ベランダ防水工事の費用相場から日数・手順・劣化症状・DIYの可否まで徹底解説【2026年最新】| 株式会社新東亜工業

ベランダ防水工事の費用相場から日数・手順・劣化症状・DIYの可否まで徹底解説

「ベランダの床が色あせてきた」「ひび割れが目立つようになった」「雨漏りが心配」このようなお悩みを抱えていませんか。

ベランダは日々、紫外線や雨風にさらされ続けるため、知らず知らずのうちに防水機能が低下しています。

放置すると雨漏りや建物の劣化を引き起こし、大切な住まいの寿命を縮めてしまう可能性があります。

この記事では、ベランダ防水工事の費用相場(約8万~30万円)からFRP・ウレタン・シートの3つの工法の違い、施工の流れ、DIYの可否、信頼できる業者の選び方まで分かりやすく解説します。

この記事を読めば、ベランダ防水工事への不安が解消され、最適な選択ができるようになります。大切な住まいを守るための第一歩を、一緒に踏み出しましょう。

費用や種類・工法、防水工事の流れ、業者の選び方など、「防水工事とは?」と基本的なことから知りたい方は、こちらの記事を読む前にざっと目を通しておくとより理解が深まりますよ。

目次

ベランダ・バルコニーの防水工事とは?

ベランダ防水工事について正しく理解するためには、まず基本的な知識を押さえておく必要があります。

ベランダとバルコニーの違いから、防水の仕組み、そして工事を怠った場合のリスクまで、順を追って見ていきましょう。

ベランダとバルコニーの違い

ベランダとバルコニーは混同されがちですが、実は明確な違いがあります。

ベランダは屋根がある屋外スペースを指し、2階以上の建物の外壁から張り出した部分で、上階の床や庇によって屋根が形成されています。

一方、バルコニーは屋根がない屋外スペースで、建物から突き出した開放的な空間です。

どちらも建物から突き出た構造であるため、雨水の影響を受けやすく、定期的な防水工事が必要不可欠です。

本記事では主にベランダについて解説しますが、バルコニーにも同様の防水対策が求められます。呼び方は違っても、防水の重要性は変わりません。

ベランダ防水の基本構造

ベランダの防水は、単に塗料を塗るだけではありません。実は3層の構造によって、雨水の浸入を防いでいます。

基本の3層構造とは?
  1. 下地▶︎コンクリートやモルタル、木材などで形成された基礎部分
  2. 防水層▶︎FRP、ウレタン、シートなどで形成される防水の中核
  3. トップコート▶︎防水層を紫外線や摩耗から保護する保護塗料

この中で特に重要なのが防水層です。防水層は雨水の浸入を直接防ぐ役割を担い、約10~15年の耐用年数があります。

一方、トップコートは防水層を守る役割を果たしており、約5年ごとの塗り替えが推奨されています。

トップコートを定期的に塗り替えることで、防水層の寿命を延ばし、結果的にメンテナンスコストを抑えることができます。

防水工事を怠ると起こる5つのリスク

ベランダの防水工事を先延ばしにすると、さまざまな深刻な問題が発生します。

早期に対処すれば数万円で済む補修が、放置することで数十万円、場合によっては数百万円の大規模修繕に発展することも珍しくありません。

防水工事を怠ると、以下の5つのリスクが発生します。

リスク具体的な影響修繕費用の目安
雨漏り発生天井や壁にシミ、カビ・ダニの発生10万~50万円
建物構造の劣化木材の腐食、鉄骨のサビ、強度低下50万~200万円
シロアリ被害湿った木材を好むシロアリが発生20万~150万円
資産価値の低下不動産査定額の大幅ダウン査定額に影響
修繕費用の高額化小さな劣化が大規模工事に発展倍増~数倍

特に注意したいのが、雨漏りから建物構造の劣化へと連鎖的に問題が拡大していく点です。

最初は小さなひび割れでも、そこから侵入した雨水が建物内部の木材を腐らせ、さらにシロアリを呼び寄せるという悪循環に陥ります。

定期的な防水工事は、これらのリスクを未然に防ぐ最も確実な方法です。

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ベランダの防水工事が必要なサイン・劣化症状

ベランダの劣化は、いくつかの明確なサインとして現れます。

これらのサインを早期に発見し、適切に対処することで、大規模な修繕を避けることができます。

ここでは、緊急度別に4つの劣化症状を解説します。

色あせ・チョーキング現象

ベランダの床面が以前より色あせて見える、または手で触ると白い粉が付く場合、これはトップコートの劣化サインです。

チョーキング現象とも呼ばれ、紫外線によって塗膜が分解され、顔料が粉状になって表面に現れている状態を指します。

この段階ではまだ防水層自体は無事である可能性が高く、トップコートの塗り替えで対応できるケースがほとんどです。

費用も比較的安価(約4万~8万円)で済みます。ただし、新築もしくは前回の防水工事から10年以上経過している場合は、防水層の点検も併せて行うことをおすすめします。

緊急度は中程度ですが、放置すると次の段階へ進行するため、早めの対処が賢明です。

ひび割れ・剥がれ・膨れ

ベランダの床面に0.3mm以上のひび割れが見られる場合、または塗膜の剥がれや膨れが目立つ場合は、防水層まで劣化が進行している可能性があります。

ヘアクラックと呼ばれる髪の毛程度の細いひび割れであれば緊急性は低いものの、幅が広いひび割れは要注意です。

以下のような症状が見られたら、すぐに専門業者に相談してください。

  • ひび割れの幅が0.3mm以上ある
  • 塗膜が広範囲で剥がれている
  • 床面が膨らんでいる(水分が内部に溜まっている証拠)
  • 防水層ごとめくれ上がっている

これらの症状を放置すると、そこから雨水が建物内部へ浸入し、雨漏りや構造劣化を引き起こします。

緊急度は高く、発見後できるだけ早く防水層の補修または再施工が必要です。

水たまり・排水不良

雨が降った後、ベランダに水たまりができたり、水が引くまでに時間がかかったりする場合、排水機能に問題がある可能性があります。原因は大きく分けて2つです。

まず確認すべきは排水口(ドレン)の詰まりです。落ち葉やゴミが溜まっている場合は、ご自身で清掃することで解消できます。

清掃しても水たまりが解消されない場合は、ベランダの床に適切な勾配がない、または経年劣化で勾配が失われている可能性があります。この場合は、モルタルで勾配を作り直す工事が必要になります。

水たまりを放置すると、その部分の防水層が常に水に浸かった状態となり、劣化が加速します。定期的な排水口の掃除と、水の流れ方のチェックを習慣づけましょう。

雨漏り・天井のシミ

ベランダ直下の部屋の天井や壁に雨漏りやシミが発生している場合、これは最も緊急性が高い症状です。

すでにベランダの防水機能が完全に失われており、雨水が建物内部に浸入している証拠です。

この状態まで進行すると、防水工事だけでなく、建物内部の補修も必要になります。

具体的には、天井や壁の張り替え、断熱材の交換、場合によっては柱や梁の補強まで必要になるケースもあります。修繕費用は最低でも数十万円、状況によっては100万円を超えることも珍しくありません。

雨漏りやシミを発見したら、一刻も早く防水工事業者に連絡し、現地調査を依頼してください。被害の拡大を防ぐためには、スピードが何より重要です。

ベランダ防水工事の工法・種類|メリット・デメリット

ベランダ防水工事には主に3つの工法があり、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。

ご自宅のベランダの状況や予算に合わせて、最適な工法を選ぶことが重要です。

まずは、3つの工法の基本情報を比較表でご覧ください。

工法費用相場(㎡)工期耐用年数適した場所
FRP防水4,000~8,000円1~2日10~15年狭いベランダ、木造住宅
ウレタン防水3,000~8,000円3~7日10~15年複雑な形状、広い面積
シート防水2,500~8,000円1~4日10~20年広い面積、平坦な形状

それでは、各工法について詳しく見ていきましょう。

FRP防水工事|速乾性と強度が魅力

FRP防水は、繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)を使用した防水工法です。

ガラス繊維マットにポリエステル樹脂を含浸させて硬化させることで、軽量かつ高強度な防水層を形成します。

バスタブや自動車のボディパーツにも使われている素材で、その信頼性は実証済みです。

FRP防水の主なメリットは以下の通りです。

メリット
  • 軽量▶︎1㎡あたり3~5kgと軽く、建物への負担が少ない
  • 高強度▶︎耐衝撃性に優れ、人が歩いても傷つきにくい
  • 速乾性▶︎硬化が早く、1~2日で施工完了
  • 耐摩耗性▶︎表面が硬く、日常使用での摩耗に強い
デメリット
  • 費用が高め▶︎他の工法と比較して単価が高い
  • 伸縮性に乏しい▶︎木造住宅の広い面積(目安10㎡以上)には不向き
  • 紫外線に弱い▶︎トップコートの定期的な塗り替えが必須
  • 施工時のにおい▶︎ポリエステル樹脂特有の強いにおいが発生

FRP防水は硬質なため伸縮性に乏しく、木材は温度や湿度によって膨張・収縮するため、伸縮性のないFRPではひび割れが発生するリスクがあります。

また、紫外線によって劣化しやすいため、5年ごとのトップコート塗り替えを怠らないことが重要です。

FRP防水が最適なのは、狭いベランダ、古い木造住宅、工期を短くしたい方です。

ウレタン防水工事|複雑な形状にも対応

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗布して防水層を形成する工法です。

液体を塗り広げるため、どんな形状のベランダにも対応でき、継ぎ目のない均一な防水層を作れるのが最大の特徴です。

メリット
  • 柔軟性▶︎ゴム状の弾性があり、下地の動きに追従
  • 継ぎ目なし▶︎液体施工のため継ぎ目がなく、複雑な形状に対応
  • 下地を選ばず▶︎コンクリート、木材、金属など様々な下地に施工可能
  • コストパフォーマンス▶︎比較的安価で施工できる
デメリット
  • 工期が長い▶︎各層の乾燥に時間がかかり、3~7日程度必要
  • 職人の技術に左右される▶︎塗布厚を均一にするには熟練した技術が必要
  • 天候の影響を受けやすい▶︎雨天時は作業できず、湿度が高いと硬化不良のリスク
  • 紫外線劣化▶︎トップコートが劣化すると防水層もひび割れしやすい

ウレタン防水は各工程(プライマー、ウレタン防水材(2回塗り)、トップコート)でそれぞれ乾燥時間が必要で、通常16~24時間の乾燥が求められます。

また、液体を均一に塗布するには職人の技術が必要で、施工品質に差が出やすい点にも注意が必要です。

ウレタン防水が最適なのは、複雑な形状のベランダ、木造住宅の広い面積、既存の防水層の上から重ね塗りしたい方です。

シート防水工事|広面積に最適

シート防水は、防水シート(塩ビシートまたはゴムシート)をベランダの床に敷く工法です。

シートを貼るだけで均一な防水層が作れるため、広い面積でも安定した品質を確保できます。

メリット
  • 耐久性▶︎耐用年数が10~20年と長い
  • 均一な施工▶︎シート自体が均一なため、品質のばらつきが少ない
  • においが少ない▶︎塗料を使わないため施工時のにおいが少ない
  • メンテナンス性▶︎部分補修がしやすい
デメリット
  • 複雑な形状に不向き▶︎凹凸が多い場所や入り組んだ形状では継ぎ目が弱点に
  • 施工業者が限られる▶︎専門的な技術が必要で対応できる業者が少ない
  • 下地が平坦である必要▶︎凹凸があると施工できない
  • 継ぎ目の処理が重要▶︎シートの継ぎ目処理に失敗すると防水性能が低下

シート防水は平面に貼るため、凹凸が多い場所や入り組んだ形状では、継ぎ目部分が弱点になりやすくなります。

また、シートの継ぎ目を熱溶着やテープで処理する技術が必要で、この処理に失敗すると水が浸入するリスクがあります。

シート防水が最適なのは、広いベランダやバルコニー、平坦で単純な形状、耐久性を重視する方です。

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トップコート塗り替え|予防的メンテナンス

トップコート塗り替えは、厳密には防水工事ではなく、防水層を保護するための予防的メンテナンスです。

防水層自体はまだ劣化していないが、トップコートが色あせや劣化している場合に実施します。

トップコートには、防水層を紫外線や摩耗から守る重要な役割があります。約5年ごとに塗り替えることで、防水層の寿命を延ばし、結果的に大規模な防水工事の頻度を減らすことができます。

費用相場は1㎡あたり2,000~3,000円程度で、一般的な5㎡のベランダなら総額4万~8万円程度です。

ただし、トップコートの塗り替えはあくまで予防措置であり、すでに防水層にひび割れや剥がれがある場合は効果がありません。その場合は防水層の補修または再施工が必要です。

ベランダ防水工事の費用相場

ベランダ防水工事を検討する際、最も気になるのが費用ではないでしょうか。

工法やベランダの広さによって費用は大きく変動しますが、一般的な相場を知っておくことで、適正な見積もりかどうかを判断できます。

工法別の費用相場一覧表

ベランダ防水工事の総額は、単価×面積に加えて、高圧洗浄、下地調整、養生などの付帯工事費用も含まれます。

以下の表は、一般的な戸建て住宅のベランダサイズ別に、工事総額の目安をまとめたものです。

ベランダの広さFRP防水ウレタン防水シート防水
3㎡(約1.5畳)約8~12万円約6~10万円約7~12万円
5㎡(約3畳)約12~18万円約10~15万円約12~18万円
10㎡(約6畳)約20~30万円約18~25万円約20~28万円

これらの費用には、高圧洗浄費(約2万~3万円)、養生費(約1万円)、下地調整費(約2万~5万円)などが含まれています。

ただし、劣化の程度が激しく大規模な下地補修が必要な場合は、上記の金額を超えることもあります。

費用を左右する5つの要因

同じ工法を選んでも、見積もり金額が業者によって異なるのはなぜでしょうか。

ベランダ防水工事の費用は、以下の5つの要因によって変動します。

費用を左右する要因
  1. ベランダの広さ▶︎面積が広いほど材料費・人件費が増加
  2. 劣化の程度▶︎ひび割れや下地の損傷が激しいほど補修費用が増加
  3. 下地の状態▶︎下地からやり直す場合は費用が大幅アップ
  4. 選択する工法▶︎FRP防水が最も高く、ウレタン防水が比較的安価
  5. 地域・業者の違い▶︎都市部は人件費が高く、業者の規模によっても差が出る

特に注意したいのが、劣化を放置した場合のコスト増です。

小さなひび割れの段階でトップコートの塗り替えで済めば5万円程度ですが、防水層まで劣化が進むと15万~30万円、さらに雨漏りが発生して建物内部の補修が必要になれば50万円以上かかることもあります。

早期発見・早期対処が、結果的に最も経済的な選択です。

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ベランダ防水工事の期間・日数

防水工事を依頼する際、工事期間がどのくらいかかるかも重要なポイントです。

工事中はベランダが使えなくなるため、洗濯物を干す場所や生活への影響を考慮してスケジュールを組む必要があります。

工法別の標準工期

防水工事の工期は、選択する工法によって大きく異なります。

一般的な戸建て住宅のベランダ(5~10㎡程度)を想定した場合の標準工期は以下の通りです。

工法・作業内容施工期間の目安補足
FRP防水1~2日速乾性が高く最短で仕上がる
ウレタン防水3~7日各層ごとに乾燥時間が必要
シート防水1~4日シート種類・施工方法により変動
トップコート塗り替え1~2日防水層には触れず表面保護のみ

FRP防水が最も工期が短いのは、塗膜の硬化速度が速く、1層ごとの乾燥待ち時間が短いためです。

一方、ウレタン防水は各工程(プライマー、ウレタン材1回目、ウレタン材2回目、トップコート)でそれぞれ乾燥時間が必要なため、工期が長めになります。

天候が良ければ3日程度で完了することもありますが、余裕を持って1週間程度見込んでおくと安心です。

工期を延ばす要因

標準工期はあくまで目安であり、実際にはさまざまな要因によって工期が延びることがあります。

工事をスムーズに進めるためにも、以下の要因を理解しておきましょう。

  • 雨天時に施工できないため、梅雨時期や台風シーズンは工期が延びやすい
  • ひび割れが広範囲だったり、下地からやり直す必要がある場合は追加日数が必要
  • 気温が低い冬場は乾燥に時間がかかり、工期が延びる
  • 10㎡を超える広いベランダでは、作業面積が増えるため工期も延びる

特に雨天の影響は大きく、防水材が乾燥する前に雨が降ると、その日の作業がすべて無駄になってしまいます。

そのため、梅雨時期や秋の長雨シーズンは避け、晴天が続きやすい春や秋に工事を計画するのが理想的です。

スケジュール調整のポイント

防水工事をスムーズに進めるためには、事前のスケジュール調整が重要です。

工事期間中はベランダが使用できず、洗濯物を干すこともできません。また、作業中は塗料のにおいが発生することもあるため、生活への影響を最小限に抑える工夫が必要です。

施工時期は春(3~5月)または秋(9~11月)が最適です。これらの時期は気温が安定しており、晴天が続きやすく、乾燥時間も適切に確保できます。

逆に、真夏は塗料が急速に乾燥しすぎてムラになりやすく、真冬は乾燥に時間がかかりすぎるため、施工品質に影響が出る可能性があります。

工事中の洗濯物対策として、コインランドリーの利用や室内干しの準備をしておくと安心です。

また、近隣への挨拶も忘れずに行いましょう。工事のにおいや音で迷惑をかける可能性があるため、事前に一言伝えておくことでトラブルを防げます。

ベランダ防水工事の施工手順と流れ

ベランダ防水工事は7つのステップで構成されており、各工程を丁寧に行うことで長持ちする防水層が完成します。

工事の流れを知っておくことで、業者とのコミュニケーションもスムーズになり、手抜き工事を見抜くこともできます。

ステップ1:現地調査・見積もり

防水工事の第一歩は、専門業者による現地調査です。業者はベランダの劣化状況、下地の状態、面積を詳しく確認し、最適な工法を提案します。

この際、ひび割れの幅や深さ、防水層の剥がれ具合、排水状況などを細かくチェックし、写真撮影して記録します。

現地調査に基づいて、工法、使用する材料、工期、費用の詳細な見積もりが提示されます。

信頼できる業者は、単に金額を示すだけでなく、なぜその工法が最適なのか、どのような工程で進めるのかを丁寧に説明してくれます。この段階で疑問点はすべて解消しておきましょう。

ステップ2:施工準備・養生

工事開始日には、まず周辺の養生作業から始まります。

養生とは?

工事で汚れや傷がつかないように、ベランダ周辺の外壁、窓、手すり、室外機などをビニールシートで保護する作業です。

特に室外機は作業の邪魔になるため、一時的に移動させることもあります。また、塗料やにおいが室内に入らないよう、窓やドアの隙間もしっかりと養生します。

この工程を丁寧に行う業者は、仕上がりの品質も高い傾向があります。

養生が適切でないと、外壁や窓に塗料が飛散したり、室内ににおいが充満したりするため、重要な工程です。

ステップ3:高圧洗浄・下地調整

養生が完了したら、ベランダの床面を高圧洗浄機で徹底的に洗浄します。

長年蓄積した汚れ、カビ、コケ、古い塗膜の剥がれなどを除去し、新しい防水層が密着しやすい状態にします。

高圧洗浄は防水工事の成否を左右する重要な工程で、手抜きは絶対に許されません。

洗浄後は、ひび割れ部分をコーキング材で埋めたり、凹凸をモルタルで平らにしたりする下地調整を行います。

既存の防水層が大きく剥がれている場合は、その部分を完全に撤去します。下地がしっかり整っていないと、新しい防水層を施工してもすぐに剥がれてしまうため、この工程も非常に重要です。

ステップ4:プライマー塗布

下地調整が完了し、十分に乾燥したら、プライマー(下塗り材)を塗布します。

プライマーとは?

下地と防水層の接着力を高めるための接着剤のような役割

プライマーを塗らずに防水層を施工すると、密着不良で早期に剥がれてしまうため、省略できない工程です。

プライマーはローラーや刷毛を使って、隅々まで丁寧に塗り込みます。

特に排水口周辺や立ち上がり部分(壁との接合部)は、雨水が溜まりやすく劣化しやすい箇所なので、念入りに塗布します。

プライマー塗布後は、指定された乾燥時間をしっかり確保してから次の工程に進みます。

ステップ5:防水層の形成

いよいよ防水工事の中核となる防水層の形成です。工法によって施工方法が異なります。

FRP防水の場合は、ガラス繊維マットを敷き詰め、その上からポリエステル樹脂を塗布して含浸させます。

樹脂が硬化すると、軽量で高強度な防水層が完成します。硬化が早いため、この工程は1日で完了することが多いです。

ウレタン防水の場合は、液体状のウレタン樹脂を2回に分けて塗布します。

1回目の塗布後、十分に乾燥させてから2回目を塗ることで、必要な厚みの防水層を形成します。ウレタンはゴム状の弾性があり、下地の動きにも追従できるのが特徴です。

シート防水の場合は、塩ビシートまたはゴムシートをベランダの形に合わせてカットし、接着剤または機械的固定で貼り付けます。

シートの継ぎ目は熱溶着またはテープで処理し、水が浸入しないようにします。

ステップ6:トップコート塗装

防水層が完成したら、最後にトップコートを塗装します。

トップコートは防水層を紫外線や摩耗から保護する保護塗料で、通常は2回塗りが標準です。

1回目の塗装が乾燥してから2回目を塗ることで、均一で耐久性の高い塗膜が形成されます。

トップコートには、ポリエステル系とウレタン系があります。ポリエステル系は耐摩耗性に優れていますが伸縮性が低く、ウレタン系は伸縮性が高く重ね塗りに向いています。

使用する防水層との相性を考慮して、業者が最適なものを選定します。色はグレーが一般的ですが、ベージュ、グリーン、ブラウンなどのカラーバリエーションもあります。

ステップ7:最終確認・引き渡し

すべての工程が完了したら、業者と一緒に最終確認を行います。

塗りムラがないか、排水は正常に流れるか、養生の撤去が完全に済んでいるかなどをチェックします。

気になる点があれば、この段階で遠慮なく指摘しましょう。

最終確認が終われば、保証書と施工写真の受け取りです。保証書には保証期間、保証範囲、連絡先などが記載されているので、大切に保管してください。

施工写真は、各工程(特に防水層形成の段階)が適切に行われたことを証明する重要な記録です。

将来的にトラブルが発生した際の証拠にもなるため、必ず受け取りましょう。

防水工事の流れを7ステップで解説!現地調査から完了までの全工程と失敗しないポイントをご紹介

ベランダの防水工事をDIY(自分)で行うことは可能か?

インターネット上には「ベランダ防水はDIYでできる」という情報も見られますが、結論から申し上げると、専門業者への依頼を強く推奨します

費用を抑えたい気持ちは理解できますが、防水工事は高度な専門知識と技術が必要で、失敗すると余計に高額な修繕費用がかかる可能性があります。

DIYのメリットとデメリット

まず、DIYで防水工事を行った場合のメリットとデメリットを客観的に見てみましょう。

メリット
  • 材料費のみで済むため費用を抑えられる可能性がある
  • 業者だと数十万円かかるところ、DIYなら数万円程度で済む
  • 自分のペースで作業できるため、スケジュールの自由度が高い

一方で、デメリットは深刻です。

デメリット
  • 施工不良のリスク▶︎下地処理の不備、塗布厚の不均一、乾燥不足などで早期に剥がれる
  • 保証がない▶︎失敗しても自己責任、やり直しにさらに費用がかかる
  • 安全性の問題▶︎2階以上のベランダでの作業は転落の危険がある
  • 近隣トラブル▶︎塗料の飛散やにおいでクレームが発生する可能性
  • 建物を傷める可能性▶︎間違った工法で建物の構造を損なうリスク

特に問題なのが、施工不良による雨漏りや建物劣化です。

プロでも難しい防水工事を素人が行うことで、かえって建物を傷め、結局はプロに依頼し直すことになり、二重の費用負担となるケースが少なくありません。

DIYで失敗しやすい3つのポイント

DIYで防水工事を試みた場合、特に失敗しやすいのが以下の3つのポイントです。

DIYで失敗しやすい点
  • 下地処理の不備
  • 塗布厚の不均一
  • 乾燥時間の不足

下地処理の不備が最も多い失敗例です。高圧洗浄が不十分で汚れが残っていたり、ひび割れの補修が甘かったりすると、新しい防水層を施工してもすぐに剥がれてしまいます。

塗布厚の不均一も大きな問題です。防水材は規定の厚みを確保しないと十分な防水性能を発揮できません。

ウレタン防水の場合、1層あたり1~2mmの厚みが必要ですが、素人が塗ると薄い部分と厚い部分ができてしまい、薄い部分から早期に劣化します。

乾燥時間の不足も見落としがちなポイントです。「早く仕上げたい」という気持ちから、十分に乾燥する前に次の層を塗ってしまうと、内部に気泡が残ったり、密着不良を起こしたりします。

特にウレタン防水は各層の乾燥に16~24時間必要で、気温や湿度によってはさらに時間がかかります。

プロ(専門業者)に依頼すべき理由

プロに依頼すべき理由は、単に技術力だけではありません。以下の点で、DIYでは得られない価値があります。

専門業者に依頼すべき理由
  • ベランダの状態を正確に診断し、最適な工法と材料を選定できる
  • 品質の高い材料を適正価格で仕入れられる
  • 万が一施工後に不具合が発生しても、無償で対応してもらえる
  • 2階以上のベランダでの作業は、転落の危険がある

専門知識と技術により、ベランダの状態を正確に診断し、最適な工法と材料を選定できます。

同じベランダでも、下地の材質、劣化の程度、使用環境によって適した工法は異なります。プロはこれらを総合的に判断し、長持ちする施工を実現します。

適切な材料選定も重要です。防水材には相性があり、既存の防水層との組み合わせを間違えると密着不良を起こします。

また、安価な材料を使うと耐用年数が短くなり、結果的にコストパフォーマンスが悪くなります。プロは品質の高い材料を適正価格で仕入れられるため、DIYよりも実は経済的な場合もあります。

アフター保証があることも大きなメリットです。多くの業者は5~10年の保証を提供しており、万が一施工後に不具合が発生しても、無償で対応してもらえます。DIYにはこの安心感がありません。

最後に安全性の確保です。2階以上のベランダでの作業は、転落の危険が常につきまといます。

プロは安全装備を整え、保険にも加入しているため、万が一の事故にも対応できます。大切な命を危険にさらしてまで、数万円を節約する価値があるでしょうか。

ベランダ・バルコニーの防水工事を依頼する業者の選び方

防水工事の成功は、業者選びで8割が決まると言っても過言ではありません。

技術力のある信頼できる業者に依頼すれば、長持ちする施工と手厚いアフターフォローが受けられます。

ここでは、優良業者を見極める5つのポイントをご紹介します。

業者の選び方
  • 防水工事専門業者を選ぶ
  • 必ず3~4社から相見積もりを取る
  • 施工実績と保証内容を確認
  • 現地調査の丁寧さで判断
  • 施工中の写真記録を依頼

防水工事専門業者を選ぶ

ベランダ防水工事を依頼できる業者には、大きく分けて3つのタイプがあります。

建築を担当したハウスメーカー、塗装業者、そして防水工事専門業者です。この中で最もおすすめなのが、防水工事専門業者です。

ハウスメーカーに依頼すると、実際の工事は下請けの専門業者が行うため、中間マージンが発生して費用が高くなりがちです。

同じ工事内容でも、専門業者に直接依頼するより20~30%高くなることも珍しくありません。

塗装業者は外壁塗装のついでにベランダ防水も請け負うケースがありますが、防水は塗装とは異なる専門分野です。

塗装は得意でも防水の知識や経験が不足している業者もあるため、注意が必要です。

防水工事専門業者は、防水に特化した技術と豊富な実績を持っています。さまざまな劣化パターンを見てきた経験から、最適な工法を提案でき、施工品質も安定しています。

国家資格である防水施工技能士の資格を持つ職人が在籍している業者なら、さらに安心です。

必ず3~4社から相見積もりを取る

防水工事を依頼する際は、必ず複数の業者から相見積もりを取ることが鉄則です。

1社だけの見積もりでは、その金額が適正かどうか判断できません。最低でも3社、できれば4社から見積もりを取ることで、相場が見えてきます。

相見積もりのメリットは、費用の比較だけではありません。各業者の提案内容、説明の丁寧さ、対応の速さなども比較でき、総合的に判断できます。

見積書の内訳が詳細に記載されているか、不明瞭な項目がないかもチェックポイントです。

ただし、極端に安い見積もりには要注意です。適正価格よりも大幅に安い場合、材料の質を落としている、工程を省略している、後から追加費用を請求するなどの可能性があります。

逆に高すぎる見積もりも、中間マージンが多く含まれているかもしれません。複数の見積もりの中央値あたりが、適正価格の目安です。

施工実績と保証内容を確認

業者を選ぶ際は、過去の施工実績を必ず確認しましょう。ホームページや施工事例集で、ベランダ防水工事の実績が豊富にあるか、写真付きで工程が紹介されているかをチェックします。

可能であれば、実際の施工現場を見学させてもらうのも良いでしょう。

保証内容も重要な判断材料です。優良業者は5~10年の保証を提供しており、保証書に保証期間、保証範囲、免責事項が明記されています。

特に確認すべきは、どこまでが保証対象なのか、保証期間中の定期点検はあるのか、万が一の不具合時の対応はどうなるのかです。

また、業者が加入している保険も確認しましょう。工事中に建物や隣家を傷つけてしまった場合、賠償責任保険に加入していれば安心です。

アフターフォロー体制が整っているかも重要で、工事完了後も気軽に相談できる関係性を築ける業者を選びましょう。

現地調査の丁寧さで判断

見積もりを依頼すると、業者が現地調査に来ます。この現地調査の丁寧さが、業者の質を見極める重要なポイントです。

優良業者は、ベランダの隅々まで詳しくチェックし、劣化状況を写真撮影して記録します。

調査時の説明が分かりやすく、専門用語を使わずに素人にも理解できる言葉で説明してくれるかも大切です。

「なぜこの工法が最適なのか」「他の選択肢はないのか」「費用を抑える方法はあるか」など、こちらの質問に真摯に答えてくれる業者は信頼できます。

逆に、現地をほとんど見ずにすぐ見積もりを出す業者、「今すぐ工事しないと大変なことになる」と不安を煽る業者、大幅な値引きを提示してその場で契約を迫る業者は要注意です。

焦らず、複数の業者をじっくり比較してから決めましょう。

施工中の写真記録を依頼

防水工事は、完成後には見えない部分(防水層の厚み、下地処理の状況など)が品質を左右します。

そのため、各工程の写真撮影を依頼することを強くおすすめします。

特に記録してほしいのは、高圧洗浄後の下地状態、下地補修の様子、プライマー塗布後、防水層形成中、トップコート塗装前後の各段階です。

これらの写真があれば、手抜き工事がないことを確認でき、万が一将来トラブルが発生した際の証拠にもなります。

優良業者は、依頼しなくても自発的に各工程を写真撮影し、完成時に報告書としてまとめて渡してくれます。

この対応の有無も、業者の信頼性を測るバロメーターになります。

防水工事の良い業者を教えて!失敗しない選び方と優良業者を見抜く7つのポイント

【施工事例】9階建てマンションのルーフバルコニー防水工事|新東亜工業

東京都世田谷区の地上9階建てマンションにおけるルーフバルコニー防水工事の施工事例です。

複数階にわたる8部屋分のルーフバルコニーを対象に、ウレタン塗膜防水(通気緩衝工法)と長尺シート敷設を実施しました。

真夏の厳しい条件下でも安全・品質を最優先に完了した工事内容をご紹介します。

工事の概要|費用・期間

世田谷区の9階建てマンションで、ルーフバルコニー8部屋分の防水工事を実施しました。

既存の長尺シートを撤去し、ウレタン塗膜防水(通気緩衝工法)で防水層を再構築後、新たに長尺シートを敷設しました。

項目 内容
物件種別 地上9階建てマンション
所在地 東京都世田谷区
施工範囲 ルーフバルコニー8部屋分
工事期間 7月初旬~9月初旬(約2ヶ月)
主な工事内容 ・高圧洗浄
・既存長尺シート撤去
・カチオンモルタル下地補修
・ウレタン塗膜防水(通気緩衝工法)
・長尺シート敷設
工事金額 1,020万円
特記事項 ・1工区・2工区に分けて段階的施工
・真夏の厳しい条件下での施工

ルーフバルコニーは居住空間の延長として利用される一方、常に風雨や紫外線にさらされており、防水機能の劣化が建物全体の耐久性に直結します。

施工前の準備として高圧洗浄を実施し、表面の汚れや既存防水層の劣化を徹底的に洗い落としました。

既存の長尺シートを撤去後、下地コンクリートの部分的な損傷をカチオンモルタルで補修し、密着性を高めました。

防水層にはウレタン塗膜防水(通気緩衝工法)を採用。下地からの水蒸気を適切に逃がしつつ、柔軟で高い防水性能を長期間維持できる工法です。

防水層の硬化・乾燥完了後、新たに長尺シートを敷設し、滑りにくく耐候性に優れた仕上がりとしました。

お問い合わせ・ご依頼内容

管理組合様より、複数階にわたるルーフバルコニーの防水工事についてお問い合わせをいただきました。

築年数が経過し、防水層の劣化が懸念されるため、建物全体の耐久性を維持するための改修工事をご検討されていました。

ルーフバルコニーは「屋根」と「生活空間」の両面を担う重要な部位です。

居住者の方々が日常的に利用される場所であり、防水性能が低下すると雨水が建物内部に侵入し、コンクリートの中性化や鉄筋の腐食といった深刻な被害へと発展します。

管理組合様としても、住民の皆様の快適な暮らしと建物保全のために、適切なタイミングでの改修が必要と判断されました。

初期段階で専門業者に点検を依頼し、早めの対応を行うことで、将来的な雨漏りや高額な修繕工事を未然に防ぐことができます。

現地調査から工事開始までの流れ

現地調査では、ルーフバルコニー8部屋分の状態を詳しく確認しました。

既存の長尺シートの劣化状況、下地コンクリートの損傷箇所、排水状況などを総合的に診断し、最適な工法を提案しました。

現地調査の結果、既存の長尺シートは経年劣化により防水性能が低下しており、下地コンクリートにも部分的な損傷が見られました。

このため、既存シートを完全撤去し、下地補修を行った上で新たな防水層を構築する必要があると判断しました。

防水工法にはウレタン塗膜防水(通気緩衝工法)を採用。この工法は下地からの水蒸気を適切に逃がしつつ、柔軟で高い防水性能を長期間維持できるため、築年数を重ねた建物の改修工事に最適です。

防水層の膨れや剥離を抑える効果もあり、長期的な建物保全に貢献します。見積もりでは、高圧洗浄から長尺シート敷設までの全工程を詳しく説明し、工事を1工区・2工区に分けて段階的に施工する計画を提示。

管理組合様のご承認を得て、正式契約に至りました。

工事中の流れ・やり取り

工事は1工区・2工区に分けて段階的に実施しました。まず高圧洗浄で表面の汚れを徹底的に除去し、既存長尺シートを撤去。

下地補修後、ウレタン塗膜防水を施工し、硬化・乾燥を待って長尺シートを敷設しました。

1工区施工

1工区では、まず高圧洗浄を実施し、表面の汚れや既存防水層の劣化を徹底的に洗い落としました。

既存の長尺シートを撤去後、下地コンクリートの部分的な損傷をカチオンモルタルで補修。密着性を高めるための下地調整を丁寧に行いました。

下地準備が完了後、ウレタン塗膜防水(通気緩衝工法)を施工。液状のウレタン樹脂を塗布し、継ぎ目のない防水層を形成しました。

防水層の硬化・乾燥完了を確認した後、新たに長尺シートを敷設。滑りにくく、耐候性にも優れた仕上がりとしました。

2工区施工

1工区の完了後、同様の工程で2工区の施工を実施。7月初旬から9月初旬にかけて、真夏の厳しい条件下でも安全・品質を最優先に作業を進めました。

ウレタン防水は気温や湿度の影響を受けやすいため、施工時間帯や養生期間を慎重に調整。

居住者の方々への配慮も徹底し、工事中の騒音や動線への影響を最小限に抑えました。

まとめ

本工事は世田谷区の9階建てマンションで、ルーフバルコニー8部屋分の防水工事を実施した事例です。

ウレタン塗膜防水(通気緩衝工法)と長尺シート敷設により、防水性能と美観を兼ね備えた仕上がりを実現しました。

真夏の厳しい条件下でも、約2ヶ月の工期で完了しました。

工事のポイント
  • ルーフバルコニー8部屋分、約2ヶ月の工期で完了
  • 高圧洗浄→既存シート撤去→下地補修→防水層構築→長尺シート敷設
  • ウレタン塗膜防水(通気緩衝工法)で防水層の膨れや剥離を抑制
  • 長尺シート敷設で滑りにくく、耐候性に優れた仕上がり
  • 1工区・2工区に分けて段階的施工、居住者への配慮も徹底

ルーフバルコニーは「屋根」と「生活空間」の両面を担う重要な部位であり、防水性能の維持は快適な暮らしと建物保全のために欠かせません。

今回の工事では、既存の長尺シートを完全撤去し、下地補修を徹底的に行った上で新たな防水層を構築。

ウレタン塗膜防水(通気緩衝工法)により、下地からの水蒸気を適切に逃がしながら、柔軟で高い防水性能を長期間維持できる設計としました。

真夏の厳しい条件下でも、施工時間帯や養生期間を慎重に調整し、品質を最優先に作業を進めました。

居住者の方々が日常的に安心して利用できる空間が整い、建物全体の耐久性向上にも貢献する工事となりました。

▶参考元:【管理組合様】東京都世田谷区マンション ルーフバルコニー防水工事 費用公開

ベランダ・バルコニーの防水工事に関するよくある質問【FAQ】

ベランダ防水工事について、お客様からよく寄せられる質問にお答えします。

Q

ベランダの防水工事の費用相場はいくらぐらい?

A

一般的な戸建て住宅のベランダ(5㎡程度)の場合、工法によって異なりますが、総額で約10万~18万円が相場です。

FRP防水が12万~18万円、ウレタン防水が10万~15万円、シート防水が12万~18万円程度です。

ベランダが3㎡程度の狭い場合は8万~12万円、10㎡と広い場合は20万~30万円が目安となります。

ただし、劣化が激しく大規模な下地補修が必要な場合は、これらの金額を上回ることもあります。

Q

ベランダに防水工事しないとどうなる?

A

ベランダの防水工事を怠ると、まず雨漏りが発生しやすくなります。

雨水が建物内部に浸入すると、木造住宅では木材の腐食、鉄骨造では鉄骨のサビを引き起こし、建物の構造強度が低下します。

さらに湿気を含んだ木材にはシロアリが発生しやすくなり、家の基礎部分まで損傷する可能性があります。

また、雨漏りの履歴がある建物は不動産査定額が大幅に下がり、資産価値の低下につながります。

早期に対処すれば数万円で済む補修が、放置することで数十万円から数百万円の大規模修繕に発展するため、定期的なメンテナンスが重要です。

Q

ベランダの防水工事はどこに頼めばいい?

A

ベランダ防水工事を依頼するなら、防水工事専門業者が最もおすすめです。

建築を担当したハウスメーカーに依頼すると中間マージンが発生して費用が高くなりがちで、塗装業者は防水の専門知識が不足している場合があります。

防水工事専門業者は、防水に特化した技術と豊富な実績を持ち、国家資格である防水施工技能士の資格を持つ職人が在籍していることも多いため、施工品質が安定しています。

業者を選ぶ際は、必ず3~4社から相見積もりを取り、施工実績、保証内容、現地調査の丁寧さを比較して判断しましょう。

Q

ベランダの防水工事は何年ごとにするべき?

A

ベランダの防水層は、新築または前回の防水工事から約10~15年が寿命の目安です。

ただし、トップコート(表面の保護塗料)は約5年ごとに塗り替えることで、防水層を紫外線や摩耗から守り、防水層自体の寿命を延ばすことができます。

築年数だけでなく、色あせ、ひび割れ、水たまりなどの劣化サインが現れたら、築年数に関わらず早めに専門業者に相談することをおすすめします。

特に0.3mm以上のひび割れが見られる場合や、雨漏りが発生している場合は、緊急性が高いためすぐに対処が必要です。

まとめ

ベランダ防水工事は、大切な住まいを雨水から守り、建物の寿命を延ばすために欠かせないメンテナンスです。

この記事でお伝えした重要なポイントを、最後にチェックリスト形式でまとめます。

確認事項
  • 劣化のサインを見逃さない(色あせ、ひび割れ、水たまり、雨漏り)
  • 10~15年ごとの防水工事が基本、トップコートは5年ごと
  • 工法選びは専門家と相談(FRP・ウレタン・シートの特徴を理解)
  • DIYより専門業者が安心(技術・保証・安全性)
  • 相見積もりで適正価格を把握(最低3~4社から比較)
  • 防水工事専門業者に依頼する
  • 施工実績と保証内容を必ず確認
  • 各工程の写真記録を依頼して品質を担保

小さなひび割れやわずかな色あせでも、それは建物からの重要なサインです。

早期に発見し、適切に対処することで、修繕費用を最小限に抑え、住まいの資産価値を守ることができます。

株式会社新東亜工業は、豊富な施工実績と確かな技術力で、お客様の大切な住まいを守ります。

ベランダの劣化が気になる方、防水工事をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

現地調査・お見積もりは無料で承っております。経験豊富な専門スタッフが、あなたのベランダに最適な防水工事をご提案いたします。