下地補修工事

塗装や防水の前に!もっとも重要な「下地補修」

塗装や防水工事を実施する前に塗面や躯体に発生しているひび割れや、欠陥部の補修をおこなうことを「下地補修」といいます。コンクリートのひびや欠損を補修し、鉄筋のサビ、外壁タイルのはがれを補修をしていきます。

大規模修繕などの際、この下地補修が不十分だと、表面は綺麗に仕上がっても、ひび割れなどがすぐに再発し、時間が経つに連れさらにダメージが大きくなるので、最終的に工事費用がかさんでしまいます。

建物の寿命を左右する大切な作業なので、適切な方法で定期的にメンテナンスを行うことをお勧めしています。

下地補修前の大切な作業

  • 打診調査

    打診調査

    ハンマーで叩いたり打診棒を滑らせ浮き部を探します。空洞があるとカラカラと軽い音になります。

  • マーキング

    マーキング

    打診調査に加え、目視によりクラックも見つけながら補修内容別にスプレーなどでマーキングします。大規模修繕の調査の場合は、調査報告書を作成します。

様々な下地の劣化をしっかり補修します

  • クラック

    クラック

    モルタルやコンクリートの伸縮などで起きるひび割れ

    ポイント

    0.3mm以下の「ヘアークラック」と呼ばれるものは、ペースト状のポリマーセメントモルタルなどを擦り込む。深いひびや穴は、 U字型に切り取り、シーリング材で埋めたり、エポキシ樹脂を注入したりとクラックの種類によって様々な工法がある。

  • 浮き

    浮き

    経年劣化で付着力が低下した塗膜などが浮き上がる

    ポイント

    脆弱部を除去後、プライマー塗装を行い、パテで補修をします。必要であればパターン吹き付け(模様の再現)を行い周囲と馴染ませます。

    タイルの浮きについてはこちら

  • 鉄筋爆裂

    鉄筋爆裂

    鉄筋がサビたことで膨張し、まるで内側から爆発してしまったかのように壁の一部が崩落し鉄筋が露出してしまっている

    ポイント

    ハンマーなどで弱ってる部分を撤去・清掃。鉄筋の錆を綺麗に取り除き、錆止め塗装の後、セメントで埋め直す。

  • 欠損

    欠損

    クラックや鉄筋爆裂、躯体の挙動により建物が欠けてしまっている

    ポイント

    ハンマーなどで弱ってる部分を撤去・清掃。樹脂モルタルなどで成形し補修後、必要に応じて周囲と平滑になるように処理をします。

新東亜工業の下地補修工事

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