防水工事と塗装工事の値段はいくら?費用相場や違い・工事内容・耐用年数を解説

塗装工事と防水工事は、どちらも建物の寿命を延ばすために欠かせない工事です。

しかし、それぞれの目的や施工方法、必要となるタイミングには明確な違いがあります。

この記事では、外壁や屋根のメンテナンスを検討している方に向けて、塗装工事と防水工事の違いを分かりやすく解説し、費用や優先順位、業者選びのポイントまで詳しく紹介します。

また、劣化の見極めポイントや同時に検討すべき補修の注意点など、実践的な知識も交えてお伝えします。

防水工事と塗装工事の値段・費用相場

防水工事と塗装工事は建物を長期間守るために欠かせないメンテナンスですが、工事内容や使用する材料によって費用相場が大きく異なります。

どちらも足場を必要とするケースが多いため、同時に施工することでトータルコストを抑えられる場合があります。

ここでは、一般的な住宅・マンションを想定した場合の費用相場を比較し、金額構成の違いや検討時のポイントをまとめます。

工事内容費用相場施工対象
目安面積
特徴
防水工事
(屋上50㎡想定)
30〜70万円屋上・バルコニー工法によって単価差が大きい
(ウレタン / シート / アスファルト)
外壁塗装
(120㎡・30坪戸建て)
80〜160万円外壁塗装全体塗料のグレードで価格差
(アクリル〜フッ素)
屋上防水+外壁塗装の同時施工100〜200万円前後外壁+屋上足場代15〜25万円を節約できる場合あり
工事費が変動する主な要因
  • 建物の面積と形状
  • 劣化状況(補修の必要性)
  • 使用する塗料・防水工法の種類
  • 足場の有無
  • 施工時期(繁忙期・閑散期)

防水工事は「雨漏りを防ぐ機能」を、塗装工事は「美観と保護」を目的とする工事ですが、どちらも建物寿命に直結するため 効果的なタイミングで計画することが重要です。

特に足場が必要な工事は 同時施工がコスト面で有利 になることが多く、長期的に見れば 塗料や防水工法の耐用年数を考慮したグレード選択 が結果的に節約につながります。

塗装工事と防水工事の違いとは?|目的・範囲・工法の比較

塗装工事と防水工事は一見似ているように見えますが、実際には施工の目的・対象範囲・使用材料・効果の持続性など、多くの点で明確な違いがあります。

この章では、それぞれの工事がどのような役割を持ち、どのような建物に必要とされるのかを明確に比較します。

工事の目的と建物に与える効果の違い

塗装工事の主な目的は、美観の維持と外壁や屋根を紫外線・風雨から保護することにあります。建物の印象を左右する外観の美しさを保つだけでなく、塗膜が物理的なバリアとなり、外的要因によるダメージから建物表面を守ります。塗膜は時間の経過とともに劣化し、色あせやチョーキング、ひび割れなどの症状が現れます。

一方、防水工事の目的は、建物内部への雨水の浸入を防ぐことにあります。特にバルコニーや屋上など、雨が直接当たる水平面は劣化が進みやすく、防水性の低下は即座に雨漏りなどの被害につながります。防水工事を適切に施すことで、躯体や内装材の腐食を防ぎ、構造体の寿命を延ばすことが可能です。

施工範囲と対象部位の違い

塗装工事は主に外壁・屋根といった建物の外装表面に対して広範囲に実施されます。新築から10年前後を目安に、再塗装が推奨されることが多く、建物の外観や資産価値を維持する目的もあります。

防水工事の施工対象は、屋上・バルコニー・ルーフバルコニー・ベランダ・外階段・庇など、雨水が溜まりやすく浸水リスクが高い箇所です。また、配管貫通部やサッシ廻りなども防水処理が必要となるケースがあり、施工範囲は狭くとも緻密な仕上げが求められます。

防水効果の有無と期待できる性能差

塗装工事でも防水性のある塗料(弾性塗料やフッ素樹脂塗料など)を使用することで、ある程度の防水効果は期待できます。ただし、それはあくまで補助的なものであり、雨水を完全に遮断するには至りません。

一方、防水工事ではシームレスな防水層を形成することで、水の侵入経路そのものを遮断します。さらに、トップコートなどの保護層を加えることで、長期間にわたり防水機能を維持できる点が特長です。根本的な防水対策を講じたい場合には、防水工事が不可欠といえます。

防水工事とは?|必要性・工法・費用を詳しく解説

雨水の浸入は、建物にとって最も深刻な劣化要因の一つです。目に見える症状が出る前に、適切なタイミングで防水工事を施すことで、構造的な劣化や住環境への被害を未然に防ぐことができます。この章では、防水工事の基本的な必要性から、主要な防水工法の種類、費用相場までを詳しく解説します。

防水工事が必要な理由と効果

外壁や屋上の防水性能は、紫外線・風雨・温度変化の影響を受けて徐々に低下します。防水層の表面にひび割れ・膨れ・剥がれなどの劣化症状が見られるようになると、雨水の侵入経路が発生し、建物内部へと浸水が始まります。

これにより、木部や鉄部の腐食、断熱材の劣化、カビやシロアリの発生などが生じ、最終的には柱や梁といった構造体にまで悪影響を及ぼすおそれがあります。健康被害や倒壊リスクを防ぐためにも、防水工事は10年に一度を目安に行うことが推奨されています。

防水工事に使われる主な材料と特徴

以下に、防水工事で用いられる代表的な工法とその特徴を紹介します。

  • ウレタン防水:液体状のウレタン樹脂をローラーや刷毛で塗布し、乾燥させることで防水層を形成します。現場での塗り付けが可能なため、複雑な形状の場所にも対応しやすく、最も汎用性が高い工法です。
  • FRP防水:ガラス繊維で補強されたプラスチック樹脂を使って施工する高耐久型の防水工法です。速乾性があり、軽量で強度も高いため、ベランダや屋上などに広く採用されています。
  • シート防水(塩ビ・ゴム):工場で製造された防水シートを現場で貼り付ける方式です。均一な厚みが確保できる点が利点で、広い面積にも適しています。塩ビは紫外線や薬品に強く、ゴムは柔軟性に優れています。
  • アスファルト防水:熱で溶かしたアスファルトをフェルトに含浸させたシートを貼り重ねる重防水工法です。耐用年数が長く、特に大型施設やビル、駐車場などで多く採用されていますが、施工時の臭いや重量には注意が必要です。

防水工事の種類と工法別の費用相場・耐用年数表

防水工法費用相場
(/㎡)
耐用年数特徴
ウレタン防水3,000~8,000円8~10年複雑な形状に対応、施工が容易、補修もしやすい
FRP防水5,000~10,000円10~15年高耐久・高強度、軽量で見た目もきれい、価格は高め
塩ビシート防水4,000~7,000円10~15年紫外線や薬品に強く、広い面積向け、施工が早い
ゴムシート防水4,000~7,000円10~15年柔軟性があり、建物の動きに追従しやすい
アスファルト防水4,000~8,000円15~20年非常に耐久性が高く、重ね張りが可能、施工時は専門技術が必要

施工箇所の条件(形状・下地・日当たり・交通量など)に応じて、防水工法を使い分けることが求められます。費用だけでなく、耐用年数やメンテナンス性も含めて、総合的に判断することが重要です。

塗装工事とは?|美観・保護・耐用年数を解説

塗装工事は、建物の外観を美しく維持するだけでなく、風雨や紫外線、汚れといった自然環境から建物を守る重要なメンテナンスです。外壁や屋根といった外装部分は常に過酷な環境に晒されており、その劣化を防ぐためには、定期的な塗装工事が必要不可欠です。この章では、塗装工事の目的や役割、使用される塗料の種類と性能、さらには施工が必要なタイミングや劣化の見極め方についても詳しく解説していきます。

塗装工事の主な目的と防水性の限界

塗装工事の最大の目的は、「建物の美観を保ちつつ、外装材を保護すること」です。塗膜がしっかりと形成されていれば、雨や風、紫外線、塩害、大気汚染物質などの外的要因から建材を守るバリアの役割を果たします。見た目の清潔感や印象の良さを保つことは、建物の資産価値維持にも大きく寄与します。

加えて、弾性塗料や防水性能を持つ塗料の登場により、多少の防水効果が得られることもあります。しかし、あくまで塗膜の厚みや密着性によって一時的な耐水性が保たれるにすぎず、防水工事のように防水層を物理的に形成するわけではありません。結果として、長期的な水密性や耐久性を求めるのであれば、防水工事との併用が必要となります。

劣化サインと工事が必要なタイミング

塗装工事を検討すべき代表的な劣化サインは以下の通りです。

  • 外壁表面を指でなぞると白い粉が付着する「チョーキング現象」
  • 色あせ、光沢の低下、塗膜の剥がれや浮き
  • 細かいクラック(ひび割れ)や膨れ、塗膜のはがれ
  • シーリング材(コーキング)の割れや硬化

これらの症状は、外壁や屋根を覆う塗膜の劣化が進行し、保護機能が著しく低下しているサインです。特にひび割れや膨れなどの症状が放置されると、雨水が内部に浸透しやすくなり、壁内の構造材にカビや腐食の被害が生じるリスクがあります。

塗料の種類ごとの一般的な耐用年数は以下の通りです。

  • アクリル塗料:5〜8年(安価だが耐久性に難)
  • ウレタン塗料:8〜10年(柔軟性に優れるがやや短命)
  • シリコン塗料:10〜13年(コストと耐久性のバランス型)
  • フッ素塗料:15〜20年(高耐久・高価格)
  • 無機塗料:20年以上(高寿命・高機能だが非常に高価)

建物の立地や気候条件、日当たり、周辺環境(沿岸部や工業地帯など)によっても劣化速度は変わるため、一律に年数だけで判断するのではなく、定期点検を通じて状態を見極めることが重要です。

塗装工事と防水工事はどちらを優先すべき?

建物のメンテナンスを行う際、防水工事と塗装工事の両方が必要な場合、どちらを先に施工すべきかは非常に悩ましい問題です。この章では、劣化状況や建物部位の条件に応じた優先順位、施工の順序や同時施工の可否、実際の判断ポイントについて詳しく解説していきます。

劣化状況と施工部位から見る優先順位

最も基本的な考え方としては、「雨水が侵入しやすい箇所」や「劣化の進行度が高い部分」から優先的にメンテナンスを行うべきです。具体的には、屋上・ベランダ・バルコニーなど、水平面で雨水が滞留しやすい場所や、ひび割れが目立つ部位は真っ先に防水工事が必要です。

外壁や屋根の塗装は、防水層の機能が正常に保たれていることが前提で行うべきものです。水の侵入を遮断できていない状態で塗装を行っても、早期に不具合が発生する可能性が高く、再施工や修繕が必要になる恐れもあります。

施工順序とタイミングの最適解

原則として、防水工事を先に行い、その上から塗装工事を行うという順序が最適です。これは、防水工事によって建物の内部をしっかりと守った後、塗装で外観を仕上げ、さらなる耐久性や美観をプラスするためです。

また、防水層の施工時に塗膜が剥がれるリスクがあるため、塗装を先にしてしまうと、防水工事によって塗装が無駄になってしまうケースも少なくありません。工事費用の二重化を避けるためにも、正しい順序での施工が重要です。

ただし、例外的に現場の状況や使用する材料、業者の施工計画によっては塗装を先に行うケースもあります。その場合には、塗装後の養生、接着相性、乾燥期間の確保など、細かな調整が必要です。事前に業者としっかり打ち合わせを行い、全体のスケジュールを組むことが成功のカギです。

同時に依頼する際の注意点

塗装工事と防水工事を同時に進めることには、以下のようなメリットと注意点があります。

【メリット】

  • 足場費用を一度で済ませられるためコスト削減につながる
  • 工期の短縮が図れる
  • 建物全体のメンテナンス周期を揃えることができる

【注意点】

  • 両方の工事に対応できる業者か確認する必要がある
  • 保証書の内容(対象範囲や年数など)を個別に確認
  • 防水材と塗装材の相性(密着不良によるトラブル)に注意

とくに複数の業者に分けて依頼する場合、工程のすり合わせが不十分だと施工不良や保証の対象外になるリスクがあるため、一括で請け負う業者に依頼するのが理想的です。また、工程管理がしっかりしている業者であれば、同時施工でも高品質な仕上がりが期待できます。

塗装工事と防水工事の費用を抑えるには?

塗装工事や防水工事は、施工面積や使用する塗料・防水材の種類、工法の選択によって費用が大きく変動します。とはいえ、建物を適切にメンテナンスするうえでこれらの工事は欠かせません。だからこそ、適正価格で、しかも品質の高い施工を実現するための工夫が求められます。この章では、施工費用を賢く抑えるために有効な「自社施工の会社を選ぶ」「相見積もりを取る」「補助金制度を活用する」といった具体的かつ実践的なポイントをご紹介します。

自社施工業者を選ぶメリットと見分け方

自社施工とは、営業・現地調査・施工・アフター管理までをすべて自社の職人やスタッフで完結させる施工体制のことです。一方、元請け業者が受注のみを行い、実際の工事は下請けや孫請けに任せる「多重下請け構造」の場合、どうしても中間マージンが発生し、費用の上乗せや情報伝達ミスのリスクが高くなります。

【自社施工のメリット】

  • 中間マージンが発生しないため、価格が明確で総額が割安になる
  • 現場の職人と営業担当が密に連携でき、工事ミスが起きにくい
  • 担当者の顔が見える体制で、相談やトラブル対応がスムーズ
  • 保証やアフター対応も一元化されていることが多く安心

【見分け方のチェックポイント】

  • ホームページやチラシなどに「完全自社施工」や「一貫対応」の記載があるか
  • 過去の施工事例に職人や自社スタッフの写真、紹介コメントが掲載されているか
  • 見積もりや打ち合わせ時に現場経験者が対応してくれるか
  • アフターフォローの説明が具体的かどうか

なお、口頭で「うちは自社施工です」と説明されても、実際には一部外注が混在しているケースもあります。見積書に施工担当者名や保証内容が記載されているかどうかも確認しておくと安心です。

相見積もりを取って業者比較を

相見積もりとは、複数の施工業者に対して同条件で見積もりを依頼し、工事費用や内容、対応の良し悪しなどを比較検討する手段です。トラブル防止だけでなく、適正価格を把握するうえでも非常に有効な方法です。

【相見積もりで確認すべき項目】

  • 工事内容が細かく明記されているか(塗料の種類、施工面積、工程など)
  • 足場代、諸経費、養生費などが別途記載されているか
  • 施工単価や数量に明確な根拠があるか
  • 保証内容(年数、範囲、保証書の発行有無)
  • アフターサービス(定期点検、不具合対応)の内容

注意したいのは、「一式」や「お任せ価格」と記載されたざっくりとした見積もりです。このような場合、工事中に追加費用が発生する可能性が高く、結果的に予算オーバーとなるリスクがあります。また、極端に安い業者は、粗悪な材料を使用していたり、必要な工程を省略していたりするケースもあるため、価格だけでなく信頼性を見極めることが大切です。

相見積もりを依頼したあとは、価格の比較だけでなく、提案内容の違いや業者の対応力にも注目しましょう。相談に対する説明の丁寧さ、メールや電話のレスポンスの早さ、現地調査時の態度なども、業者選びの重要な判断材料になります。

補助金・助成金の活用も検討

近年では、地域ごとに多様な住宅リフォーム向けの補助制度が設けられており、防水工事や塗装工事もその対象となるケースがあります。工事費用の一部を自治体が補助してくれるため、条件を満たす場合には積極的に活用すべきです。

【主な補助制度の例】

  • 住宅リフォーム助成金(工事費の一定割合を補助、例:5万円〜20万円)
  • 省エネ改修支援事業(遮熱塗料、防水断熱材の使用で最大100万円補助)
  • 雨漏り対策事業(条件付きで応急補修に対する補助あり)

【活用のための注意点】

  • 原則として「工事前」の申請が必須であり、着工後では適用不可となる
  • 「登録施工業者」による工事が条件となっていることがある
  • 書類審査があるため、見積書や契約書、施工前後の写真が必要

補助制度の有無は自治体ごとに大きく異なるため、市区町村のホームページを確認するか、リフォーム業者に相談して情報を得るとよいでしょう。制度をうまく使えば、数万円〜十数万円の節約につながる可能性があります。

塗装工事や防水工事その違いに関するよくある質問(FAQ)

Q

塗装工事だけで防水対策は可能ですか?

A

防水性のある塗料(例:弾性塗料やフッ素系塗料)を使用すれば、ある程度の耐水性は期待できますが、専用の防水層を形成する「防水工事」とは根本的に異なります。長期的な防水性や下地保護を重視する場合は、防水工事との併用が必要です。

Q

防水工事と塗装工事は別々の業者に依頼するべきですか?

A

施工品質や工程のスムーズさを考えると、一括対応可能な業者に依頼するのが理想的です。保証や責任の所在も明確になり、施工後のトラブルが起きにくくなります。やむを得ず別業者に依頼する場合は、施工日程の調整や工程の順序に注意しましょう。

Q

見積もりは本当に無料で取れるものですか?

A

はい、多くの優良業者では現地調査から見積もりまで無料で対応しています。ただし、「調査費」「出張費」などを請求する業者も一部存在するため、依頼前に無料の範囲を確認しておくことが重要です。

Q

相見積もりを断ったら気まずくなりませんか?

A

そのような心配は不要です。施工業者側も相見積もりが一般的であることを理解しています。丁寧にお断りすれば問題はなく、逆に強引な営業を行う業者は避けるべき対象と考えましょう。

Q

足場代はどのくらいかかりますか?

A

足場費用は建物の大きさや形状によって異なりますが、一般的な2階建て戸建ての場合で15〜25万円程度が目安です。塗装と防水を同時に施工すれば、足場を1回で済ませられるためコスト削減にもつながります。

まとめ|工事内容を理解し、信頼できる業者に依頼を

塗装工事と防水工事は、建物の美観と耐久性を維持するうえで不可欠な存在です。両者は目的や施工法が異なるため、建物の状態や将来的なリフォーム計画を見据えて、必要な施工を的確に見極めることが重要です。

費用を無理なく抑えるためには、まず信頼できる「自社施工業者」を選ぶことが基本となります。さらに、複数社から相見積もりを取得して価格と内容を比較検討すること、利用可能な補助制度を確認して積極的に申請することも有効です。

また、防水と塗装の両方に対応できる業者に依頼すれば、工程が一元化されて無駄がなくなり、保証やメンテナンス対応もスムーズです。足場費用の節約にもつながるため、長期的に見てコストパフォーマンスの高い選択になります。

まずは目に見える劣化サイン(ひび割れ、色あせ、カビ、水たまりなど)を確認し、不安な点があれば迷わず専門業者に相談しましょう。正しい判断と適切な施工が、安心・安全な住環境を長く守ることにつながります。