東京都で外壁塗装を成功させるポイントを解説!費用粗相場から業者選定時のチェック項目

東京都で外壁塗装をお考えの方にとって、業者選びや費用、助成金の有無など、わからないことが多く不安を感じていませんか。

外壁塗装は住宅のメンテナンスにおいて非常に重要な工事であり、適切な時期に質の高い施工を行うことで、建物の寿命を大幅に延ばすことができます。

しかし、東京都内には数多くの塗装業者が存在し、費用相場も業者によって大きく異なるため、どこに依頼すればよいのか迷ってしまうのも当然です。

本記事では、東京都で外壁塗装を検討されている方に向けて、費用相場から優良業者の選び方、助成金情報、最適な施工時期まで、成功するために必要な情報を網羅的に解説します。

この記事を読むことで、安心して外壁塗装を進めるための知識が身につくはずです。

この記事で分かること
  • 東京都における外壁塗装の費用相場と内訳
  • 利用できる助成金・補助金制度の詳細
  • 優良業者を見極めるための具体的なポイント
  • 外壁塗装に適した時期とタイミング
  • 工事の流れと近隣への配慮方法

東京都の外壁塗装の基本情報

東京都で外壁塗装を検討する際には、まず基本的な情報を理解しておくことが重要です。

外壁塗装は単なる美観の回復だけでなく、建物を守る重要な役割を果たします。

ここでは、東京都における外壁塗装の必要性や特徴などについて解説します。

東京都で外壁塗装が必要になる理由

東京都の住宅で外壁塗装が必要とされる主な理由は、建物の防水性と耐久性を維持するためです。

外壁塗装には雨水・紫外線・汚れから建物を守る役割があり、塗膜が劣化すると外壁材が水分を吸収し、ひび割れや剥がれの原因になります。

さらに、内部にまで水が浸入すると、木材や鉄骨といった構造部の腐食を引き起こし、建物の寿命を大きく縮めてしまいます。

また、外壁が劣化すると断熱性も低下し、冷暖房効率が悪化して光熱費が増える点にも注意が必要です。

都市部である東京都では排気ガスや粉塵による汚れが蓄積しやすいため、定期的な外壁塗装は資産価値を守るうえでも欠かせないメンテナンスといえます。

東京都における外壁塗装の特徴

東京都で外壁塗装を行う際は、都市特有の環境条件を考慮することが重要です。

まず、排気ガスや粉塵が多い地域では外壁が汚れやすく、防汚性の高い塗料や汚れが目立ちにくい色が適しています。

また、住宅密集地では隣家との距離が近く、足場設置や作業スペースに制限があるため、丁寧な養生や近隣配慮が必要になります。

さらに、都心部ではヒートアイランド現象による夏場の高温化が進んでおり、遮熱塗料の需要が高まっています。

遮熱塗装を取り入れることで室内温度を抑え、冷房費削減に効果が期待できます。

加えて、多くの市区町村では省エネ効果のある遮熱塗装に対する助成金制度があるため、施工費用を抑えるうえでも活用価値が高いのが特徴です。

東京都の外壁塗装で使用される工法と塗料の種類

東京都における外壁塗装では、建物の状態や予算、求める性能に応じて、さまざまな工法と塗料が選択されます。

適切な工法と塗料を選ぶことで、長期的な耐久性とコストパフォーマンスを実現できます。

外壁塗装に用いられる工法の種類

外壁塗装で採用される工法は、仕上がりの質や価格、工期の長さに影響します。

建物の状態や希望の仕上がりに合わせて選ぶことが大切です。

工法名 特徴 仕上がり 価格帯 向いているケース
ローラー工法 塗料をローラーで塗る標準的な工法 均一で安定した仕上がり 比較的安い 一般住宅・低コスト重視
吹き付け工法 スプレーガンで塗料を吹き付ける 立体感・模様付けが可能 中程度 デザイン性を高めたい外壁
多彩仕上げ(多彩模様) 複数色を使い高級感を演出 高意匠で石材調の質感に やや高い 高級感を求める外壁
クリア塗装 透明塗料で外壁の意匠をそのまま保護 外壁デザインを保持 中〜高 サイディングの柄を残したい場合

工法の選択によって外観の印象やコストが大きく変わります。

外壁材の種類や仕上がりの希望に合わせて、最適な工法を選ぶことが重要です。

外壁塗装に用いられる塗料の種類

塗料の種類は耐久性や価格、メンテナンス周期に直結します。

長く安心して住むためには、目的に合った塗料選びが欠かせません。

塗料名 耐久年数 価格帯 メリット デメリット
アクリル 5〜7年 安い 発色が良く費用を抑えられる 耐久性が低く塗り替え頻度が高い
ウレタン 7〜10年 やや安い 柔軟性があり細部に適応 汚れやすく長寿命ではない
シリコン 10〜15年 中程度 コスパが良く汎用性が高い こだわりの意匠には不向き
フッ素 15〜20年 高い 高耐候性で長寿命 費用が高く初期負担が大きい
無機 18〜25年 高め 紫外線に強く最高クラスの耐久性 価格が高く業者の技術差が出やすい

塗料の種類によって性能やコストは大きく変わります。

耐久性・予算・建物の条件を踏まえて、最適な塗料を選ぶことが外壁塗装の満足度につながります。

東京都の外壁塗装の費用相場

東京都で外壁塗装を行う際の費用相場について、具体的な数値とともに解説します。

適正な予算を把握することで、見積もりの妥当性を判断でき、悪質業者に騙されるリスクを減らすことができます。

坪数別の外壁塗装費用相場

東京都における外壁塗装の費用相場は、住宅の坪数によって大きく変動します。以下の表は、一般的なシリコン塗料を使用した場合の目安です。

坪数塗装面積(目安)費用相場
20坪約79㎡約70万円~100万円
30坪約119㎡約92万円~149万円
40坪約158㎡約110万円~180万円
50坪約198㎡約130万円~210万円
60坪約238㎡約150万円~240万円

※上記の費用には、足場設置、高圧洗浄、養生、下塗り・中塗り・上塗り、付帯部塗装、現場管理費などが含まれます。

東京都の一般的な戸建て住宅(30坪程度)の場合、外壁塗装の費用相場は約92万円~149万円が目安となります。

ただし、使用する塗料のグレードや建物の状態、業者によって費用は変動します。ウレタン塗料を選べば費用は抑えられますが耐用年数が短く、フッ素塗料や無機塗料を選べば初期費用は高くなりますが長期的な耐久性が向上します。

また、屋根塗装も同時に行う場合は、外壁塗装費用に30万円~40万円程度が追加されます。足場を共有できるため、別々に行うよりもコストパフォーマンスが高くなります。

外壁塗装の費用内訳と詳細

外壁塗装の費用がどのような項目で構成されているかを理解することで、見積書の妥当性を判断できます。

以下は、30坪住宅(塗装面積約130㎡)の標準的な費用内訳です。

工事項目単価目安数量金額目安
足場・メッシュシート約1,000~1,500円/㎡200㎡約20万円~30万円
高圧洗浄約200~300円/㎡130㎡約2.6万円~3.9万円
養生一式約3万円~5万円
下塗り約700~1,200円/㎡130㎡約9.1万円~15.6万円
中塗り・上塗り(シリコン)約2,500~4,000円/㎡130㎡約32.5万円~52万円
コーキング打ち替え約900~1,200円/m70m約6.3万円~8.4万円
付帯部塗装(軒天・破風・雨樋)一式約10万円~15万円
現場管理費一式約5万円~8万円
合計約89万円~138万円

足場費用は全体の約20~25%を占め、外壁塗装において必須の項目です。「足場代無料」と謳う業者には注意が必要で、他の項目に上乗せされている可能性があります。

また、塗料の種類によって中塗り・上塗りの単価が大きく変動します。シリコン塗料は2,500~4,000円/㎡が相場ですが、フッ素塗料では4,000~5,500円/㎡、無機塗料では5,000~6,500円/㎡程度になります。

見積書を確認する際は、各項目の単価と数量が明確に記載されているか、「一式」表記が多すぎないかをチェックすることが重要です。

東京都で外壁塗装に使える助成金・補助金情報

東京都では、多くの市区町村で外壁塗装に関連する助成金・補助金制度が用意されています。

これらの制度を活用することで、工事費用の負担を大幅に軽減できます。

ただし、申請には条件や期限があるため、事前にしっかりと確認することが重要です。

東京都で外壁塗装に使える助成金・補助金の例【2025年】

外壁塗装に特化した助成金・補助金情報は確認できませんでしたが、東京都内で用意されているリフォーム関連する助成金制度が適当できることがあります。

以下は代表的な制度の例です。

自治体制度名助成金額主な条件
世田谷区世田谷区エコ住宅補助金導入内容に応じた額(上限40万円)区内施工業者と契約、日射反射率50%以上の塗料使用
杉並区高日射反射率塗装助成工事費用の20%(上限15万円)区民であること、高日射反射率塗料使用、工事前申請
足立区省エネリフォーム補助金補助対象経費の1/3(上限5万円)区内の自己居住住宅、遮熱塗装は日射反射率50%以上

上記以外にも、多くの自治体で外壁塗装に関連する助成金制度があります。

特に省エネ効果のある遮熱塗装や断熱改修に対しては、多くの自治体が積極的に助成を行っています。遮熱塗装の場合、日射反射率50%以上の塗料を使用することが条件となるケースが一般的です。

助成金・補助金活用時の注意点

外壁塗装の助成金・補助金を活用する際には、以下のポイントに注意が必要です。

  • 工事前の申請が必須:助成金は着工前に申請が必要で、工事後は受け付けられません。
  • 予算枠に限りがある:制度は予算に達すると終了するため、早めの申請が安心です。
  • 指定業者の利用が条件の場合がある:自治体指定の業者のみ対象となることがあるため、契約前に要確認です。
  • 税の滞納がないこと:住民税や固定資産税を滞納していると申請できません。
  • 遮熱塗料の性能基準:遮熱助成は反射率などの基準があり、使用塗料が条件を満たす必要があります。
  • 併用制限がある場合がある:他制度との併用が不可の自治体もあるため、事前に確認が必要です。
  • 必要書類の準備:見積書や住民票などを事前に揃えることで申請がスムーズになります。

助成金制度の詳細は各市区町村によって異なるため、必ず自治体の公式ウェブサイトや担当窓口で最新情報を確認することをおすすめします。

東京都で優良な外壁塗装業者を選ぶポイント

東京都内には数多くの外壁塗装業者が存在するため、優良業者を見極めることが成功の鍵となります。

適切な業者選びは、工事の品質や満足度を左右する最も重要な要素です。

以下のポイントを参考に、信頼できる業者を選びましょう。

相見積もりを取り、費用の妥当性を確認する

外壁塗装は業者によって見積額が大きく異なるため、必ず複数社から相見積もりを取ることが大切です。

比較することで適正価格が分かり、極端に安い見積もりや「一式」など曖昧な表記の業者を避けやすくなります。

さらに、見積書の内訳を見比べることで、塗料のグレードや工程数、付帯部の扱いなど、費用の根拠が明確かどうかを判断できます。

相見積もりは業者の説明力や対応の丁寧さを確認する機会にもなるため、工事の安心度を高める重要なプロセスといえます。

現地調査の質が高い業者を選ぶ

信頼できる業者は現地調査を丁寧に行い、外壁の劣化状態や付帯部分の傷みを細かくチェックします。

調査時には写真を撮りながら問題箇所を説明し、必要な工程や塗料の選定理由を分かりやすく伝えてくれます。

短時間で調査を終えたり、「大丈夫です」「軽い劣化ですね」など曖昧な説明しかできない業者は、正確な診断が行われていない可能性があります。

現地調査の質は工事内容の精度と直結するため、判断基準の中でも特に重要なポイントになります。

施工実績と専門性(自社施工体制)を確認する

外壁塗装の仕上がりは職人の技術力や施工管理の精度によって大きく左右されます。

そのため実績の豊富さや外壁塗装専門業者であるかどうか、自社施工体制を持っているかは重要な確認事項です。

自社施工の業者は品質が安定しやすく、責任の所在も明確なためトラブルが起きにくい傾向があります。

施工事例の写真、実際の工事内容の説明、地域での実績数なども業者の信頼度を判断する指標となります。

経験豊富な業者ほど、建物状況に合わせた最適な提案ができ、長持ちする塗装につながります。

保証内容とアフターサポートが明確であるか

外壁塗装は施工直後よりも年数が経過してから品質の差が現れやすいため、保証内容とアフターサポートの明確さは非常に重要です。

信頼できる業者は、自社保証と塗料メーカー保証の両方を提示し、保証期間・対象範囲・免責事項を細かく説明してくれます。

また、不具合が生じた際の対応スピードや定期点検の有無も確認しておくべき項目です。

保証内容が曖昧だったり、書面の提示を避ける業者は注意が必要です。工事後も安心して暮らせる業者を選ぶことが、満足度の高い外壁塗装につながります。

【施工事例】ビルの外壁塗装工事の実例|新東亜工業

杉並区の4階建てビルを購入したオーナー様から、外壁の劣化と雨漏りの不安についてご相談をいただきました。

築年数の古いビルの外壁塗装と屋上防水工事を、限られた予算内で最大限の効果を実現した施工事例です。

工事の概要|費用・期間

今回の工事は、築古ビルの外壁塗装と屋上防水を中心とした大規模修繕工事です。

内装工事と並行して進めるため、雨漏りを防ぐことが最優先課題でした。

項目 内容
建物種別 4階建てビル
施工場所 東京都杉並区
工事金額 510万円(税込)
主な工事内容 ・外壁塗装
・タイル補修
・シーリング工事
・屋上防水工事
・鉄部塗装
使用塗料 シリコン塗料(色:N-93)
防水工法 塩ビシート機械固定工法+ウレタン密着工法(ハイブリッド工法)
下地補修 実数精算(浮き・剥がれ箇所の補修)
特記事項 予算制約により階段室を施工対象外、1階周りを削減

外壁は打診調査により塗膜の浮きやタイルの剥がれを確認し、下地補修を実施しました。

お客様のご要望でタイル面を白色に塗装仕上げとしましたが、元の濃い色のため完全な白にはならないことを事前に説明し、ご了承いただきました。

屋上防水は、既存の塗料が劣化していたため撤去せず、平場部分には塩ビシートの機械固定工法を採用し、立ち上がりと天端部分はウレタン密着工法で施工するハイブリッド工法を提案しました。

この工法により費用を抑えながらも高い防水性能を確保しています。

予算は当初400〜500万円を希望されていましたが、優先順位を調整し階段室を別見積とし、1階周りを削減することで510万円(税込)に調整しました。

お問い合わせ・ご依頼内容

築年数の古いビルを購入されたオーナー様から、外壁の劣化と雨漏りへの不安について緊急のご相談をいただきました。

内装工事も並行して進めているため、早急な対応が必要な状況でした。

お客様:「杉並区のビルを購入したんですけど、そちらが古くて修繕工事の見積をお願いしたいのですが可能でしょうか?」

事務員:「はい、もちろん、大丈夫ですよ! こちらは受付となっておりますので、詳しい話は担当者からの折り返しさせていただきます。」

お客様(担当者へ):「今回ビルを購入したんですけど、修繕工事をする前でとても古いのです。外壁塗装をメインで防水も見てもらいたいです。今内装の工事の方も同時で進めていて、もう既に内装は入っている状況です。工事を急いでいるのですが早急に見てもらうことは可能でしょうか?」

ご依頼の背景には、築年数が経過したビルの外壁劣化と雨漏りリスクという2つの大きな課題がありました。

特に内装工事が既に始まっているため、外壁から雨漏りが発生すると新しく張ったクロスを張り替える必要が出てしまいます。

そのため「クロスを貼る前に外を塞ぐ」という明確な目的があり、スピード対応が求められました。

初動レスポンスの早さを重視し、お問い合わせ翌日の10時に現地調査を設定することで、お客様の緊急性に応えました。

図面がない状況でしたが、現地で寸法を計測することで対応可能とお伝えし、迅速な対応への安心感をご提供しました。

現地調査から工事開始までの流れ

現地調査では屋上から1階まで詳細に状態を確認し、外壁の浮き・タイルの剥がれ・塗膜劣化などを打診調査で特定しました。

屋上は既存の塗料が劣化しており、費用対効果の高いハイブリッド防水工法を提案しました。

高井:「(屋上にて)あー結構屋上の状態ひどいですね!」

お客様:「やっぱりそうですか。」

高井:「これなんか塗料ウレタンじゃなくて違う塗料塗ってますね。これ、この上からウレタン塗料を塗っても乗らないですし状態も悪いので一回本当なら撤去してウレタンの通気緩衝工法という方法がいいんですけど費用もかかるので今回は平場を塩ビシートの機械固定工法でやります。それとこの立ち上がりから天端の部分はウレタンの密着工法でやりますね。」

お客様:「ありがとうございます。費用は内装の関係もあって400-500万程度で納めたいんですよね。」

調査の結果、外壁は打診調査で塗膜の浮きが多数確認され、タイルの剥がれも目立ちました。

下地補修は実数精算方式を提案しましたが、お客様から「金額を確定してほしい」とのご要望があり、フルスペックで見積を作成し、優先順位の低いものを後から削減する方式を提案しました。

見積作成は翌日までに完成させ、お急ぎのため電話とメールで説明する方式を採用しました。

見積は予算500万円を超えてしまったため、階段室を別見積とし、1階周りを削減することで510万円(税込)に調整しました。

お客様から「税込み500万は厳しいですかね?(笑)」と最後の交渉がありましたが、既にベストプライスであることを丁寧に説明し、ご納得いただきました。

工事中の流れ・やり取り

工事は足場組立後の下地調査から始まり、シーリング工事、洗浄、塗装、防水の順で進めました。

各工程で定期的に進捗報告を行い、屋上扉の塗膜厚トラブルにも臨機応変に対応しました。

熊倉:「(電話)下地調査のご報告なんですが、やはり塗膜の方がかなり劣化してます。ご予算はいただけてるので、今日からどんどん悪いところは剝がしていって直していきます。」

お客様:「(電話)雨漏りも凄いので大変ですけどお願いします。」

熊倉:「(電話・塗装中)とりあえず外壁の塗装が終わって鉄部塗装に入っています。屋上の扉を塗ってみたのですが、塗装の厚みがついてドアを閉めたら外から開かなくなっちゃいました。一度削ってもう一度ハンマーで少し叩きます。厚みがやはりつけられないのでご了承ください。」

お客様:「(電話)最初に聞いてるんで大丈夫です。屋上に出てから入れなくなるのは困るのでよろしくお願いします。」

足場組立後の打診調査では、予想通り塗膜の劣化が広範囲に確認されました。

ご予算をいただいていたため、すぐに下地補修を開始しました。

シーリング工事と高圧洗浄を経て塗装工事に入り、お客様ご希望の白色(N-93)で仕上げました。

屋上扉は歪みがあり開けにくい状態でしたが、塗装すると膜厚で更に開きにくくなるリスクを事前説明していました。

実際に塗装後、扉が外から開かなくなるトラブルが発生しましたが、削って調整することで解決しました。

防水工事では塩ビシートとウレタンのハイブリッド工法を施工し、トップコートは汚れにくいグレー色で仕上げました。

工事期間中は週に数回進捗報告を行い、お客様からは「もうお任せしてるのでよろしくお願いします」と信頼をいただきました。

まとめ

全工程を完了し、外壁塗装・屋上防水ともに高品質な仕上がりとなりました。

屋上扉の開閉も改善され、防水性能も大幅に向上したことで、お客様にご満足いただきました。

お客様:「先に来てちょっと見てたんですけど、すごくきれいになってますね。ありがとうございました。」

熊倉:「ありがとうございます。屋上とかもご覧になりました?」

お客様:「見ました。ドアも開くようになっていたので安心しました。防水もきれいに仕上がってましたね。」

熊倉:「うちは腕のいい職人が多いんで僕も安心して任せられるんですよ。なにか気になるところありました?」

お客様:「特になかったですね。色々とありがとうございました。綺麗になって本当に良かったです。」

今回の工事では、築古ビルの外壁劣化と雨漏りリスクという緊急課題に対して、スピーディーな現地調査と柔軟な予算調整で対応しました。

お問い合わせ翌日の現地調査、優先順位を明確にした見積提案、予算に応じた工事範囲の調整など、お客様のニーズに寄り添った対応を徹底しました。

屋上防水は費用対効果の高いハイブリッド工法を採用し、塩ビシートとウレタンを使い分けることで高い防水性能を確保しました。

外壁は下地補修を丁寧に行い、タイル面の白色塗装も実現しました。

工事中は定期的な進捗報告を欠かさず、屋上扉のトラブルにも迅速に対応し、お客様との信頼関係を構築しました。

内装工事と並行して進める中で、雨漏りを防ぎながら高品質な仕上がりを実現し、「綺麗になって本当に良かった」とのお言葉をいただけたことが何よりの成果です。

新東亜工業では、このような緊急性の高い修繕工事にも迅速かつ丁寧に対応し、お客様の大切な資産をお守りしています。

▶参考元:【実録】4階建てビルの外壁塗装工事の流れを完全公開!

東京都で外壁塗装を行うタイミングと期間

外壁塗装を行う時期は、季節的な要因と建物の築年数の両面から考える必要があります。

適切なタイミングで施工することで、工事の品質を高め、近隣への影響も最小限に抑えることができます。

外壁塗装を行う最適な時期

外壁塗装は一年を通じて施工可能ですが、特に気温・湿度が安定した季節に行うことで仕上がりが良くなります。

塗料は「5℃以上・湿度85%以下」で乾燥が進みやすいため、環境条件が整っていることが重要です。

季節ごとの特徴を理解し、自宅の状況やスケジュールに合わせて適切な時期を選ぶことが、品質向上と工期短縮につながります。

〈季節別の特徴〉

季節 メリット デメリット
気候が安定し乾燥しやすい 繁忙期で予約が埋まりやすい
乾燥が早く作業が進む 梅雨・猛暑で中断リスク
仕上がりが安定し工期管理が容易 台風など天候急変がある
業者の予約が取りやすい 気温低下で乾燥が遅い

気候管理ができれば年間施工は可能ですが、春・秋が最も作業しやすい時期といえます。

築年数から見た塗装の目安

外壁塗装の検討時期は、一般的に「新築または前回の塗装から10年前後」とされています。

ただし、使用した塗料の性能や立地環境、日当たりや風通しといった条件により劣化スピードは変わるため、築年数だけで判断するのは不十分です。

〈塗料別の耐用年数〉

  • ウレタン:7〜10年
  • シリコン:10〜13年
  • フッ素・無機:15〜20年

また築年数が浅くても、次の症状が見られたら早めの点検が必要です。

  • ひび割れ
  • 塗膜の剥がれ
  • チョーキング(白い粉がつく)
  • カビ・藻の付着

逆に劣化が少ない住宅では15年以上持つ場合もあります。

最も確実なのは、専門業者の定期診断を受け、実際の外壁状態から判断する方法です。

工事期間と近隣への配慮

外壁塗装の工事期間は、一般的な戸建てで10〜14日が目安です。

建物の劣化状況や天候により工期が変わるため、余裕を持って計画することが大切です。

工程の流れを理解しておくことで、施主自身も進捗を把握しやすくなります。

〈工事の流れと目安〉

  1. 足場設置:1日
  2. 高圧洗浄・乾燥:1〜2日
  3. 下地処理・養生:1〜2日
  4. 下塗り・中塗り・上塗り:各1日
  5. 付帯部塗装・最終確認:1〜2日

また、近隣への配慮も外壁塗装では欠かせません。

事前挨拶を行い、工事日程・作業時間・騒音や臭いの可能性を説明しておくことでトラブルを防げます。

塗料飛散を防ぐ養生の徹底や、作業車両の駐車場所の調整も重要です。

においが気になる場合は水性塗料を選ぶことで近隣負担を軽減できます。

東京都の外壁塗装でよくある質問(FAQ)

東京都で外壁塗装を検討される方からよく寄せられる質問にお答えします。

疑問や不安を解消し、安心して工事を進めるための参考にしてください。

Q

外壁塗装は何年ごとに必要ですか?

A

外壁塗装の塗り替え周期は、一般的に10年~15年が目安とされています。

ただし、これはあくまで平均的な目安であり、使用されている塗料の種類によって大きく異なります。シリコン塗料の場合は10~13年、フッ素塗料や無機塗料の場合は15~20年程度が耐用年数の目安です。

また、建物の立地条件も塗装の劣化速度に影響します。日当たりが良く風通しの良い場所では劣化が遅く、逆に日陰で湿気の多い場所では藻やカビが発生しやすく劣化が早まります。

築年数だけでなく、チョーキング現象やひび割れなどの劣化症状を定期的にチェックし、症状が見られたら専門業者に診断を依頼することをおすすめします。

Q

見積もりは何社から取るべきですか?

A

外壁塗装の見積もりは、3~4社から取るのが理想的です。

1社だけでは価格や提案内容の妥当性を判断できません。逆に5社以上から取ると、比較検討に時間がかかりすぎて判断が難しくなる傾向があります。

相見積もりを取る際は、同じ条件(塗装面積、使用する塗料のグレード、工事内容)で依頼することが重要です。また、見積書の詳細さ、担当者の対応、提案内容の質なども含めて総合的に判断しましょう。

極端に安い見積もりや、逆に高すぎる見積もりには注意が必要です。相場から大きく外れる場合は、その理由を明確に確認してください。

Q

工事中は家にいる必要がありますか?

A

外壁塗装工事中、基本的には家にいる必要はありません。

外壁は建物の外側の工事であり、室内に入る必要がないため、留守でも問題なく作業は進みます。ただし、以下のケースでは在宅が必要になることがあります。

工事開始日や足場設置日には、業者との打ち合わせや確認事項があるため在宅が望ましいです。また、電気や水道を使用させてもらう必要がある場合や、室内からしか開けられない窓の開閉が必要な場合は、調整が必要になります。

長期間不在にする予定がある場合は、事前に業者に伝えておき、緊急連絡先を共有しておくと安心です。多くの業者は工事の進捗を写真付きで報告してくれるサービスを提供しています。

Q

雨の日でも作業は行われますか?

A

雨の日は基本的に外壁塗装の作業は行われません。

塗装作業において、雨は塗料の品質に直接影響するため、雨天時は作業を中止するのが一般的です。塗料が十分に乾燥する前に雨に濡れると、塗膜の密着不良や仕上がりの不良につながります。

ただし、足場の設置や解体、養生作業など、塗装を伴わない工程であれば小雨程度なら実施されることもあります。高圧洗浄も雨の影響を受けにくい工程です。

梅雨時期や秋の長雨シーズンに工事を行う場合は、雨天による休工日が発生することを前提に、余裕を持った工期設定をしておくことが重要です。信頼できる業者であれば、天候を見ながら適切に判断し、品質を優先した施工を行ってくれます。

まとめ

東京都で外壁塗装を成功させるためには、費用相場の把握、助成金制度の活用、優良業者の選定、適切な時期の選択が重要です。

本記事でお伝えした重要なポイントを以下にまとめます。

  • 東京都の外壁塗装費用相場は30坪で約92万円~149万円が目安
  • 29の市区町村で助成金制度があり最大200万円の助成を受けられる可能性がある
  • 業者選びでは資格・保険・実績を確認し相見積もりで比較することが重要
  • 春と秋が施工に最適な季節ですが条件を満たせば一年中施工可能
  • 築10年が塗装の目安ですが劣化症状を見て判断することが最も確実

外壁塗装は建物を長持ちさせるための重要な投資です。適切な知識を持って業者を選び、計画的に進めることで、満足度の高い工事を実現できるでしょう。

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雨漏りや劣化が気になる場合も、迅速な診断と丁寧な施工で安心のサービスを提供いたします。

東京都
千代田区中央区港区新宿区文京区
台東区墨田区江東区品川区目黒区
大田区世田谷区渋谷区中野区杉並区
豊島区北区荒川区板橋区練馬区
足立区葛飾区江戸川区八王子市立川市
武蔵野市三鷹市青梅市府中市昭島市
調布市町田市小金井市小平市日野市
東村山市国分寺市国立市福生市狛江市
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