2024.04.23
マンションの大規模修繕工事・施工業者ランキング紹介
マンションの大規模修繕工事会社は、どこに依頼すべきか迷われる方も多いです。特に管理組合が直面するこの重要な課題に対して、実績データと顧客評価に基づいた信頼できる施工業者ランキングを紹介します。
築12~15年で必要となる大規模修繕は、資産価値を大きく左右する重要な工事だからこそ、業者選びは慎重に行う必要があります。本記事では、修繕・改修工事の基礎知識から、東京都内の大手施工会社5社の特徴、実績件数、顧客満足度まで、管理組合の意思決定に役立つ情報を徹底解説します。

新東亜工業が選ばれる理由
- 仲介業者を介さない工事で余分な外注費をカットできる
- 確かな品質と施工スピードが強み
- お客様満足度脅威の98%
- 個人宅以外にマンションなどの大規模修繕にも対応
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目次
大規模修繕工事とは?
大規模修繕工事は、建物の寿命を延ばし、資産価値を維持・向上させるために非常に重要な工事です。
大規模修繕とは、経年劣化によって傷んだ建物の部分を補修し、新築時の機能を回復させる工事のことです。 12~15年ごとに、外壁の補修や塗装、屋上の防水工事などをまとめて行う大掛かりな工事となるため、足場を組んで行われることが一般的です。 工事の対象は、主にマンションの共有部分です。
大規模修繕工事は、建物の美観を回復させるだけでなく、安全性や快適性を向上させる効果もあります。 例えば、外壁のひび割れを放置すると、雨水が侵入し、鉄筋が錆びて建物の強度が低下する可能性があります。 また、防水工事を行うことで、雨漏りを防ぎ、建物の劣化を遅らせることができます。
さらに、大規模修繕工事は、時代の変化に合わせて、建物の機能や性能を向上させる良い機会でもあります。 例えば、バリアフリー化や省エネ対策など、現代のライフスタイルに合わせた改修を行うことで、より快適で暮らしやすい住まいを実現できます。
修繕工事と改修工事についての違い
修繕工事と改修工事は、どちらも建物の維持や改善を目的とした工事ですが、目的や内容にいくつかの違いがあります。
修繕工事
修繕工事は、建物の劣化や損傷を修復し、元の状態に戻すことを目的とした工事です。主に老朽化や経年劣化による不具合を修理するために行われ、建物の機能を維持することが重要視されます。例えば、外壁のひび割れ補修や、防水層の再施工、給排水設備の修理などが修繕工事に該当します。修繕工事は、建物の現状を保つために必要なもので、定期的に行うことが推奨されます。
改修工事
改修工事は、建物の機能やデザインを改善し、現状よりも良くすることを目的とした工事です。単なる修理に留まらず、設備の更新やレイアウトの変更、新たな機能の追加など、建物全体の性能向上を図るための工事です。例えば、古くなった設備の最新化や、内装デザインの変更、エネルギー効率の向上を目的としたリノベーションなどが改修工事に該当します。
大規模修繕工事の工事内容について
大規模修繕工事は、マンションやビルなどの建物全体を対象に、定期的に行う大規模な改修工事です。建物の老朽化を防ぎ、耐久性・安全性・美観を維持することが目的で、一般的には築12~15年を目安に実施されます。修繕内容は建物の状況に応じて異なりますが、マンション大規模修繕の工事内容には主に以下の工事が含まれます。
大規模修繕工事の工事内容1. 外壁補修・塗装工事
外壁は風雨や紫外線の影響を直接受けるため、経年劣化が避けられません。外壁のひび割れや塗装の劣化を放置すると、雨水の浸入によるコンクリートの劣化や鉄筋の腐食につながるため、適切な補修が必要です。
- ひび割れ補修(クラック補修):コンクリートやサイディングのひび割れを埋め、防水性を回復させる。
- 外壁塗装の塗り替え:耐久性や防汚性を向上させるため、劣化した塗膜を剥がし、新たな塗装を施工。
- シーリング(コーキング)打ち替え:サイディングの継ぎ目や窓枠の防水機能を確保し、ひび割れを防ぐ。
外壁補修は、建物の美観を保つだけでなく、防水機能を維持し、耐久性を向上させる重要な工事です。
大規模修繕工事の工事内容2. 屋上・バルコニーの防水工事
屋上やバルコニーは、雨水が直接当たり、経年劣化によって防水層が傷みやすい部分です。防水機能が低下すると、雨漏りの原因となり、建物内部の損傷を引き起こす可能性があるため、定期的な点検と補修が必要です。
- ウレタン防水・シート防水の施工:劣化した防水層を撤去し、新たな防水処理を実施。
- 排水口の清掃・補修:雨水の流れを確保し、排水不良による水溜まりを防ぐ。
- トップコートの再塗装:防水層の表面保護を強化し、耐久性を向上。
屋上やバルコニーの防水性能を維持することで、建物内部への浸水リスクを軽減し、長期的な修繕コストを削減できます。
大規模修繕工事の工事内容3. 共用部分の修繕・改修
マンションやビルの共用部分は、居住者や来訪者が日常的に利用するため、経年劣化による安全性の低下や美観の損なわれが気になる部分です。定期的なメンテナンスにより、快適な居住環境を維持できます。
- エントランス・ロビーの改修:床材や壁材の張り替え、照明設備の交換などを実施。
- 廊下・階段の補修:滑り止め処理や床材の補修を行い、安全性を向上。
- エレベーターの点検・更新:耐用年数が近づいたエレベーターの部品交換や制御装置のアップグレードを実施。
共用部分の改修は、建物の印象を左右するだけでなく、住民の安全性と利便性を向上させるために重要です。
大規模修繕工事の工事内容4. 給排水設備の修繕・更新
給排水設備は、配管の老朽化や水圧の低下、漏水のリスクを防ぐために適切なメンテナンスが必要です。特に築20年以上経過した建物では、給排水管の劣化が進んでいる可能性が高く、修繕計画を立てることが推奨されます。
- 給排水管の洗浄・更新:配管内部の錆や汚れを除去し、必要に応じて新しい配管に交換。
- 貯水槽・ポンプのメンテナンス:清掃や部品交換を行い、適切な給水機能を維持。
- 排水管のつまり除去:定期的な高圧洗浄で詰まりを防ぎ、水の流れを確保。
給排水設備の適切な維持管理を行うことで、住環境のトラブルを未然に防ぎ、快適な暮らしを支えることができます。
大規模修繕工事の工事内容5. 外構・駐車場・駐輪場の整備
建物の外構や駐車場・駐輪場も、時間の経過とともに劣化し、安全性の確保や利便性向上のために定期的な整備が必要です。
- アスファルト舗装の補修:駐車場や通路のひび割れや陥没を修繕し、歩行や車両通行の安全性を向上。
- 駐輪場の整備:ラックの交換やスペースの拡張を行い、利便性を向上。
- フェンスや外灯の交換:老朽化したフェンスの張り替えや防犯性の向上を目的とした照明の設置。
外構部分の整備は、建物全体の安全性向上だけでなく、資産価値の維持にもつながります。
大規模修繕工事は、外壁・屋上防水・共用部分・給排水設備・外構といったさまざまな工事を組み合わせ、建物の機能と美観を維持するために実施されます。
修繕計画を適切に立て、定期的に点検を行うことで、長期的なコスト削減や住環境の向上が可能になります。特に、劣化の初期段階で適切なメンテナンスを実施することで、大掛かりな補修を回避し、建物の資産価値を維持することができます。
マンション大規模修繕は新東亜工業へ

新東亜工業では、大規模修繕や外壁塗装、防水工事をお考えの方に向けて長年の職人経験を活かした高品質な施工サービスを提供しています。
すべての工事は自社施工で行い無駄のない最適な提案をお約束。お客様の予算に合わせたプランニングで周辺環境への配慮も徹底して行います。
さらに、安心の10年保証と充実したアフターフォローで、お客様満足度98%を誇ります。質の高い仕上がりをお求めの方はぜひ新東亜工業へご相談ください。
代表者名 | 代表取締役:高井 強 |
電話番号 | 03-6658-5364 |
FAX番号 | 03-6658-5365 |
設立 | 平成24年1月 |
ホームページURL | https://shintoakogyo.co.jp/ |
新東亜工業の工事事例URL | https://shintoakogyo.co.jp/case/ |
代表的な保有資格・許認可 | 建設業許可 東京都都知事許可 (般-4)第142885号 一級建築士事務所 一級 東京都知事登録 第65008号 |
マンション大規模修繕ご相談の流れ|修繕工事・防水工事などお気軽にお問い合わせ下さい
新東亜工業でのマンション大規模修繕・防水工事の流れは以下になります。
- STEP
問い合わせ
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建物調査
スケジュールの調整後、現在の建物の状態を調査させていただきます。
この時に御見積に必要な建物の計測などもさせていただきます。 1時間〜2時間程度で終了します。
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お見積り
現地調査結果をもとに算出して御見積もりを作成します。その際にお伺いしたご予算など、お客様のご希望も反映させた上、ご説明に上がります。
御見積とともに、下記の資料をご用意します。
- 使用材料などのカタログ
- 工程表
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ご契約
御見積書やスケジュールにご納得いただけましたら、ご成約となります。ご納得いただけないまま進むことはありませんので、ご不明点などはお申し付けください。
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近隣の方へご挨拶
ご近所にお住まいの皆さまには、着工の1週間前に工事開始のご挨拶に伺います。
施工中はできる限りご迷惑をおかけしないよう、細心の注意を払って行います。
※建物の規模により、案内の方法や時期は異なります
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工事着工
高所の作業が必要な場合は、安全・確実な施工が行えるよう仮設足場を設置します。
また、近隣住宅や屋内へのほこりの飛散を防止するために養生にも万全を期します。
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完了&アフターフォロー
当社の保証は10年の長期保証。「おかしいな」と感じた際にはご連絡ください。速やかに対応いたします。
マンションの大規模修繕工事・施工業者ランキング!
高経年マンションの大規模修繕工事は、長期修繕計画に従って定期的に実施する必要があります。
工事の質が建物の資産価値に大きく影響するため、優れた施工業者を選ぶことが重要です。
ここでは、実績と顧客評価に基づいて、東京都内で活躍する大規模修繕工事施工業者を徹底ランキングしました。
大規模修繕工事・施工業者ランキング|株式会社小野工建
総合力と高い顧客満足度が魅力のリーディングカンパニー
株式会社小野工建は、創業以来50年以上にわたり首都圏を中心に大規模修繕工事を手掛けてきた老舗企業です。
確かな実績と豊富な経験に裏打ちされた技術力が強みで、特にRC造やSRC造の高層マンションの大規模修繕工事で定評があります。
高い顧客満足度も特長で、アンケート結果では9割以上の顧客が「良い」「大変良い」と評価しています。
口コミ:「工事の品質、職人の仕事ぶり、スケジュール管理など全般的に非常に高い水準だった」(T様/25階建てRC造マンション工事)
大規模修繕工事・施工業者ランキング|富士防
高い技術力と長年の実績が太鼓判の老舗企業
創業90年を越える富士防は、首都圏有数の大手施工業者です。
高層マンション大規模修繕の分野で豊富な経験と実績を持ち、2021年には東京都内で121件の修繕工事を施工しています(業界団体調べ)。
高度な技術力と確かな管理体制が強みで、耐震補強工事など難易度の高い工事にも対応可能です。
口コミ:「設備関係の工事が非常に手堅く、説明や立会確認なども丁寧で安心できた」(K様/SRC造22階建てマンション工事)
大規模修繕工事・施工業者ランキング|カシワバラ・コーポレーション
中小規模向けのニーズに特化した専門業者
カシワバラ・コーポレーションは、中小規模マンションの大規模修繕工事に特化した専門業者です。
大手に比べ規模は小さいものの、細かなニーズにきめ細かく対応できるのが強みです。
施主との窓口を一本化し、スムーズなコミュニケーションを重視。工事の監理体制も手厚く、品質管理に定評があります。
2020年の東京都内実績は63件と中堅規模ながら、一定の施工実績を持ちます(業界団体調べ)。
口コミ:「中規模マンションに合わせた丁寧な工事と、費用対効果の高さに大満足」(Y様/RC造8階建てマンション工事)
実録!7階建てマンションの大規模修繕工事の流れと費用・施工事例
東京都墨田区にある7階建てマンションにて、ワンオーナー物件の大規模修繕工事を新東亜工業が対応しました。外壁の塗装やシーリングの補修、防水工事の必要性、見積比較の不安など、オーナー様の悩みに対しどのような提案と判断を行ったのか——その一連の流れを、実際の会話を交えながらご紹介します。
お問い合わせ〜現地調査|過去施工の確認と細部の劣化診断
工事のきっかけは「前回の色選びに失敗した」「屋上防水は5年前に済ませたが今回も必要か不安」といったメール相談でした。
お客様とのやり取り
お客様:「屋上の防水は5年前にやってるんですけど、それでもやるべきですか?」
新東亜工業:「一度状態を拝見してから判断しましょう。無理にやる必要がなければ省く判断もできます」
現地では図面をもとにバルコニーや外壁、庇などを細かく確認。シーリングの劣化が目立ったため、全撤去と打ち替えの提案を行いました。

お客様とのやり取り
新東亜工業:「ここのシーリング、かなりひび割れてます。全て打ち替えですね」
お客様:「これ全部やるとなると…かなりの距離ですよね?」
新東亜工業:「ざっと見ても1000mは超えてきます」
見積り提示|屋上防水の有無で2プラン提案+実数精算の説明
調査後は「屋上防水あり・なし」2パターンの見積を作成。各項目の違いと予算の幅をわかりやすく提示しました。
お客様とのやり取り
新東亜工業:「下地補修は“実数精算”になります。今見えてない部分も足場を組んでから補修範囲を確定します」
お客様:「100万円とか一気に増えることもありますか?」
新東亜工業:「状態は悪くないので10〜20万円程度の上下です。むしろ減る可能性もありますよ」
他社と比較されることも想定し、工事項目の説明や「新規打設」のリスクも正直に伝えました。
契約成立|「新規打設」との違いを丁寧に解説し信頼獲得
価格では他社より若干高めだったものの、工法や保証内容の丁寧な説明でご納得いただきました。
お客様とのやり取り
お客様:「他社には“新規打設”って書いてあります」
新東亜工業:「それは既存シールを撤去せず上からかぶせる方法で、密着不良やひび割れの原因になります。当社では必ず撤去・打ち替えを行います」
結果、「屋上防水なしプラン(852万円)」でご契約いただきました。
着工前の打ち合わせ|色決め・足場・近隣への配慮も徹底
工事前の打ち合わせでは、オーナー様が特に重視されたのが「色の選定」。過去2回の失敗を経て、今回は慎重に。
お客様とのやり取り
新東亜工業:「今回は色のイメージをどうされたいですか?」
お客様:「前の2回、どちらもイメージと違って…。今回は絶対に失敗したくない!」
色見本板を用意し、納得のいく色を選定。中学校敷地への足場越境や1階テナントのバイク駐輪スペース確保など、周辺環境への配慮も抜かりなく実施しました。
工事中の対応|トラブルの早期発見と柔軟な対応で信頼感
施工中には、前回業者が「増し打ち」を行っていた痕跡を確認。
お客様とのやり取り
新東亜工業:「やはり前回は増し打ちでしたね。しっかり撤去してから打ち換えますのでご安心ください」
お客様:「やっぱり!最初に“それはダメ”って言ってもらえて良かったです」
さらにバルコニー防水ではガス配管の位置により仕上げ調整を行うなど、現場での判断力も発揮。仕上がりにはご満足いただけました。
お客様とのやり取り
お客様:「本当にイメージ通りの外壁色で嬉しいです。母も喜んでました!」
引き渡しと今後の対応|最終確認と事務手続きまで丁寧に対応


完工後は外回りも含めた最終チェックを実施。仕上がりの満足度は非常に高く、保証書や請求書もスムーズに手配されました。
お客様とのやり取り
新東亜工業:「この庇も塗装・防水完了済みです」
お客様:「本当にきれいになってよかった。ありがとうございました!」
工事概要まとめ
- 契約金額:852万円(屋上防水なしプラン)
- 施工期間:約50日間
本事例を通じて、オーナー様の不安や悩みに寄り添いながら、適切な判断と施工を提供することの重要性が見えてきます。
「前回の修繕に不満がある」「見積内容が適正か判断できない」とお感じの方は、ぜひ一度ご相談ください。
マンションの大規模修繕工事・施工業者を選ぶコツ
マンションの大規模修繕工事は、建物の資産価値や居住性に大きな影響を与えます。
適切なマンション大規模修繕工事の業者選定ことが何より重要です。
ここでは、施工業者を選ぶ際の3つのポイントをご説明します。
大規模修繕工事の業者選びのポイント1.施工実績
確かな施工実績は、業者の技術力と管理能力を示す大きな指標となります。
施工件数が多ければ多いほど、ノウハウの蓄積が期待できます。
施工業者には、自社の実績を公開しているところが多くあります。
施工件数や、高層マンション、大規模工事の実績などを確認し、自分のマンションに合った業者かを見極めましょう。
一般的に、施工件数が年間100件を超える企業は大手、50件前後が中堅、それ以下が中小規模の業者と分類されています(業界団体調べ)。
大規模修繕工事の業者選びのポイント2.アフターサービスについて
大規模修繕工事は完了後も、定期的な点検やメンテナンスが必要不可欠です。
施工業者のアフターサービス体制を確認し、中長期的な品質保証が得られるかどうかを見極める必要があります。
主な確認ポイントは以下の通りです。
- 点検、補修の対応体制(人員・拠点など)
- 無料点検期間の長さ
- 修繕保証の期間と内容
大規模修繕工事の業者選びのポイント3.費用面について
マンション大規模修繕工事の費用は、修繕内容や建物の状況によって大きく異なります。
一般的な相場としては、1戸あたり100万円~300万円程度が目安とされています。
しかし、近年の資材高騰や人件費上昇により、さらに高額になる傾向にあります。
大規模修繕工事の費用に関する注意点|修繕積立金の状況を確認する
修繕積立金の額は建物ごとに異なり、建物の築年数や修繕履歴によって大きく変わります。
修繕積立金が不足している場合、一時金の追加徴収や借入れが必要になる可能性があります。
そのため、事前に修繕積立金の状況を確認し、不足分をきちんと見積もっておく必要があります。
国土交通省が実施した調査(2018年)によると、マンション管理組合の約6割が修繕積立金不足に直面しているとの結果がありました。
マンション管理適正化推進機構によると、修繕積立金の標準的な目安は、築後25年で修繕予想額の70%程度と言われています。
つまり、修繕積立金の不足は一般的な課題であり、適切な対策をしないと大きな負担が生じる可能性があります。
大規模修繕工事の費用に関する注意点|複数の業者から見積もりを取る
修繕工事の費用は業者によって大きく異なるため、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
3社以上の見積もりを比較検討し、価格だけでなく、工事内容、施工実績、アフターサービスなども総合的に判断する必要があります。
実例として複数社の見積もりの比較について。
A業者 : 2,000万円(工事内容が不十分)
B業者 : 2,500万円(実績が不明確)
C業者 : 2,800万円(工事内容が適切、アフターサービスも充実)
この場合、最も安価なA業者ではなく、総合的に判断してC業者を選ぶことが賢明です。
工事の質を犠牲にしてしまっては、中長期的なコストがかさむリスクがあるためです。
大規模修繕工事の費用を適切に見積もり、複数の業者を比較検討することが重要です。
短期的な費用ではなく、中長期的な費用対効果を考慮する必要があります。
管理組合として、的確な判断を行うことが求められます。
大規模修繕工事でよくある質問
ここでは大規模修繕工事でよくある質問を紹介します。工事費用や施行中の疑問をまとめました。
Q
大規模修繕で10戸のマンションではどのくらいが費用目安?
A
10戸のマンションの大規模修繕の費用は、規模や建物の状態、修繕内容によって異なりますが、一般的には1000万円から1,500万円程度が目安とされています。具体的な費用は、外壁や共用部分の修繕内容、使用する材料の種類によって変動するため、詳細な見積もりを施工業者で確認しましょう
Q
マンション大規模修繕時にエアコンは使用できる?室外機はどうする?
A
大規模修繕中でも基本的にはエアコンの使用は可能ですが、外壁塗装や防水工事の際には一時的に使用を控える必要がある場合があります。室外機は、作業に支障がない限りそのまま設置された状態で保たれることが一般的です。ただし、工事の進捗によっては室外機を一時的に移動させる場合もあるため、管理組合や施工業者からの指示に従ってください。
Q
マンション大規模修繕の際のベランダの荷物やアンテナはどうすればいい?
A
大規模修繕の際には、ベランダの荷物は一時的に室内に移動させる必要があります。特に、外壁塗装や防水工事の影響を受けやすいものは、工事開始前に片付けてください。また、テレビアンテナや物干し竿も取り外しが必要になる場合がありますので、事前に管理組合や施工業者の指示に従い、適切に対応してください。
Q
大規模修繕の際に洗濯物は外に干せる?
A
大規模修繕期間中は、外壁工事や塗装の影響でベランダに洗濯物を干すことが制限されることがあります。工事用のネットやシートが張られるため、日光が遮られたり、塗料やホコリが付着する可能性があります。管理組合や施工業者からの案内に従い、洗濯物は室内で乾かすか、コインランドリーの利用を検討してください。
Q
大規模修繕の際に立ち会いや在宅が必要なことはある?
A
大規模修繕では、住戸内に立ち入る必要のある作業が発生する場合があります。例えば、配管の点検やベランダ側のサッシ工事などが該当します。その際には、居住者の立ち会いや在宅を求められることがあるため、事前に管理組合や施工業者からの連絡を確認し、予定を調整してください。それ以外の工事については基本的に在宅の必要はありませんが、作業内容によって異なるため、詳細は管理組合の案内を確認することが重要です。
この他、大規模修繕のよくある質問について知りたい方は以下の記事をご覧ください
マンションの大規模修繕工事・施工業者ランキング|まとめ
今回は大規模修繕工事の施工業者をランキング形式で紹介しました。
大規模修繕工事は非常重要かつ多くの費用が必要になる工事です。その建物にあった工事を行うためにもしっかりと対応できる施工業者を選びましょう。
大規模修繕工事・防水工事・外壁塗装・外壁補修参引用、参考サイト
国土交通省
特定非営利活動法人集合住宅管理組合センター
公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会
一般社団協会マンション管理業協会
一般社団法人日本防水協会
日本ペイント
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
一般社団法人 マンション大規模修繕協議会
日本ウレタン建材工業会
FRP防水材工業会
株式会社ダイフレックス(シーカ・ジャパン株式会社)