2024.04.20
陸屋根からの雨漏り原因とは?屋上修理やメンテナンス方法を紹介
平らな構造を持つ陸屋根は、一般的な屋上と比べて雨漏りしやすい特徴があります。ALCや木造建築でも多く採用されているこの屋根形状では、適切なメンテナンスや定期的な掃除が欠かせません。雨漏り対策を怠ると、高額な修理費用やリフォーム工事を行うケースや、保険適用も考える必要があります。DIYでの補修も可能ですが、防水工事の専門知識も必要です。
そこで本記事では、陸屋根からの雨漏りの主な原因から、具体的な対策方法、メンテナンスのポイントなどを解説します。建物の管理に役立つ情報を掲載していますので、最後までぜひご覧ください。
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陸屋根が雨漏りしやすい理由
陸屋根が雨漏りしやすい理由は、屋根の形状と防水層にあります。
それぞれの理由について、以下で解説します。
陸屋根が雨漏りしやすい理由その1.傾斜がないので雨水が滞留する時間が長いため
陸屋根は、その形状ゆえに雨漏りしやすいというリスクがあります。
一般的に三角形の屋根は、勾配によって雨水が自然と流れ落ちる仕組みになっています。
これに対して、陸屋根は平らな形状が特徴で、このため雨水が滞留しやすい状況を生み出してしまうのです。
陸屋根にも水の流れを考慮した設計は施されていますが、三角屋根と比較して明らかに水の流れが弱いため雨水が溜まりやすく、それが雨漏りの原因になり得るのです。
特に、ゲリラ豪雨や台風などの大量の雨が降った場合、排水が追い付かず、屋根に水が溜まってしまう可能性があります。
陸屋根が雨漏りしやすい理由その2.防水層のみで保護されているため
陸屋根は、他の屋根と異なり、屋根材で覆われていません。
代わりに、防水シートや塗膜でできた「防水層」によって表面が保護されています。
陸屋根の防水層は、屋根材よりも劣化しやすい傾向があります。
そのため、より頻繁な点検・メンテナンス が必要です。
防水層の劣化は、目に見えない場合もあります。
定期的な点検に加え、雨漏りの兆候にも注意が必要です。
陸屋根の防水層は、建物の寿命に大きく影響する重要な部分です。
適切なメンテナンスを怠らないようにしましょう。
陸屋根で雨漏りが発生する主な原因
陸屋根で雨漏りが発生する主な原因は以下のような点が挙げられます。
雨漏りの原因が判明したら、早めに対処することが重要です。
陸屋根で雨漏りが発生する主な原因1.防水層の劣化・損傷
防水層には、以下のような劣化や損傷が発生する可能性があります。
それぞれの内容について、詳しく解説していきます。
亀裂
防水層の亀裂は、経年劣化、紫外線、施工不良、地震などで起こります。
防水層の亀裂が生じると、そこから雨水が侵入し雨漏りが発生します。
雨漏りは、天井や壁のシミ、カビ、腐食、建物の劣化、電気系統のショート、健康被害などの問題を引き起こす可能性があるため、見つけたら早めの対処が必要です。
防水層の膨れ
陸屋根の防水層の膨れは、下地の水分や空気層の形成などによって発生します。
雨水や結露などが下地に浸透し、防水層と下地の間に隙間が生じることがで膨れが発生することがあります。
特に、密着工法で施工された陸屋根の場合、下地の乾燥が不十分だと、水分が蒸発しようとして防水層を押し上げる可能性が高いです。
また、防水層と下地の間に空気層が形成されると、空気層が膨張収縮することで防水層が押し上げられ、膨れが発生することがあります。
防水シートの剥がれ
防水シートは、時間の経過とともに劣化していきます。
紫外線や風雨、雨などの影響を受け、徐々に接着力が低下したり、破損したりして、剥がれが発生しやすくなります。
また、防水シートの施工不良も、剥がれの原因です。
特に、シートの継ぎ目部分や端部は、丁寧に施工する必要があります。
下地処理が不十分だったり、不適切な接着剤を使用したりすると、剥がれが発生しやすくなります。
防水シートの亀裂・破れ
防水シートの亀裂・破れは、経年劣化や施工不良以外にも、強風による飛来物や鳥による損傷が原因となります。
固く鋭い物体が風で飛ばされてきたり、鳥が突っついてシートが破れてしまうことがあります。
また、鳥の糞が付着すると、防水シートが劣化する可能性があるので注意が必要です。
目地の劣化
陸屋根の目地は、非常に劣化しやすい箇所です。
劣化の主な原因は、経年劣化、紫外線、施工不良、地震によるものなどが挙げられます。
目地が劣化している箇所に雨水が侵入すると、雨漏りの危険性が高まります。
また、建物の腐食の原因にもなるので、見つけたら早めの対処が必要です。
植物による防水層の破壊
近年、屋上緑化やルーフガーデンなど、陸屋根に植物を植えるケースが増えています。
しかし、植物の根が防水層を突き破り、雨漏りの原因となるという問題も発生しているのも事実です。
植物の根は、水や栄養を求めてどんどん成長します。
陸屋根に植えられた植物の根も例外ではなく、防水層を突き破って下地まで達してしまうことがあります。
特に、排水溝の周りや立ち上がり部分は、植物の被害を受けやすいので注意が必要です。
陸屋根で雨漏りが発生する主な原因2.排水溝のつまり
陸屋根は、雨水をスムーズに排水することが重要です。
しかし、排水溝が詰まってしまうと、水が滞留し、防水層に負担がかかり、雨漏りにつながる可能性があります。
落ち葉、土砂、ゴミなどが原因で排水溝が詰まります。
陸屋根で雨漏りが発生する主な原因3.パラペットや笠木の劣化・損傷
パラペットや笠木などの部材の劣化・損傷も、雨漏りにつながる可能性があります。
パラペットとは、陸屋根の外周部に設けられた低い壁のことです。
雨水を屋上から排水したり、強風を防いだりする役割があります。
笠木とは、パラペットや立ち上がり部分の上に取り付けられた金属製の板のことです。
雨水を屋上から排水したり、パラペットや立ち上がり部分を保護したりする役割があります。
パラペットや笠木は、経年劣化、風雨、地震、施工不良などによって劣化・損傷することがあります。
陸屋根で雨漏りが発生する主な原因4.壁面の破損
壁面は、防水層と一体化して雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っており、破損すると防水層の機能が損なわれ、雨漏りにつながってしまう可能性があります。
壁面破損の原因は、経年劣化、施工不良、地震、台風、飛来物などが考えられます。
壁面破損による雨漏りは、雨水が壁内部に浸透することにより木材や鉄筋を腐食させ、建物の劣化を早めるため注意が必要です。
陸屋根で雨漏りが発生する主な原因 5.陸屋根の勾配不良
陸屋根は、完全に水平なわけではなく、わずかな勾配が設けられています。
この勾配は、雨水をスムーズに排水するための重要な役割を果たすものです。
一般的には、100分の1程度の勾配が推奨されており、これが陸屋根の基準勾配となります。
しかし、実際の施工では、基準勾配よりも小さな勾配になってしまう場合があります。
陸屋根の勾配が不十分だと、雨水が屋根上に溜まりやすくなるため注意が必要です。
陸屋根の雨漏りなど劣化レベル別の補修工事の種類や方法
陸屋根は、雨漏りしやすいという弱点がありますが、定期的な点検・メンテナンスを行うことで、長く安心して使用できます。
ここでは、陸屋根の劣化レベル別の補修工事の種類について詳しく解説します。
適切な補修方法を選ぶことで、建物の寿命を延ばし、雨漏りなどのトラブルを防ぐことが可能です。
陸屋根の補修工事の種類や方法|陸の屋根小さな傷・浮きは部分補修
小さな傷や浮きは、比較的小規模な劣化症状です。
しかし、放置するとさらに症状が重くなるため、早めに対処しましょう。
部分補修は、劣化している部分のみを補修する方法です。
部分補修は、費用を抑えられる一方、効果は部分的なものになります。
陸屋根の補修工事の種類や方法 |表面のざらつき・色褪せはトップコートの塗り直し
陸屋根表面のざらつきは、トップコートの劣化というメンテナンスのサインとなります。
表面のざらつきや、色あせを発見した場合、トップコートの塗り直しが必要です。
トップコートの塗り直しは、既存の防水層の上に新しい塗膜を塗布する方法です。
比較的安価で施工も簡単ですが、効果は数年に限られます。
したがって、トップコートの塗り替えは定期的に行う必要があります。
陸屋根の補修工事の種類や方法|防水層が劣化している場合は防水層のリフォーム
防水層が劣化している場合は、速やかに防水層のリフォームを行いましょう。
陸屋根のリフォーム工事では、既存の防水層の種類を変更することも検討が可能です。
近年では、工期とコスト面でメリットのあるウレタン防水工事が主流になっています。
陸屋根の改修工事は、防水業者に依頼する必要があります。
塗装業者と異なり、防水工事には専門的な知識と技術が必要となるためです。
必ず、実績と信頼のある防水業者を選びましょう。
陸屋根の補修工事の種類や方法|雨漏りが起こっている場合は原因部分の補修と防水層の全面交換
雨漏りが発生してしまった場合は、早急な対応が不可欠です。
雨漏りによって被害を受けるのは、陸屋根防水層だけではありません。
雨水が下地にまで浸透してしまうと、内装材の損傷や構造体の腐食、電気配線のショートなどの問題が発生する可能性があります。
また、雨漏り被害の範囲によって、必要な復旧作業は異なるため注意が必要です。
軽度な被害は、防水層の補修のみで済む場合もありますが、下地まで被害が及んでいる場合は、防水層に加えて、下地の補修や交換が必要です。
さらに、建物躯体などに影響がある場合は、防水層の全面交換だけでなく、建物躯体の補修が必要になる場合があります。
陸屋根の雨漏りサインで適切な対策しよう
ここでは、陸屋根の雨漏りサインについて解説します。
早期に雨漏りの兆候を発見し、適切な対策を講じることが、建物を守るために重要です。
陸屋根の雨漏りサイン1.天井や壁のシミ
陸屋根からの雨漏りが原因で、天井や壁にシミが現れることがあります。
シミの種類や形状によって、雨漏りの場所や程度をある程度推測することが可能です。
- 水滴状のシミ:雨漏りの場所が比較的近い
- 広範囲に広がるシミ:雨漏りが広範囲にわたっている
- 輪状のシミ:雨漏りの場所が梁や柱などの構造物付近である
- 黒いシミ:カビが発生している
天井や壁にシミを発見したら、すぐに専門業者に相談することをおすすめします。
専門業者は、シミの形状や場所などを調査し、雨漏りの原因を特定してくれます。
陸屋根の雨漏りサイン2.カビやコケの発生
陸屋根のカビやコケは、雨漏りのサインであると同時に、健康被害や建物の劣化を引き起こす可能性があるため、早めの対策が必要です。
カビやコケは、防水層の劣化や結露、換気不足などが原因で発生します。
カビやコケを発見したら、すぐに専門業者に相談し、適切な対策を講じましょう。
陸屋根の雨漏りサイン3.雨音以外での異音
雨漏りのサインは雨音だけではありません。
雨音以外にも、以下のような異音が聞こえる場合は、雨漏りの可能性が高いです。
- ポタポタという水滴音が聞こえる
- 風雨音が異様に響く
- 金属音が聞こえる
- 木造住宅の場合は、ギシギシという音がする
これらの異音が聞こえたら、すぐに専門業者に相談することをおすすめします。
陸屋根の雨漏りサイン4.室内の壁や天井の剥がれ
雨水が壁や天井に染み込み、剥がれが発生することがあります。
特に、天井の隅や壁と天井の接合部分などは、雨漏りが発生しやすい場所です。
陸屋根からの雨漏りは、早期発見・早期対応が重要です。
屋内のサインを見逃さないようにし、雨漏りを感じたらすぐに専門業者に相談しましょう。
陸屋根の雨漏り防水工事の種類について
陸屋根の防水工事には、主に以下の4種類があります。
それぞれの陸屋根防水の費用、耐用年数を表にまとめました。
防水工事の種類 | 費用相場 | 耐用年数 |
---|---|---|
ウレタン防水 | 約4,000〜7,000円/㎡ | 8年〜12年 |
FRP防水 | 約5,500〜8,500円/㎡ | 10年〜15年 |
シート防水 | 約2,500〜7,500円/㎡ | 10年〜15年 |
アスファルト防水 | 約5,000〜8,000円/㎡ | 15年〜25年 |
ここでは、各防水工法の特徴などについて解説します。
陸屋根の雨漏り防水工事の種類1.ウレタン防水
ウレタン防水工事は、優れた防水性と施工性を備えた工法です。
防水工事の方法に迷ったら、まず使われるのがウレタン防水といってもいいでしょう。
ただし、下地がしっかりしていないと、剥がれなどの問題が発生する可能性があります。
また、紫外線によって劣化することがあるため、トップコートの塗布が必要です。
ウレタン防水工事は、主に密着工法と通気緩衝工法の2種類の工法で行われます。
密着工法は、ウレタン樹脂を直接下地に塗布する方法です。
通気緩衝工法は、ウレタン樹脂を塗布する前に、通気緩衝シートを貼り付けます。
密着工法は、比較的安価で施工が簡単ですが、下地がしっかりしていないと剥がれなどの問題が発生する可能性があります。
通気緩衝工法は、密着工法よりも耐久性が高く、下地への影響も少ないですが、施工工程が複雑です。
陸屋根の雨漏り防水工事の種類2.FRP防水
FRP防水とは、ガラス繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastic)を用いた防水工法です。
FRP防水は、高い強度と耐久性を持ち合わせています。
また、防水層の上を歩くことが可能になり、陸屋根の利用範囲を広げることができます。
ただし、下地が平坦でない場合は、施工が難しく、仕上がりにも影響が出ることがあります。
さらに、施工には専門知識と技術が必要となるため、経験豊富な業者を選ぶことが重要です。
陸屋根の雨漏り防水工事の種類3.シート防水
シート防水は、塩ビやゴム製のシートを貼り付けて防水層を形成する工法です。
比較的安価で施工も簡単なため、多くの建物に採用されています。
ただし、紫外線や外部からの衝撃に弱く、場合によってはシートが破れてしまうこともあります。
シート防水工事は、主に密着工法と機械的固定工法の2種類があります。
接着剤でシートを固定するのが密着工法で、機械を用いてビスやディスクでシートを固定する方法が機械的固定工法です。
陸屋根の雨漏り防水工事の種類4.アスファルト防水
アスファルト防水工事は、溶かしたアスファルトとアスファルトルーフィングシートを重ね貼りすることで、強靭で水密性の高い防水層を形成する工法です。
歴史と実績に裏付けされた信頼性の高い工法として知られています。
アスファルト防水工事には、常温工法、熱工法、トーチ工法の3種類があります。
アスファルトルーフィングシートを接着する際に、熱する必要がある場合は、周囲環境への配慮が必要です。
陸屋根の雨漏り対策とは?
陸屋根の雨漏りを予防するには、以下のような対策が有効です。
陸屋根の雨漏り対策|定期的な点検
陸屋根の雨漏り対策には、専門業者による定期的な点検を行い、防水層の状態や排水の状況などを確認することが重要です。
陸屋根の点検時期は、一般的には年に1回と言われています。
しかし、使用状況や環境によって劣化速度は異なるため、専門業者に相談して適切な点検時期を決めることが重要です。
陸屋根の点検では、防水層の状態、排水状態、パラペットや立ち上がり部分などをチェックします。
点検時に何らかの劣化や破損が見つかったら、早急な対処が必要です。
陸屋根の雨漏り対策|排水溝の掃除
排水溝の掃除は、雨漏り対策として最も基本的な作業です。
排水溝が詰まると、雨水がたまり、防水層の劣化につながる可能性があります。
排水溝の掃除は、最低でも春と秋の年に2回行うのがおすすめです。
春は花粉や黄砂などの汚れが溜まりやすく、秋は台風の時期が終わり、落ち葉などが溜まりやすい時期だからです。
雨天後など、汚れが溜まりやすい場合は、随時掃除を行うようにしましょう。
陸屋根の雨漏り対策|防水層のメンテナンス
陸屋根防水層のメンテナンスは、防水層の劣化状態によって方法が違ってきます。
軽度な劣化の場合は、トップコートを塗り替えることで、防水性を回復させることが可能です。
劣化が著しい場合は、防水層自体を全面改修する必要があります。
陸屋根防水層のメンテナンス時期は、一般的には5~10年と言われています。
しかし、使用状況や環境によって劣化速度は異なるため、定期的な点検を行い、必要に応じてメンテナンスを行うことが重要です。
陸屋根の雨漏り対策|必要に応じて補修・改修
雨漏りの被害状況によって、必要な補修・改修工事は異なります。
軽度な被害であれば、防水層の補修のみで済む場合もあります。
ただし、下地まで被害が及んでいる場合は、防水層に加えて下地の補修や交換が必要です。
また、建物躯体などに影響がある場合は、防水層の全面交換だけでなく、建物躯体の補修が必要になる場合があります。
防水工事での助成金や補助金について【屋根防水や屋上防水】
大規模修繕に関わらず屋根防水、屋上防水などは場合によって多くの資金が必要になります。
そんな時に活用できるのが助成金や補助金です。各地方自治体では修繕工事や外壁塗装などにおいて補助金などを用意している場合があります。
防水工事の場合リフォーム補助金や住宅改修工事における助成金などがあり、該当する場合には防水工事の補助金を受けることが可能です。
以下の内容が基本的な補助金申請時の条件です。
- 補助金申請できる地域に住んでいる
- 以前同じ補助金や助成金を受け取っていない
- 税金を滞納していない
- 省エネに関するものや耐震補強など、その地方自治体の目的にあった工事であること
詳しくはお住まいの各自治体のホームページ、または問い合わせをして確認してみましょう。
防水工事に関してのよくある質問を紹介
ここでは防水工事に関してよくある質問を紹介していきます。
Q
防水工事前に何か準備は必要ですか?
A
防水工事前には、施工箇所の周りを整理し、私物や家具などは移動が必要になります。また、工事中の騒音や振動について、事前に確認しておきその時間帯の過ごし方などを決めておくとスムーズに対応できます。
Q
防水工事を行う周期はどのくらいですか?
A
一般的に、防水工事は10年から15年ごとに行うのが目安です。定期的な点検を行い、劣化が見られる場合は早めに工事を実施すると、建物の寿命を延ばすことができます。
Q
雨天時も防水工事は行いますか?
A
防水工事は晴天時に行うのが基本です。雨天時に施工すると、乾燥が不十分になり、防水効果が落ちることがあります。そのため、天気を見ながらスケジュールを調整し、品質を確保します。
Q
防水工事中に臭いがすることはありますか?
A
防水工事では、使用する材料によって臭いが発生することがあります。特に溶剤系の材料を使うと匂いが強くなることがあります。臭いについて気になる場合はご相談の上、水性材料を選べば臭いは抑えられます。工事中は換気をしっかり行い、匂いがこもらないようにしましょう。
陸屋根の雨漏り防水工事における修理業者の選び方
雨漏り修理業者を選ぶのは簡単ではありません。
悪質な業者を選んでしまうと、高額な費用を請求されたり、不適切な工事が行われたりする可能性があります。
そこで、ここでは、陸屋根の雨漏り修理業者を選ぶ際に特に重要なポイントを3つ紹介します。
陸屋根の修理業者の選び方その1.防水工事の実績
雨漏り修理は、専門的な知識と技術が必要な高度な工事であり、実績と信頼のある業者を選ぶことが重要です。
まず、陸屋根の雨漏り修理を専門としている業者かどうかを確認しましょう。
さらに、過去の施工事例や顧客満足度などを参考にし、長年営業を続けている業者を選ぶと安心です。
陸屋根の修理業者の選び方その2.複数の業者から見積もりを取る
雨漏り修理の費用は、業者や施工内容によって大きく異なります。
複数の業者から明確な見積もりを取り、比較することが重要です。
見積もりには、項目ごとの費用と工期が明記されていることを確認しましょう。
曖昧な表現や追加料金の可能性があるような見積もりには注意が必要です。
不明点はしっかりと質問し、納得してから契約しましょう。
陸屋根の修理業者の選び方その3.口コミで評価が高い業者を選ぶ
インターネットや口コミサイトなどで、業者の評判を確認することも有効です。
過去の顧客からの口コミや、評判を参考にしましょう。
良い口コミだけでなく、悪い口コミも参考にし、複数の口コミサイトで業者を検索してみるのも大切です。
陸屋根の雨漏り修理はDIYで可能?
結論から言うと、陸屋根の雨漏り修理はDIYで可能です。
軽微な補修であれば問題なく行えますし、何より費用が抑えられるという点でDIYが増えてきました。
ただし、雨漏りの原因を特定することは非常に困難で、工事に失敗して再発したというケースもあります。
また、高所での作業となるため、安全面での配慮が必要です。
雨漏りの原因がわからない、高所での作業に不安がある、確実に雨漏りを止めたい場合は、専門業者に依頼することを強くおすすめします。
雨漏り修理は、建物の寿命にも大きく影響する重要な工事です。
慎重に判断し、適切な対応を選択しましょう。
陸屋根の雨漏りについて|まとめ
ここまで、陸屋根における雨漏りの原因と対処方法について解説してきました。
この記事の要点は、以下の通りです。
- 陸屋根は、雨や風雪の影響を受けやすく、定期的な点検・メンテナンスが必要
- 防水層が劣化すると、雨漏りなどの問題が発生し、建物の劣化や健康被害に繋がる可能性がある
- 陸屋根の雨漏り対策方法は、予防と早期発見・早期対応が重要
- 陸屋根の雨漏り修理業者の選び方:防水工事の実績、複数の業者からの明確な見積もり、口コミで評価が高い業者
- 陸屋根の雨漏り修理は軽微な補修であればDIYで可能
- 確実に雨漏りを止めたい場合は専門業者に依頼
陸屋根の雨漏り対策には、予防と早期発見・早期対応が重要です。
定期的な点検・メンテナンスを行い、雨漏りのサインを見逃さないようにしましょう。
もし、雨漏りが発生してしまった場合は、専門業者に相談し、適切な補修・改修工事を行うことをおすすめします。