算などが含まれます。住民の生活に与える影響を最小限に抑えるための対策も考慮されます。管理組合や住民と協議を重ね、最適な修繕計画を確定します。この段階で、計画に対する住民の理解と同意を得ることが重要です。
施工会社の選定
工事を実施する施工会社を選定します。複数の施工会社から見積もりを取り、技術力、実績、費用、サービス内容などを総合的に比較検討します。信頼性の高い施工会社を選ぶことが、工事の品質とスムーズな進行を確保するための鍵となります。選定された会社と具体的な工事内容について確認し、契約を結びます。
総会決議
修繕計画と施工会社の選定が完了したら、管理組合の総会で計画を承認する決議を行います。全住民に計画の詳細を説明し、同意を得ることで、計画の透明性と住民の理解を深めます。総会では、質疑応答の時間を設け、住民の疑問や不安を解消することが重要です。この総会決議をもって、修繕工事の正式なスタートが切られます。
工事説明会の開催
総会決議の後、工事説明会を開催します。施工会社の担当者が出席し、工事の具体的な内容、スケジュール、安全対策などを住民に説明します。住民からの質問や意見に対応し、工事への理解と協力を求めます。説明会では、工事中の生活への影響や安全対策についても詳しく説明し、住民の協力を得るための信頼関係を築きます。
大規模修繕工事の契約・着工
工事説明会が終了したら、施工会社との契約を締結し、いよいよ修繕工事が着工されます。工事は計画に基づいて進行し、安全管理と品質管理が徹底されます。工事中は定期的に進捗状況が確認され、住民への影響を最小限に抑えるための対策が講じられます。住民への定期的な報告も行い、安心して工事を見守れるようにします。
工事完了
工事が完了したら、最終検査を行い、修繕が計画通りに実施されたことを確認します。専門の検査員が工事箇所を詳細にチェックし、すべての修繕が適切に行われていることを確認します。最終検査に合格した後、工事は正式に完了となります。工事完了後には、アフターケアとして一定期間内に発生した不具合に対して施工会社が対応します。引き渡しの際には、工事の詳細な報告書や保証書が提供され、今後のメンテナンス計画についての説明も行われます。
大規模修繕工事は、建物の価値を維持し、住環境を向上させるための重要です。計画的に実施し、住民の理解と協力を得ることで、成功に導くことができます。
大規模修繕工事でよくある質問
ここでは大規模修繕工事でよくある質問を紹介します。工事費用や施行中の疑問をまとめました。
Q
大規模修繕で10戸のマンションではどのくらいが費用目安?
A
10戸のマンションの大規模修繕の費用は、規模や建物の状態、修繕内容によって異なりますが、一般的には1000万円から1,500万円程度が目安とされています。具体的な費用は、外壁や共用部分の修繕内容、使用する材料の種類によって変動するため、詳細な見積もりを施工業者で確認しましょう
Q
マンション大規模修繕時にエアコンは使用できる?室外機はどうする?
A
大規模修繕中でも基本的にはエアコンの使用は可能ですが、外壁塗装や防水工事の際には一時的に使用を控える必要がある場合があります。室外機は、作業に支障がない限りそのまま設置された状態で保たれることが一般的です。ただし、工事の進捗によっては室外機を一時的に移動させる場合もあるため、管理組合や施工業者からの指示に従ってください。
Q
マンション大規模修繕の際のベランダの荷物やアンテナはどうすればいい?
A
大規模修繕の際には、ベランダの荷物は一時的に室内に移動させる必要があります。特に、外壁塗装や防水工事の影響を受けやすいものは、工事開始前に片付けてください。また、テレビアンテナや物干し竿も取り外しが必要になる場合がありますので、事前に管理組合や施工業者の指示に従い、適切に対応してください。
Q
大規模修繕の際に洗濯物は外に干せる?
A
大規模修繕期間中は、外壁工事や塗装の影響でベランダに洗濯物を干すことが制限されることがあります。工事用のネットやシートが張られるため、日光が遮られたり、塗料やホコリが付着する可能性があります。管理組合や施工業者からの案内に従い、洗濯物は室内で乾かすか、コインランドリーの利用を検討してください。
Q
大規模修繕の際に立ち会いや在宅が必要なことはある?
A
大規模修繕では、住戸内に立ち入る必要のある作業が発生する場合があります。例えば、配管の点検やベランダ側のサッシ工事などが該当します。その際には、居住者の立ち会いや在宅を求められることがあるため、事前に管理組合や施工業者からの連絡を確認し、予定を調整してください。それ以外の工事については基本的に在宅の必要はありませんが、作業内容によって異なるため、詳細は管理組合の案内を確認することが重要です。
この他、大規模修繕のよくある質問について知りたい方は以下の記事をご覧ください
大規模修繕の必要性|まとめ
マンション・アパートなどの建物は、経年劣化によって様々な不具合が発生します。放置しておくと、安全性や耐久性が低下するだけでなく、見た目も悪くなってしまいます。
大規模修繕工事は、これらの問題を解決するために必要不可欠な工事です。建物全体のコンクリートの劣化や外壁のひび割れ、防水層の劣化、屋上の防水工事など、住む人の安全と建物の耐久性を確保するために、定期的に大規模な修繕を行う必要があります。
大規模修繕工事を行うことで、建物全体の寿命が延びるだけでなく、資産価値の維持・向上にもつながります。また、安全性や快適性の向上にもつながり、住む人の満足度も高まります。
ただし、大規模修繕工事は費用がかかるため、事前に計画を立て、資金を準備する必要があります。また、住人への説明会や合意形成など、手続きも必要になります。
大規模修繕工事は、計画的に進めることで、建物の寿命を延ばし、安全で快適な住環境を維持することができます。
大規模修繕工事・防水工事・外壁塗装・外壁補修参引用、参考サイト
国土交通省
特定非営利活動法人集合住宅管理組合センター
公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会
一般社団協会マンション管理業協会
一般社団法人日本防水協会
日本ペイント
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
一般社団法人 マンション大規模修繕協議会
日本ウレタン建材工業会
FRP防水材工業会
株式会社ダイフレックス(シーカ・ジャパン株式会社)