2024.02.14
屋上防水工事の優良業者は見積もり費用でわかる?会社の見分け方を詳しく解説
「防水工事に失敗したくない」「高額な工事費用を無駄にしたくない」など、工事に関する不安を抱える方は多いです。屋上やベランダ、マンションの屋上防水工事では、技術や知識などが豊富で専門性に特化した業者選びが成功の鍵となります。
東京都だけでも数多くの会社やメーカーが存在し、見積もりの内容や口コミ評価も様々です。そこで本記事では、適切な業者への依頼方法から、おすすめの会社の見分け方まで、屋上防水工事の依頼で失敗しないためのポイントを紹介します。

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屋上の防水工事とは?
屋上の防水工事は、建物の屋上に防水層を施し、雨水の浸入を防ぐための重要な工事です。屋上は特に外的要因にさらされる部分であり、長期間放置すると、雨漏りや屋上の劣化が進行し、建物全体に重大な影響を及ぼす可能性があります。
屋上防水工事には、ウレタン防水、シート防水(塩ビシート)、FRP防水などの種類があり、それぞれの特徴や施工方法に応じて最適な工法が選ばれます。防水層が適切に施工されると、屋上の耐久性が向上し、建物の長寿命化が期待できます。
防水工事は、定期的な点検と早期の修繕が重要であり、特に築年数が経過した建物では、防水層の劣化が進みやすいため、早期に対策を講じることが求められます。
屋上防水工事を行う業者・施工会社の種類を紹介
屋上防水工事を行う業者・施工会社は、大きく4種類に分けられます。
以下で各会社の特徴や、メリット・デメリットについて解説します。
屋上防水工事業者の種類1.防水工事専門業者
屋上防水工事・防水工事に特化した専門業者です。
豊富な経験と知識を持ち、様々な防水工法に対応することができます。
- 高い技術力と専門知識がある
- 施工実績が豊富
- 適切な工法の提案をしてくれる
- アフターサービスもしっかりしている
- 比較的費用が高くなる場合がある
- 対応エリアが限定されている場合がある
屋上防水工事業者の種類2.塗装業者
塗装工事だけでなく、防水工事も行う業者です。
外壁塗装と同時に行うことで、コストを抑えられる場合があります。
- 外壁塗装と同時施工でコスト削減できる
- 塗装に関する知識も豊富
- 防水工事の専門性には劣る場合がある
- 対応できる防水工法が限られる場合がある
屋上防水工事業者の種類3.リフォーム会社
住宅リフォーム全般を行う業者です。
防水工事以外にも、外壁や屋根の修理、増改築など様々なリフォーム工事を請け負っています。
- 複数の工事をまとめて依頼可能
- 一括管理で手間が省ける
- 防水工事の専門性には劣る場合がある
- 費用が高くなる場合がある
屋上防水工事業者の種類4.ハウスメーカー
建材製造から建設、販売、アフターフォローまでを自社で一貫して行う業者です。
新築住宅の建設だけでなく、防水工事などのアフターサービスも行っています。
- 建物の構造に詳しい
- アフターサービスが充実
- 費用が高くなる場合がある
- 対応エリアが限定されている場合がある
屋上防水工事専門業者と塗装業者の違い
屋上防水工事などの防水専門業者と塗装業者は、以下のような違いがあります。
防水工事専門業者 | 塗装業者 | |
スペシャリスト | 防水工事 | 塗装工事 |
防水工事(防水層の形成) | とても得意 | 不得意 |
雨漏り修理 | 得意 | 不得意 |
塗装工事 | 得意 | とても得意 |
ただし、防水層を作れるのは、防水工事専門業者だけです。
塗装業者に「防水層を作ってほしい」と依頼しても、作ってもらえません。
屋上防水工事の優良業者の選び方
屋上防水工事は、屋上やバルコニーなどの防水性を向上させる重要な工事です。
しかし、業者によって技術力や価格、サービス内容などが大きく異なるため、慎重な業者選びが重要です。
防水工事の業者選びで後悔しないために、以下のポイントについて詳しく解説します。
屋上防水工事の優良業者の選び方1.防水工事専門業者を選ぶ
屋上防水工事を依頼するなら、防水工事専門業者を選ぶことが重要です。
防水工事専門業者は、防水工事に特化しているため、高い技術力と専門知識を持っています。
また、さまざまな防水工法に対応でき、雨漏りなどの原因調査も行ってくれます。
アフターサービスもしっかりしているので、安心して依頼できるでしょう。
屋上防水工事の優良業者の選び方2.施工実績が豊富か確認する
屋上防水工事の業者を選ぶ際には、施工実績が豊富かどうかを確認することが重要です。
施工実績が豊富な業者は、豊富な経験と知識に基づいて、適切な施工方法を提案することができます。
また、施工後のトラブルにも迅速に対応してくれる可能性が高いです。
多くの業者は、ホームページ上で施工実績を紹介しているので確認できます。
屋上防水工事の優良業者の選び方3.自社施工している業者を選ぶ
屋上防水工事を行う業者を選ぶ際には、自社施工している業者を選ぶという選択肢もあります。
自社施工とは、下請け業者に依頼せず、自社の職人によって施工を行うことです。
自社施工の業者を選んだ場合、中間マージンが発生しないため、費用が抑えられる可能性があります。
また、職人の技術力や施工品質を管理しやすく、責任の所在が明確です。
ただし、対応できる工法や地域が限られる場合があり、スケジュールが埋まりやすいので注意しましょう。
業者によっては、大規模な工事には対応できない場合もあります。
屋上防水工事の優良業者の選び方4.相見積もりをする
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することは、屋上防水工事で後悔しない業者選びをするために非常に重要です。
相見積もりをすることで、適正価格を知ることができます。
また、業者によってサービス内容や価格を比較でき、自分に合った業者を選ぶことができるでしょう。
屋上防水工事の優良業者の選び方5.担当者が親身になって対応してくれる業者を選ぶ
屋上防水工事は、高額な費用がかかる工事であるため、担当者が親身になって対応してくれる業者を選ぶことは非常に重要です。
担当者が親身になって対応してくれる業者には、以下のような特徴があります。
- こちらの話を丁寧に聞いてくれる
- 質問に分かりやすく答えてくれる
- 疑問点を解消してくれる
- 提案内容が的確
- 予算内で最適なプランを提案してくれる
- 工事後のアフターサービスもしっかりしている
屋上防水工事の優良業者の選び方6.資格を保有している職人が在籍している業者を選ぶ
屋上防水工事は、建物の耐久性や安全性に関わる重要な工事であるため、高い技術力を持つ職人が施工することが重要です。
資格を保有している職人が在籍している業者は、技術力の高さや安心があり、信頼できます。
また施工品質も安定しており、アフターサービスも充実しています。
防水工事に関わる主な資格は以下の通りです。
- 一級防水施工技能士
- 二級防水施工技能士
- 防水工事施工技士
屋上防水工事の優良業者の選び方7.アフターサービスの内容を確認する
工事後のアフターサービスもしっかりしている業者を選ぶことが重要です。
アフターサービスの内容には、以下のようなものがあります。
- 保証期間:保証期間は一般的に10年〜15年
- 保証内容:防水層の剥がれや亀裂など、工事によって生じた不具合が対象
- 定期点検:防水層の状態をチェックし、問題があれば早めに対処する
- 修理対応:保証期間内であっても、故意に破損させた場合は修理費用が請求される場合がある
アフターサービスの内容を確認するポイントは、保証期間がどのくらいか、保証内容はどのようなものかなどです。
屋上防水工事は、アフターサービスもしっかりしている業者を選ぶことで、長期的に安心して暮らすことができます。
屋上防水工事はいつ実施すべき?最適なタイミングとは
屋上防水工事を成功させるためには、適切なタイミングで施工を行うことが重要です。施工の時期を間違えると、作業の進行が遅れたり、劣化が進んで余計な修繕費がかかったりする可能性があります。ここでは、防水工事の適切な時期について解説します。
防水工事を行うべき劣化症状
屋上の防水層は、紫外線や雨風にさらされることで年々劣化していきます。以下のような症状が見られたら、防水工事を検討するタイミングです。
- ひび割れや防水層の剥がれ → 雨水が浸入し、下地が腐食する可能性
- 雨漏りや天井のシミの発生 → 建物内部の劣化が進行しているサイン
- シート防水の浮きや破れ → 防水性能が低下し、漏水リスクが高まる
- コーキングの劣化・亀裂 → 防水性の低下により、雨水の浸入を許す
早めにメンテナンスを行うことで、大規模な修繕を回避し、建物の寿命を延ばすことが可能です。
季節ごとの防水工事のメリット・デメリット
屋上防水工事は季節によって施工しやすさが異なります。最適な時期を選ぶことで、作業効率を上げ、施工品質を向上させることができます。
季節 | メリット | デメリット |
---|---|---|
春(3~5月) | ・気候が安定し、作業しやすい・雨が少なく、工期が順調に進みやすい | ・花粉や黄砂の影響で外壁の汚れが発生しやすい・業者の繁忙期でスケジュール調整が難しい |
夏(6~8月) | ・塗膜の乾燥が早く、作業効率が良い・長時間作業が可能 | ・猛暑で作業員の負担が増える・台風や集中豪雨による遅延リスクあり |
秋(9~11月) | ・気温が安定し、塗装・防水工事に適している・仕上がりが美しくなる | ・台風の影響でスケジュールが乱れる可能性・業者の繁忙期で費用が高くなることがある |
冬(12~2月) | ・比較的工事費用が安い傾向・業者のスケジュールが取りやすい | ・気温が低く、塗装や防水層の乾燥に時間がかかる・降雪地域では施工が難しい |
おすすめの施工時期
- 工期の遅延を避け、品質を重視するなら「春・秋」
- コストを抑えたいなら「冬」(ただし地域による)
- スケジュール調整がしやすいのは「夏・冬」
屋上防水工事の費用相場とコストを抑える方法
屋上防水工事の費用は、防水工法や建物の大きさ、施工範囲によって大きく異なります。また、施工業者や使用する材料によっても費用が変動するため、相場を理解したうえで適切な業者を選ぶことが重要です。
屋上防水工事の費用相場(工法別)
以下は、屋上防水工事の主な施工方法ごとの費用相場です。
施工方法 | 費用相場(1㎡あたり) | 耐用年数 | 特徴 |
---|---|---|---|
ウレタン防水 | 3,000~6,000円 | 約10~15年 | 液体状の塗料を塗布し、継ぎ目のない防水層を形成 |
シート防水(塩ビ) | 5,000~8,000円 | 約15~20年 | シートを貼ることで均一な防水層を作る |
FRP防水 | 6,000~10,000円 | 約10~15年 | 硬化した防水層が強固で、耐久性が高い |
アスファルト防水 | 5,000~12,000円 | 約20~30年 | 防水層が厚く、長寿命だが施工に時間がかかる |
屋上防水工事の費用を抑える方法
屋上防水工事のコストは決して安くないため、適切な方法を選択し、コストを抑える工夫が必要です。
相見積もりを取って適正価格を把握
- 最低3社以上の業者から見積もりを取得し、価格と施工内容を比較する
- 安すぎる業者は手抜き工事のリスクがあるため、価格だけでなく保証内容も確認
施工業者を慎重に選び、不透明な費用を排除
- 見積もりの内訳をチェックし、不要な項目が含まれていないか確認する
- 施工実績のある業者を選び、口コミや評価を参考にする
助成金・補助金を活用(後述)
- 省エネ改修補助金(遮熱・断熱防水に適用)
- 耐震改修補助金(耐震補強を伴う改修工事)
- バリアフリー改修補助金(高齢者向け住宅改修)
定期的なメンテナンスで大規模修繕を回避
- 軽微な補修を早めに行うことで、大規模な工事を避けることができる
- 定期点検を行い、劣化の進行を未然に防ぐ
屋上防水工事は適切な時期と費用対策が重要
- 春・秋は施工しやすいが、業者が繁忙期のため費用が高くなる可能性あり
- 冬は費用を抑えられるが、気温が低い地域では施工が難しい場合がある
- 相見積もりを活用し、適正価格で工事を依頼することが大切
- 助成金や補助金を活用し、コストを削減することも可能
計画的な修繕を行うことで、建物の寿命を延ばし、長期的なコスト削減につなげることができます。
屋上防水工事を依頼する際の注意点
屋上防水工事を依頼する際には、以下の点に注意が必要です。防水工事は、建物の耐久性や安全性に関わる重要な工事です。
信頼できる業者を選び、適切な工事を依頼しましょう。
屋上防水工事を依頼する際の注意点|適切なタイミングで工事を依頼する
屋上防水工事の適切なタイミングは、建物の状態や使用状況によって異なりますが、一般的には以下のタイミングが考えられます。
- 新築時
- 築10年~15年
- 前回の防水工事から10年~15年経過
- 雨漏りなどの不具合が発生
- 塗装や外壁リフォームを行う
適切なタイミングで防水工事を行うことで、建物を長持ちさせ、雨漏りなどの不具合を防ぐことができます。
屋上防水工事を依頼する際の注意点|防水工事の種類・特徴を知って建物と用途にあった工法を選ぶ
屋上防水工事を行う際には、建物の構造や用途、予算などを考慮して、最適な工法を選ぶことが重要です。
防水工事の種類は、ウレタン防水、シート防水、アスファルト防水、FRP防水があります。
防水層の状態によって、使用される防水工法が異なるので、防水工事前に確認・点検しておきましょう。
屋上防水工事を依頼する際の注意点|総合的に評価して施工業者を選ぶ
屋上防水工事業者を選ぶ際には、以下のポイントを総合的に評価することが重要です。
- 価格
- 技術力
- 対応力
- アフターサービス
- 口コミや評判
これらのポイントを総合的に評価することで、信頼できる防水工事業者を選ぶことができます。
安さだけで業者を選ばず、複数業者から見積もりを取りましょう。
また、契約書の内容をしっかりと確認することも重要です。
防水工事での助成金や補助金について【屋根防水や屋上防水】
大規模修繕に関わらず屋根防水、屋上防水などは場合によって多くの資金が必要になります。
そんな時に活用できるのが助成金や補助金です。各地方自治体では修繕工事や外壁塗装などにおいて補助金などを用意している場合があります。
防水工事の場合リフォーム補助金や住宅改修工事における助成金などがあり、該当する場合には防水工事の補助金を受けることが可能です。
以下の内容が基本的な補助金申請時の条件です。
- 補助金申請できる地域に住んでいる
- 以前同じ補助金や助成金を受け取っていない
- 税金を滞納していない
- 省エネに関するものや耐震補強など、その地方自治体の目的にあった工事であること
詳しくはお住まいの各自治体のホームページ、または問い合わせをして確認してみましょう。
防水工事に関してのよくある質問を紹介
ここでは防水工事に関してよくある質問を紹介していきます。
Q
防水工事前に何か準備は必要ですか?
A
防水工事前には、施工箇所の周りを整理し、私物や家具などは移動が必要になります。また、工事中の騒音や振動について、事前に確認しておきその時間帯の過ごし方などを決めておくとスムーズに対応できます。
Q
防水工事を行う周期はどのくらいですか?
A
一般的に、防水工事は10年から15年ごとに行うのが目安です。定期的な点検を行い、劣化が見られる場合は早めに工事を実施すると、建物の寿命を延ばすことができます。
Q
雨天時も防水工事は行いますか?
A
防水工事は晴天時に行うのが基本です。雨天時に施工すると、乾燥が不十分になり、防水効果が落ちることがあります。そのため、天気を見ながらスケジュールを調整し、品質を確保します。
Q
防水工事中に臭いがすることはありますか?
A
防水工事では、使用する材料によって臭いが発生することがあります。特に溶剤系の材料を使うと匂いが強くなることがあります。臭いについて気になる場合はご相談の上、水性材料を選べば臭いは抑えられます。工事中は換気をしっかり行い、匂いがこもらないようにしましょう。
屋上防水工事で優良業者をしっかり選ぼう!まとめ
ここまで屋上防水工事の業者について解説してきました。
この記事の要点は、以下のとおりです。
- 雨漏り被害を防ぐために、防水工事は、建物の耐久性や安全性に関わる重要な工事
- 防水工事の種類:ウレタン防水、シート防水、アスファルト防水、FRP防水
- 業者選びのポイント:防水工事専門業者を選ぶ、相見積もりをするなど
- 防水工事を依頼する際の注意点:適切なタイミングで依頼する、建物と用途に合った工法を選ぶ
- 雨漏り被害を防ぐためには、定期的なメンテナンスも重要
- 疑問点や不安な点は、業者に相談する
この情報が、あなたの住まいの雨漏り被害を防ぐ一助となることを願っています。
大規模修繕工事・防水工事・外壁塗装・外壁補修参引用、参考サイト
国土交通省
特定非営利活動法人集合住宅管理組合センター
公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会
一般社団協会マンション管理業協会
一般社団法人日本防水協会
日本ペイント
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
一般社団法人 マンション大規模修繕協議会
日本ウレタン建材工業会
FRP防水材工業会
株式会社ダイフレックス(シーカ・ジャパン株式会社)