コラム    

小規模修繕とは?施工内容や大規模修繕との違いを紹介

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築年数が経過した建物には、様々な劣化が見られます。建物の劣化は、放っておくと深刻な事態を招く可能性があるため、適切なタイミングで修繕を行うことが重要です。

修繕には、小規模修繕と大規模修繕の2種類があります。小規模修繕は、比較的軽微な劣化を対象とした修繕で、費用も比較的安価です。一方、大規模修繕は、建物の構造躯体や外壁、屋上など、建物の主要部分を対象とした大規模な修繕であり、費用も高額になります。

このページでは、小規模修繕と大規模修繕の違いを解説します。それぞれの施工内容、費用、タイミングなどについて詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてください。

小規模修繕工事とは?費用や周期について解説

小規模修繕工事とは、建物の躯体部分(柱や梁など)を改修する工事ではなく、外壁や屋根の塗装、内装のクロス張替え、水回りの設備更新など、建物内部や外観の老朽化を補修するための工事のことを言います。

小規模修繕工事は、大規模修繕工事よりも工期が短く、コストも抑えられることがメリットです。また、建物全体の機能を向上させたり、居住性を高めたりすることも期待できます。

小規模修繕工事の費用は、工事内容や規模によって異なりますが、一般的には数万円から数百万円程度かかります。老朽化が進む前に、小規模修繕工事を行い、建物を良好な状態に保つことが大切です。

小規模修繕の施工内容

小規模修繕工事の具体的な施工内容は、建物によって異なりますが、以下のようなものが挙げられます。

施工内容周期内容
外壁塗装7〜10年外壁のひび割れや色褪せを補修し、防水性や美観を回復する
屋根塗装10〜15年屋根の防水性を回復し、雨漏りを防止する
内装クロス張替え10〜15年汚れや破れがひどいクロスを張替え、室内の美観を回復する
水廻りの設備更新15〜20年水栓金具や便器、給湯器などの老朽化した設備を更新する

小規模修繕は軽微な損傷を補修するのに対し、大規模修繕は建物の躯体部分を含む大規模な改修工事を行います。小規模修繕は費用が比較的安価なのに対し、大規模修繕は費用が高額になります。

小規模修繕は必要に応じて随時行うのに対し、大規模修繕は計画的に一定の周期で実施します。小規模修繕は、建物の維持管理を適切に行うことで、建物の寿命を延ばし、大規模修繕の時期を遅らせることができます。

小規模修繕のタイミング

小規模修繕とは、建物の経年劣化に伴い発生する軽微な損傷を補修する工事のことです。具体的には、外壁のひび割れや塗装の剥がれ、屋根の雨漏り、雨樋の破損、共用部の床や壁の損傷などが対象となります。

小規模修繕のタイミングとしては、以下のような場合が挙げられます。

軽微な損傷を発見した場合

建物の巡視や住民からの報告によって、軽微な損傷が発見された場合は、早急に小規模修繕を行う必要があります。

軽微な損傷を放置すると、徐々に悪化して大規模な修繕が必要になる可能性があるため早めの対策が重要です。

定期点検で修繕が必要と判断された場合

マンションなどでは、定期的に専門業者による点検が行われます。点検の結果、修繕が必要と判断された場合は、小規模修繕を行う必要があります。

緊急を要する場合

雨漏りや破損など、緊急を要する損傷が発生した場合は、すぐに小規模修繕を行う必要があります。

放置すると、建物の躯体に損傷を与えたり、住民の安全を脅かす恐れがあるため、速やかな対応が求められます。

小規模修繕のタイミングは、建物の状況や損傷の程度によって異なります。定期点検や専門家のアドバイスを参考に、適切なタイミングで小規模修繕を行い、建物の資産価値を維持することが大切です。

小規模修繕工事の費用について

小規模修繕工事の費用は、工事の内容や規模によって大きく異なります。一般的には、数万円から数百万円程度が相場とされています。なお、小規模修繕の費用は修繕積立金から支出されるのが一般的です。

小規模修繕工事の費用は、主に以下の要素によって決まります。

工事内容

補修する箇所や範囲によって異なります。例えば、外壁のひび割れ補修は数万円程度ですが、屋根の葺き替えは数百万円かかる場合があります。

使用する材料

使用する材料の種類や品質によって異なります。例えば、防水材は種類によって価格が大きく異なります。

施工業者

施工業者の規模や実績によって異なります。大手の施工業者は、規模が大きい分、人件費や管理費がかかるため、費用が高くなる傾向があります。

小規模修繕工事の費用を安く抑えるポイント

小規模修繕工事の費用を安く抑えるためには、以下のポイントに注意しましょう。

複数業者から見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取ることで、相場を知ることができます。

工事内容を明確にする

工事内容を明確にすることで、必要な材料や工数を把握することができます。

材料費を抑える

材料費を抑えるために、インターネットなどで材料を安く購入することも検討できます。

小規模修繕工事は、建物の寿命を延ばし、資産価値を維持するために必要な工事です。費用を抑えつつ、適切な工事を行うことが重要です。

大規模修繕工事とは?

大規模修繕とは、マンションの経年劣化に伴う様々な不具合をまとめて修繕する工事のことです。外壁や屋根の塗装、防水工事、共用部分の設備交換などが主な施工内容になります。

大規模修繕は10~15年に1度程度実施され、多額の費用がかかるため、計画的な準備が必要です。実施時期や内容については、住民全員による話し合いで決定されます。

大規模修繕工事は、マンションの長寿命化と資産価値の維持のために必要不可欠な工事です。適切な計画と実施によって、マンションの住環境を快適に保ち、資産価値を維持することができます。

次では、大規模修繕の施工内容、大規模修繕のタイミング、大規模修繕工事の費用について詳しく説明します。

大規模修繕の施工内容

大規模修繕工事は、建物の寿命を延ばし、資産価値を維持するために必要な工事です。具体的には、外壁の補修・塗装、屋上の防水工事、バルコニーの補修・防水工事、共用部分の改修、設備機器の更新などの内容が含まれます。これらの施工内容に加え、必要に応じて耐震補強工事や省エネ対策工事なども行う場合があります。大規模修繕工事は、建物の規模や状態、築年数などによって施工内容や費用が異なります。計画的に修繕を行うことで、建物の長期的な維持管理と資産価値の維持につなげることができます。

大規模修繕のタイミング

大規模修繕は、マンションの寿命を延ばし、資産価値を維持するために重要な工事です。しかし、いつ実施するのが最適なのか迷う方も多いのではないでしょうか。ここでは、大規模修繕のタイミングについて解説します。

大規模修繕の目安は築後12~15年です。これは、外壁や防水などの耐用年数が10~15年程度であることが理由です。築年数が経過すると、外壁のひび割れや防水層の劣化が目立つようになり、雨漏りなどのトラブルが発生する可能性が高まります。

ただし、築年数だけでなく、建物の状態も考慮する必要があります。建物の状態が良好であれば、大規模修繕を先延ばしすることも可能です。逆に、外壁や防水に大きな劣化が見られる場合は、築年数よりも早く大規模修繕を実施する必要があるかもしれません。

大規模修繕のタイミングを判断するには、専門家による調査が必要です。マンションの管理会社や修繕会社に相談して、建物の状態を調査してもらいましょう。調査結果をもとに、大規模修繕の必要性と最適な時期を判断することができます。

大規模修繕工事の費用について

大規模修繕工事は、建物の寿命を延ばし、資産価値を維持するために必要な工事です。しかし、工事費用は高額になることが多く、計画的に資金を準備する必要があります。

大規模修繕工事の費用は、建物の規模や築年数、施工内容などによって異なりますが、一般的には数千万円から数億円かかります。また、工事中に発見される不具合を修繕する必要がある場合は、追加費用が発生することもあります。

大規模修繕工事の費用を削減するためには、いくつかの方法があります。

  • 長期修繕計画を立てる: 長期修繕計画を立てることで、必要な工事時期や費用を事前に把握することができます。これにより、計画的に資金を準備することができ、資金不足による工事の延期を防ぐことができます。
  • 複数業者から見積もりを取る: 複数の業者から見積もりを取ることで、工事内容や費用の比較検討ができます。これにより、安価な業者を選定し、費用を抑えることができます。
  • 補助金制度を利用する: 大規模修繕工事には、国や自治体から補助金が支給される場合があります。補助金制度を利用することで、工事費用の一部を負担軽減することができます。

大規模修繕工事は、建物の寿命を延ばし、資産価値を維持するために必要な工事です。高額な費用がかかりますが、計画的に資金を準備することで、経済的な負担を軽減することができます。

小規模修繕と原状回復工事の違いとは?

「小規模修繕」と「原状回復工事」は似た言葉ですが、その目的や対象範囲に明確な違いがあります。混同されやすいため、それぞれの定義を理解しておくことが重要です。

小規模修繕は、マンションやビルの共用部などの不具合を部分的に補修・修理する工事のことを指します。対象となるのは、外壁のひび割れ補修、配管の一部交換、屋上防水の部分施工など、資産価値を維持し、建物の機能を継続させるための修繕です。

一方で、原状回復工事は、主に賃貸物件において退去時に室内を入居時の状態に戻す工事のことを指します。壁紙や床の張替え、水回り設備の修理などが主な内容です。原状回復は借主の契約上の義務として行うものであり、建物全体の保守とは性質が異なります。

このように、小規模修繕は建物の維持管理における一環であるのに対し、原状回復工事は契約に基づいた室内の復旧という点で大きく異なります。

小規模修繕にかかる日数と工期の目安

小規模修繕工事は、範囲が限定されている分、短期間で完了できるケースが多いのが特徴です。以下に、代表的な小規模修繕とその工期の目安を示します。

修繕内容工期の目安
外壁のひび割れ補修半日〜1日
コーキング打ち替え(部分)1日〜2日
手すりやフェンスの塗装1日〜3日
タイルの浮き補修1日〜3日
屋上・バルコニーの部分防水2日〜5日

ただし、施工範囲が広がる場合や、雨天などの影響によって日数が延びることもあります。また、住人がいる建物では、騒音や工事時間帯の配慮も必要となるため、事前の工程管理が重要です。

業者に見積もりを依頼する際は、金額だけでなく「工期の目安」「日中作業か夜間作業か」もあわせて確認するようにしましょう。

小規模・大規模修繕工事にかかる費用の比較

修繕工事には「小規模」と「大規模」がありますが、それぞれの費用感には大きな差があります。建物の規模や工事内容によって変動はあるものの、以下は一般的な目安です。

小規模修繕の費用相場(部分施工)

工事内容費用目安(税別)
外壁ひび割れ補修(1ヶ所)2万円〜10万円
防水層の部分補修(10㎡前後)5万円〜20万円
鉄部塗装(階段・手すり)10万円〜50万円
コーキング打ち替え(数m)3万円〜15万円

大規模修繕の費用相場(全体施工)

  • 30戸のマンション:2,000万〜3,000万円
  • 50戸以上のマンション:3,000万〜5,000万円以上
  • 一戸あたりの負担:50万〜100万円前後

小規模修繕は緊急性のある箇所や限定的な劣化に対処するためのものに対し、大規模修繕は全体的な更新や劣化防止のための周期的な施工が目的です。

コストを抑えるためにも、日常的な点検と小規模修繕を計画的に行うことが、大規模修繕の延命や一時金回避にもつながります。

小規模修繕工事の特徴と大規模修繕工事の違い

小規模修繕工事とは、建物や設備の経年劣化による軽微な損傷を補修する工事のことです。具体的には、壁のひび割れ補修、屋根の雨漏り補修、水道の修繕などを行います。

小規模修繕工事は、早期発見・早期対応することで、建物の寿命を延ばし、大規模修繕工事の費用を抑えることができます。

大規模修繕工事とは、建物や設備の躯体部分にまで及ぶ劣化や損傷を補修する工事のことです。具体的には、外壁の塗装、屋上防水の改修、鉄骨の補強などを行います。

大規模修繕工事は、一度に多くの工事を行うため、費用が高額になる傾向があります。

建物や設備の状況に応じて、適切な修繕工事を行うことが重要です。

大規模修繕と小規模修繕の主な違いを以下の表にわかりやすくまとめていきます。

項目大規模修繕小規模修繕
工事内容建物全体の大がかりな修繕
外壁張り替え、屋上防水の全面改修や
設備の更新
部分的な修繕
防水工事
設備の一部更新
内外装補修
工事規模数千万円から数億円規模数万円から数百万円程度
実施周期12年~15年程度に1回5年~10年に1回
1棟あたり
工事費用
数千万円〜数億円100〜300万円
原資修繕積立金修繕積立金

小規模修繕とは?まとめ

小規模修繕とは、建物や設備の一部が破損したり、機能に不具合が生じた場合に行う、小規模な修繕工事です。大規模修繕との違いは、工事内容と費用にあります。

小規模修繕の施工内容は、外壁のひび割れ補修、屋根の雨漏り修理、設備の故障修理などがあります。工事費用は、施工内容によって異なりますが、一般的には数百万円程度です。

大規模修繕は、建物の骨格部分や設備全体を対象に行う、大規模な修繕工事です。工事内容は、外壁塗装、屋根葺き替え、防水工事、給排水管交換などがあります。工事費用は、施工内容によって異なりますが、一般的には数千万円から数億円程度かかります。

小規模修繕と大規模修繕は、工事内容と費用が大きく異なります。建物や設備の状態に合わせて、適切な修繕工事を選択することが大切です。

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