外壁塗装とは?基礎知識から費用相場・時期・種類・流れ・カラー・助成金まで解説

「外壁の色あせが気になるけど、塗装工事って本当に必要なの?」「費用が高額そうで不安…」そんなお悩みをお持ちではありませんか。

外壁塗装は、住まいの美観を保つだけでなく、建物を雨風や紫外線から守る重要なメンテナンスです。

しかし、いざ検討しようとすると、適切な時期や費用相場、業者選びなど、分からないことばかりで戸惑ってしまいますよね。

この記事では、マンションやビルの大規模修繕・外壁塗装を数多く手がけてきた株式会社新東亜工業の専門スタッフが、外壁塗装の基礎知識から実践的なポイントまでを分かりやすく解説します。

塗装時期の見極め方、塗料の種類と選び方、費用相場、助成金の活用方法、さらには業者選びの注意点まで、この記事を読めば外壁塗装に関する疑問がすっきり解決します。

大切な住まいを長く守るために、ぜひ最後までご覧ください。

目次

外壁塗装とは?

外壁塗装は、単なる「色の塗り替え」ではありません

建物を長期間守り続けるための、極めて重要な防護システムです。

外壁塗装の役割

外壁塗装には、建物を保護するための重要な3つの役割があります。

これらを理解することで、なぜ定期的なメンテナンスが必要なのかが明確になります。

外壁塗装の役割
  • 防水機能▶︎雨水の浸入を防ぎ、建物内部の劣化を防止する
  • 紫外線からの保護▶︎強い紫外線によるダメージから外壁材を守る
  • 美観の維持▶︎建物の外観を美しく保ち、資産価値を維持する

これらの役割の中でも特に重要なのが防水機能です。塗膜が劣化すると、雨水が外壁材に浸透し、内部の構造材まで傷める可能性があります。

また、紫外線による外壁材の劣化も深刻で、放置すると外壁材自体の交換が必要になることもあります。

定期的な塗装によってこれらのリスクを未然に防ぐことができます。

特にビルやマンションなどの集合住宅では、外観が入居率や売却価格に直結するため、定期的な塗装は経営判断としても重要です。

外壁塗装を怠るとどうなる?起こりうるリスク

外壁塗装を先延ばしにすると、様々な問題が発生します。

初期段階では小さな劣化でも、放置することで修繕費用が大幅に増加する可能性があるため注意が必要です。

外壁塗装を怠った場合に起こりうる主なリスクをご紹介します。

リスク症状影響
雨漏り外壁のひび割れから雨水が浸入内部の構造材が腐食し、大規模な修繕が必要に
カビ・コケの発生湿気により外壁にカビやコケが繁殖外壁材の劣化促進、健康被害のリスク
外壁材の破損塗膜の剥がれや外壁材のひび割れ外壁材自体の交換が必要になり、費用が高額に
断熱性の低下外壁の劣化による気密性の低下冷暖房効率が悪化し、光熱費が上昇

これらの問題は、早期に発見して対処すれば比較的少ない費用で済みますが、放置すると修繕費用が数倍に膨らむケースも珍しくありません。

特に雨漏りは、発見が遅れると建物の構造部分まで傷めてしまい、場合によっては数百万円規模の大規模修繕が必要になることもあります。

定期的な点検と適切なタイミングでの塗装が、長期的なコスト削減につながります。

外壁塗装の費用相場と価格の内訳

外壁塗装の費用は、建物の大きさや使用する塗料、施工内容によって大きく変動します。

適正価格を知ることが、業者選びの第一歩です。

一般的な住宅の外壁塗装費用相場

一般的な住宅の外壁塗装費用は、建物の規模や施工内容によって変動します。

以下の表に、住宅タイプ別の費用相場をまとめました。

住宅タイプ延床面積(目安)外壁のみ外壁+屋根
2階建て住宅80~120㎡(約30坪)80万円~130万円120万円~170万円
平屋住宅60~90㎡(約20坪)60万円~100万円100万円~140万円
3階建て住宅120~150㎡(約40坪)100万円~150万円150万円~200万円
小規模アパート200~400㎡200万円~400万円300万円~500万円
マンション・ビル500㎡以上500万円~数千万円
(規模により大きく変動)

一般的な2階建て住宅(30坪程度)の場合、外壁塗装のみで80万円~130万円が相場です。屋根塗装も同時に行う場合は120万円~170万円程度となります。

塗料のグレードによっても価格は変動し、シリコン塗料を使用した場合と、フッ素塗料を使用した場合では、20~30%程度の価格差が生じます。

また、建物の形状が複雑な場合や劣化が激しく下地処理に手間がかかる場合は、費用が高くなることもあります。

重要なのは、「安ければ良い」という発想ではなく、適正な価格で質の高い施工を受けることです。

詳しい費用相場や価格変動の要因については、「外壁塗装 相場」の記事でより詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

費用の内訳(足場代・塗料代・人件費など)

外壁塗装の費用は、主に以下の項目で構成されています。

項目目安割合内容
足場代全体の約20%安全に作業するために必須
高圧洗浄
下地処理
約5~10%汚れ・カビを除去し、塗料の密着性を高める
塗料代約30~40%塗料のグレードにより大きく変動
人件費約30~40%職人の作業・技術料
諸経費約10~15%養生材、廃材処理、交通費など

見積書を見る際のポイントは、各項目が明確に記載されているかです。

「一式」とまとめて記載されている見積書は、内容が不透明で適正価格か判断できません。

信頼できる業者は、塗装面積や使用する塗料の種類、数量まで詳細に記載した見積書を作成します。

また、極端に安い見積もりには注意が必要です。足場代や下地処理を省略していたり、塗装を2回塗りに減らしている可能性があります。

費用が高くなる要因と抑える方法

費用が高くなる主な要因はさまざまありますが、比較的多いものは以下になります。

費用が高くなる要因
  • 建物の形状が複雑で施工に手間がかかる
  • 劣化が激しく下地補修が多い
  • 足場の設置が困難な場所にある
  • 使用する色数が多い

一方、コストを抑える方法もあります。

費用を抑える方法
  1. 閑散期(冬季)に施工を依頼する
  2. 外壁と屋根を同時に塗装し足場代を一度で済ませる
  3. 自社施工の業者を選び中間マージンを削減する
  4. 助成金・補助金を活用する
  5. 複数の相見積もりを取り適正価格を見極める

ただし、極端な値引きを求めると、手抜き工事のリスクが高まるため、適正価格の範囲内での交渉が重要です。

私たちの経験では、適正価格で質の高い施工を行った建物は、次回のメンテナンスまでの期間が長く、結果的に長期的なコスト削減につながっています。

外壁塗装で活用できる助成金・補助金制度

外壁塗装には、国や地方自治体の助成金・補助金を活用できるケースがあります。

条件を満たせば、10万円~20万円程度の支援を受けられることもあるので、ぜひ活用しましょう。

助成金の種類と対象となる条件

外壁塗装で利用できる助成金は、主に「省エネ改修補助金」「住宅リフォーム補助金」「耐震改修補助金」の3種類です。

助成金の種類主な対象工事補助額の目安主な条件
省エネ改修補助金遮熱・断熱塗料を使用した外壁塗装工事費用の10~20%
※上限10~20万円
・省エネ塗料の使用
・地元業者への依頼
住宅リフォーム補助金外壁塗装を含む住宅改修工事工事費用の10~15%
※上限10~15万円
・一定額以上の工事
・市内業者の利用
耐震改修補助金耐震補強と同時に行う外壁塗装工事費用の10~30%
※上限20~50万円
・耐震診断の実施
・耐震基準を満たす改修

多くの自治体では、遮熱・断熱塗料を使用する場合に補助対象となります。

基本的な条件
  • 対象地域に居住していること
  • 税金の滞納がないこと
  • 地元の登録業者に依頼すること
  • 省エネ性能を持つ塗料を使用すること
  • 一定額以上の工事費用であること

補助金額は工事費用の10~20%、上限10万円~20万円程度が一般的です。ただし、予算に達し次第締め切られることが多いため、早めの申請が重要です。

もっと詳しい内容を知りたい方は、「外壁塗装 助成金」の記事もご覧ください。

東京都の助成金制度

東京都では、各区市町村が独自の助成金制度を設けています。

代表的な自治体の制度を以下の表にまとめました。

自治体制度名(一部)補助額の目安主な条件
世田谷区環境配慮型住宅リノベーション推進事業補助金工事費用の10%
※上限20万円
・遮熱塗料使用
・区内業者利用
新宿区新宿区地球温暖化対策助成金工事費用の10~15%
※上限15万円
・断熱改修
・省エネ塗料使用
練馬区住宅リフォーム助成制度工事費用の10%
※上限10万円
・区内業者
・省エネ改修
足立区省エネリフォーム補助金工事費用の10%
※上限15万円
・遮熱・断熱塗料
・区内業者
その他23区
市町村
各自治体独自の制度あり10~20万円程度・自治体により異なる

例えば、世田谷区では「環境配慮型住宅リノベーション推進事業補助金」として、遮熱塗料を使用した外壁塗装に対し、工事費用の10%(上限20万円)を補助。

新宿区では「新宿区地球温暖化対策助成金」で、断熱改修の一環として外壁塗装も対象となります。

申請には、着工前の事前申請が必要な自治体が多いため、契約前に確認しましょう。

また、国の「こどもエコすまい支援事業」など、時期限定の制度もあるため、最新情報をチェックすることをおすすめします。

東京都内の助成金について詳しくは、「外壁塗装 助成金 東京都」をご参照ください。

神奈川県の助成金制度

神奈川県内の自治体でも、外壁塗装に関する助成金制度が充実しています。

自治体制度名補助額の目安主な条件
横浜市住まいのエコリノベーション補助制度工事費用の10%
上限15万円
省エネ改修・市内業者利用
川崎市住宅改修助成制度工事費用の10~15%
上限10万円
地元業者利用で補助率優遇
相模原市環境配慮型住宅普及促進事業補助金工事費用の10%
上限15万円
遮熱塗料・市内業者利用
藤沢市住宅リフォーム助成事業工事費用の10%
上限10万円
市内業者・リフォーム工事
その他市町村各自治体の公式サイトで確認10~15万円程度自治体により異なる

横浜市では「住まいのエコリノベーション補助制度」で、省エネ改修の一環として外壁塗装が対象。川崎市では「住宅改修助成制度」があり、地元業者を利用することで補助率が優遇されます。

相模原市でも「環境配慮型住宅普及促進事業補助金」で、遮熱塗料を使用した外壁塗装に対し補助が受けられます。

各市町村で条件や金額が異なるため、お住まいの自治体のホームページで最新情報を確認してください。

神奈川県の詳細は、「外壁塗装 助成金 神奈川県」でご紹介しています。

千葉県の助成金制度

千葉県では、市川市や船橋市、松戸市などで住宅リフォーム関連の助成金制度があります。

自治体制度名補助額の目安主な条件
市川市住宅改修費補助金工事費用の10%
上限10万円
市内業者・リフォーム工事
船橋市住宅改善資金助成制度工事費用の5~10%
上限10万円
市内業者利用必須
千葉市スマートホーム促進事業補助金工事費用の10%
上限15万円
省エネ改修・断熱塗料使用
松戸市住宅リフォーム補助金工事費用の10%
上限10万円
市内業者・一定額以上の工事
その他市町村各自治体の公式サイトで確認10~15万円程度自治体により異なる

市川市では「住宅改修費補助金」として、外壁塗装を含むリフォーム工事に対し、工事費用の一部を補助。船橋市では「住宅改善資金助成制度」で、市内業者を利用する場合に補助が受けられます。

千葉市では「スマートホーム促進事業補助金」で、省エネ改修の一環として外壁塗装が対象となるケースも。

申請には住民票や納税証明書などの書類が必要なため、事前準備を忘れずに。

千葉県の助成金情報は、「外壁塗装 助成金 千葉県」で詳しく解説しています。

埼玉県の助成金制度

埼玉県内でも、さいたま市や川口市、所沢市などで外壁塗装に関する助成金が利用できます。

自治体制度名補助額の目安主な条件
さいたま市スマートホーム推進・創って減らす機器設置補助金工事費用の10%
上限15万円
省エネ改修・市内業者利用
川口市住宅改修資金助成制度工事費用の10%
上限10万円
市内業者利用必須
所沢市環境配慮型住宅改修補助金工事費用の10~15%
上限15万円
遮熱・断熱塗料使用
越谷市住宅リフォーム補助金工事費用の10%
上限10万円
市内業者・省エネ改修
その他市町村各自治体の公式サイトで確認10~15万円程度自治体により異なる

さいたま市では「スマートホーム推進・創って減らす機器設置補助金」で、省エネ改修の一環として外壁塗装が対象。川口市では「住宅改修資金助成制度」があり、市内業者を利用することが条件です。

所沢市では「環境配慮型住宅改修補助金」で、遮熱・断熱塗料を使用した場合に補助が受けられます。

埼玉県は助成金制度が比較的充実しているため、活用しない手はありません。

埼玉県の助成金については、「外壁塗装 助成金 埼玉県」をご確認ください。

助成金の申請方法と注意点

助成金の申請は、必ず工事着工前に行う必要があります。

助成金申請の流れ
  1. 自治体の窓口またはホームページで制度を確認
  2. 必要書類を準備(見積書、住民票、納税証明書など)
  3. 申請書を提出
  4. 審査・承認
  5. 工事着工
  6. 完了報告書と領収書を提出
  7. 補助金の振込

注意点は、予算が限られているため先着順で締め切られること、申請から承認まで数週間かかること、対象外の塗料や業者では補助が受けられないことです。

業者選定前に自治体の制度を確認し、対応可能な業者を選ぶことが重要です。

また、外壁塗装に利用できる助成金制度は、建物の種類によって内容や条件が異なります。

たとえば、管理組合が主体となるマンション外壁塗装の助成金は共用部工事や省エネ改修が対象になるケースが多く、アパート外壁塗装の助成金はオーナー向けの制度が用意されていることがあります。

また、ビル外壁塗装の助成金の場合、省エネ・環境対策を目的とした補助制度が活用できる場合もあります。

建物の用途に合った制度を確認することが、助成金を有効に活用するポイントです。

外壁塗装の種類|塗料別の特徴と選び方

外壁塗装で使用する塗料には、さまざまな種類があり、それぞれ耐用年数や価格、機能が異なります。

適切な塗料選びが、長期的なコストパフォーマンスを左右します。

主要な塗料6種類の比較と耐用年数(アクリル~無機)

外壁塗装で使われる主要な塗料は、以下の6種類です。

塗料の種類耐用年数価格帯特徴
アクリル塗料5~7年最も安価発色が良いが耐久性が低く、現在はあまり使われない
ウレタン塗料8~10年低価格密着性が高く、細部の塗装に適している
シリコン塗料10~15年中価格コストパフォーマンスに優れ、最も人気が高い
フッ素塗料15~20年高価格高耐久で汚れにくく、ビルや商業施設に多用される
無機塗料20~25年最高価格帯紫外線に強く、超長期耐久性を持つが、高額
遮熱・断熱塗料15~20年高価格省エネ効果があり、助成金対象になることが多い

一般住宅ではシリコン塗料が主流です。耐用年数とコストのバランスが良く、多くの実績があるためです。

一方、ビルやマンションなど大規模な建物では、長期的なメンテナンスコストを抑えるため、フッ素塗料や無機塗料が選ばれるケースが増えています。

私たちが手がける大規模修繕でも、15年~20年の長期修繕計画を見据えてフッ素塗料を提案することが多く、オーナー様からも「次回の塗装時期を先送りできる」と好評をいただいています。

遮熱・断熱塗料の効果とメリット

遮熱・断熱塗料は、太陽光の熱を反射・遮断する機能を持つ塗料です。

屋根や外壁に塗装することで、夏場の室温上昇を抑え、冷房費の削減につながります。

遮熱と断熱の違い
  • 遮熱は熱を「反射」する機能
  • 断熱は熱を「遮断」する機能

夏の暑さ対策なら遮熱、年間を通じた快適性なら「断熱」がおすすめです。

特に鉄筋コンクリート造のビルやマンションでは、効果が顕著に現れます。

また、多くの自治体で助成金の対象となっているため、初期コストを抑えつつ導入できるメリットもあります。

ただし、遮熱効果は色によって異なり、濃い色ほど効果が低くなる点に注意が必要です。

実際の施工事例では、遮熱塗料を使用した建物で、夏場の最上階の室温が3~5℃低下したというデータもあり、居住者の満足度向上にも寄与しています。

詳しくは、「外壁塗装 種類」の記事もご参照ください。

あなたの家に最適な塗料の選び方

塗料選びで重要なのは、「価格だけで決めない」ことです。安価な塗料を選ぶと、短期間で再塗装が必要になり、結果的にコストが高くつきます。

選び方のポイント
  1. 建物の種類と用途(住宅、ビル、店舗など)
  2. 予算と長期修繕計画
  3. 地域の気候条件(沿岸部、寒冷地など)

例えば、賃貸マンションで10年後に売却予定なら、シリコン塗料で十分ですが、自己所有で長期保有するなら、フッ素や無機塗料を検討する価値があります。

また、外壁材との相性も重要で、ALCには専用の下塗り材が必要ですし、金属サイディングには防錆塗料が不可欠です。

信頼できる業者は、建物の状態を診断した上で、最適な塗料を提案してくれますので、複数の見積もりを比較検討することをおすすめします。

外壁塗装における外壁材の種類

外壁塗装を計画する上で、まず理解すべきは「外壁材の種類」です。

素材によって特性や劣化のスピード、適切な塗装時期が大きく異なります。

外壁材の種類耐用年数塗装周期メリット注意点
窯業系サイディング25~30年7~10年・デザインが豊富
・施工性が高い
・チョーキング現象
・シーリング劣化
金属系サイディング30~40年10~15年・軽量
・耐震性高い
・耐久性良好
・錆の発生
モルタル約30年5~10年・デザインの自由度が高い
・質感が魅力
・ひび割れ発生しやすい
ALC
(軽量気泡コンクリート)
50年以上10~15年・断熱性・耐火性に優れる・防水保護が必須
樹脂系サイディング20~40年10~20年・凍害・塩害に強い
・長寿命
・施工業者が少ない
・初期コスト高
タイル40年以上基本不要・超高耐久
・メンテナンス少ない
・目地の劣化
・剥落リスクあり

窯業系サイディング

窯業系サイディングは、日本の住宅で最も普及している外壁材です。

セメントと繊維質を混ぜて板状に成形したもので、デザインの豊富さと施工性の高さが特徴。

耐用年数は約25~30年とされていますが、表面の塗膜は7~10年で劣化が始まるため、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。

チョーキング現象(手で触ると白い粉が付く状態)が現れたら、塗装を検討するサインです。

また、継ぎ目のシーリング材も同時期に劣化するため、塗装と合わせて打ち替えを行うことで、防水性を維持できます。

金属系サイディング

金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミニウムを用いた軽量で耐久性の高い外壁材です。

窯業系に比べて軽量なため、建物への負荷が少なく、耐震性に優れています。

耐用年数は約30~40年と長く、塗装メンテナンスの周期も10~15年と比較的長めです。

ただし、金属特有の弱点として「錆」があります。

塗膜が剥がれた部分や傷が付いた箇所から錆が発生しやすく、沿岸地域では塩害の影響も受けやすいため注意が必要です。

塗装時には防錆塗料を使用し、既に発生している錆は専用の処理を行った上で塗装することが重要です。

モルタル外壁

モルタル外壁は、セメントと砂、水を混ぜて壁に塗り付ける伝統的な外壁材です。

職人の手仕事による独特の質感とデザイン性が魅力で、古いビルや高級住宅に多く採用されています。

耐用年数は約30年ですが、塗装メンテナンスは5~10年ごとが目安です。

モルタルの大きな特徴は「ひび割れ(クラック)」が発生しやすいことです。

乾燥収縮や建物の揺れによって、細かいヘアクラック(0.3mm以下)から構造クラック(0.3mm以上)まで、さまざまなひび割れが生じます。

放置すると雨水が浸入し、内部の劣化を招くため、早めの対応が肝心です。

ALC外壁の特徴と塗装時期

ALC(軽量気泡コンクリート)は、内部に無数の気泡を含む軽量で高性能な外壁材です。

断熱性・耐火性に優れ、50年以上の耐久性を持つとされていますが、その反面、吸水性が高いという弱点があります。

そのため、塗膜による防水保護が不可欠で、塗装メンテナンスは10~15年ごとが推奨されています。

ALCは気泡が多いため、塗料の吸い込みが激しく、通常より多くの塗料を必要とします。

専用の下塗り材(フィラー)で表面を整えてから塗装することで、美しい仕上がりと長期的な防水性を確保できます。

特にビルや商業施設では、ALC外壁が多く採用されているため、適切な塗装計画が建物の長寿命化に直結します。

その他の外壁材(樹脂系・タイル)

樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を主原料とした外壁材で、耐久性が非常に高く、塗装メンテナンスは10~20年と長いのが特徴です。

凍害や塩害に強く、北海道など寒冷地で人気ですが、施工できる業者が少なく、初期コストが高めです。

タイル外壁は、素材そのものが超高耐久で、基本的に塗装メンテナンスは不要です。

ただし、タイルの接着剤や目地が劣化することがあり、剥落防止のため定期的な点検と補修が必要です。

タイルは「メンテナンスフリー」と誤解されがちですが、目地のひび割れや浮きを放置すると、タイルが剥がれ落ちる危険性があるため、専門業者による定期点検を強く推奨します。

外壁塗装の適切な時期はいつ?「10年」は本当か

「外壁塗装は10年ごと」という目安をよく耳にしますが、これは一つの基準に過ぎません。

実際には、建物の状態や環境によって最適な時期は異なります。

外壁塗装が必要なサイン・劣化症状

塗装が必要かどうかは、外壁に現れる劣化のサインで判断できます。

劣化症状・サイン
  • チョーキング現象(外壁を触ると白い粉が手につく状態)
  • 色あせ・変色(塗膜の保護機能が低下している)
  • 0.3mm以上のひび割れ(クラック)
  • 塗膜の剥がれ・膨れ(防水機能が失われている)
  • カビ・コケの発生(塗膜の防水性が低下している)

特に注意が必要なのはチョーキング現象とひび割れです。

チョーキング現象は塗膜が劣化して粉状になっている状態で、このまま放置すると外壁材自体が水分を吸収し始めます。

また、0.3mm以上のひび割れは構造クラックと呼ばれ、雨水が建物内部に浸入するリスクが高まります。

特に築10年を超えた建物では、これらの症状が複合的に現れることが多く、一つでも確認できたら、専門業者による詳細な診断を受けることをおすすめします。

季節による工期の違いと最適な時期

工期は天候に大きく左右され、雨天時は作業が中断されるため、梅雨時期や台風シーズンは避けるのが無難です。

最適な時期は、春(4~5月)と秋(9~10月)です。

これらの季節は、気温が安定し、湿度も適度で、塗料の乾燥がスムーズに進みます。

季節メリット注意点
春(4~5月)気温・湿度が安定しており施工しやすい梅雨前に工事を終える必要がある
夏(6~8月)高温で塗料が乾きやすい梅雨・台風・酷暑により作業効率が低下する可能性
秋(9~10月)1年で最も塗装に適した季節人気のため業者の予約が取りにくい
冬(11~3月)閑散期で費用が抑えられることがある気温が低く乾燥に時間がかかり、工期が延びやすい

最も塗装に適しているのは春と秋ですが、費用を抑えたい場合は閑散期の冬もおすすめです。

ただし、気温が5℃以下の日や、湿度が85%以上の日は塗装作業ができません。冬場に依頼する場合は、工期に余裕を持たせておくと安心です。

季節ごとのメリット・デメリットを理解し、スケジュールに余裕を持って計画することをおすすめします。

「外壁塗装はまだするな」と言われるケースとは

外壁塗装はまだするな」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

これは、不必要な塗装を勧める悪質業者への警鐘として使われる表現です。

外壁塗装を急ぐ必要がないケース
  • 新築から5年未満で劣化症状がない場合
  • 前回の塗装から5年以内の場合
  • 高耐久塗料使用後、耐用年数内の場合
  • 軽微な色あせのみの場合

実際、築5年未満で劣化症状が見られない場合や、前回の塗装から5年しか経っていないのに「すぐ塗装が必要」と迫る業者には注意が必要です。

また、訪問販売で「今すぐ塗装しないと大変なことになる」と不安を煽るケースも要注意。適正な判断のためには、複数の業者に診断を依頼し、劣化状況を写真付きで説明してもらうことが大切です。

一方で、本当に塗装が必要な時期を逃すと、外壁材そのものの寿命を縮めてしまうため、「まだするな」という言葉を鵜呑みにして放置することも危険です。

適切なタイミングは、信頼できる専門家の診断によって見極めましょう。

もっと詳しく知りたい方は、「外壁塗装 時期」の記事で解説しておりますので、ぜひご覧ください。

外壁塗装工事の期間目安

外壁塗装工事にかかる期間は、建物の規模や天候、季節によって変動します。

スケジュールに余裕を持って計画することが重要です。

工事期間の目安と建物規模別の日数

一般住宅の外壁塗装は、約10日~2週間が標準的な工期です。

建物の規模別に見ると、以下のような目安になります。

建物の種類延床面積(目安)工事期間の目安
一般住宅(2階建て)80~120㎡(約30坪)10~14日
一般住宅(平屋)60~90㎡(約20坪)7~10日
3階建て住宅120~150㎡(約40坪)14~18日
小規模アパート200~400㎡3週間~1ヶ月
マンション・ビル500㎡以上1~3ヶ月以上

ビルやマンションなど大規模な建物では、1ヶ月以上かかることもあります。

また、外壁と屋根を同時に塗装する場合は、さらに3~5日程度延びることが一般的です。

工期が延びる要因と対策

予定より工期が延びる主な要因は、以下の場合が多いです。

工期が延びる要因
  1. 天候不良(雨天・強風)
  2. 下地の劣化が予想以上に激しく、補修に時間がかかる
  3. 塗料の乾燥時間が気温・湿度により延びる
  4. 業者の人員不足や他の現場との調整
  5. 追加工事の発生

対策としては、余裕を持った工期設定(目安+1週間程度)、天候に左右されにくい春・秋に施工、事前の建物診断で劣化状況を正確に把握、信頼できる業者を選び、スケジュール管理を徹底してもらうことが有効です。

私たちの経験では、工期の遅れは業者とのコミュニケーション不足が原因になることも多いため、定期的な進捗報告を受けられる業者を選ぶことが重要です。

外壁塗装工事の流れ

外壁塗装工事全体の流れを理解しておくことで、工事中のストレスを軽減でき、業者とのコミュニケーションもスムーズになります。

外壁塗装工事の流れ・工程

外壁塗装は、以下の8つの工程で進められます。

各工程には丁寧な作業が求められ、特に下地処理は仕上がりの品質を左右する重要なポイントです。

  1. STEP

    足場の設置

    建物の周囲に足場を組み立て、安全な作業環境を整備します。

    騒音が発生するため、近隣への配慮が重要です。

  2. STEP

    高圧洗浄

    外壁の汚れ、カビ、コケ、古い塗膜を高圧洗浄機で徹底的に除去します。

    洗浄後は、十分に乾燥させる必要があります。(1~2日程度)

  3. STEP

    下地処理

    ひび割れの補修、サビ除去、シーリング材の打ち替えなどを行います。

    最も重要な工程です。手抜きされやすいため要注意な工程でもあります。

  4. STEP

    養生

    窓ガラス、玄関ドア、給湯器など、塗装しない部分をビニールで保護します。

    養生中は、窓の開閉ができなくなる可能性もあるので、事前に確認しておきましょう。

  5. STEP

    下塗り

    塗料の密着性を高めるための下塗り材(プライマー・シーラー)を塗布します。

    この下塗りの工程が、品質・仕上がり・耐久性を左右します。

  6. STEP

    中塗り

    仕上げ塗料の1回目を塗ります。色ムラを防ぎ、塗膜の厚みを確保します。

    下塗りとの乾燥時間を十分に取ることが重要です。

  7. STEP

    上塗り

    仕上げ塗料の2回目を塗り、美しく耐久性の高い塗膜を形成します。

    塗料の種類によって乾燥時間が異なります。

  8. STEP

    足場の解体・清掃

    工事完了後、足場を撤去し、周辺を清掃して引き渡します。

    最終チェックで不具合がないか確認しましょう。

特に重要なのが、下地処理と塗装工程(下塗り・中塗り・上塗り)です。

下地処理が不十分だと、どんなに高級な塗料を使っても早期に剥がれてしまいます。

また、塗装は基本的に3回塗りが標準です。

2回塗りで済ませようとする業者は、手抜き工事の可能性があるため注意が必要です。

各工程の間には、塗料を十分に乾燥させる時間も必要です。天候によっては乾燥に時間がかかるため、工期が延びることもあります。

外壁塗装工事中の注意点|日常生活に生じる制約

外壁塗装工事中は、日常生活にいくつかの制約が生じます。

工事中に生じる制約
  • 窓の開閉が制限される
  • 洗濯物が干せない(ベランダやバルコニー)
  • 騒音や臭いが発生する
  • 職人の出入りがある(プライバシーの配慮)
  • 駐車スペースの調整

養生によって窓が開けられなくなるため、夏場はエアコンの利用が欠かせません。

また、塗料の飛散や臭いの影響で洗濯物を外に干すことができず、室内干しやコインランドリーを活用する必要があります。

さらに、高圧洗浄や足場の組立では騒音が発生し、塗装時には特有の臭いが生じるため、事前に近隣へ挨拶しておくとトラブルを防ぎやすくなります。

工事中は毎日職人が出入りするため、プライバシーへの配慮や足場材や塗料を運搬するトラックが停まる関係で、駐車スペースの確保が必要になることもあります。

信頼できる業者であれば、こうした生活への影響を事前に丁寧に説明し、できる限り負担を減らす対応をしてくれるため安心です。

おしゃれな外壁塗装デザインと色選びのポイント

外壁塗装は、機能性だけでなく、建物の印象を大きく変える重要なデザイン要素です。

色選びで失敗しないためのポイントを押さえましょう。

人気の外壁カラーとその特徴

人気のカラーにはそれぞれ特徴があり、建物のスタイルや周辺環境に合わせて選ぶことが大切です。

特徴・印象メリット注意点
ホワイト・アイボリー清潔感
明るい印象
・どんなスタイルにも合う
・膨張効果で建物が大きく見える
・汚れが目立ちやすい
ベージュ系温かみ
落ち着き
・周囲になじみやすい
・汚れが目立ちにくい
・個性が出にくい
グレー系モダン
都会的
・汚れが目立ちにくい
・高級感がある
・暗い印象になることも
ネイビー・ブルー系上品
落ち着き
・個性的
・色褪せが目立ちにくい
・濃い色は熱を吸収しやすい
ブラウン系ナチュラル
温かみ
・自然と調和しやすい
・安心感がある
・重厚感が出すぎることも

外壁塗装で人気の色は、ベージュ、グレー、ホワイト、ブラウンです。

ベージュは温かみがあり、どんな街並みにも馴染む万能色。グレーはモダンでスタイリッシュな印象を与え、汚れが目立ちにくいメリットもあります。

ホワイトは清潔感があり明るい印象ですが、汚れが目立ちやすいため、定期的なメンテナンスが必要。ブラウンは落ち着いた雰囲気で、自然素材との相性が良いです。

一方、避けたほうが良い色もあります。真っ白や真っ黒などの極端な色は、汚れや色褪せが目立ちやすく、周囲の景観から浮いてしまうことも。

色選びの際は、実際の外壁に小さなサンプルを当ててみて、太陽光の下でどう見えるか確認することをおすすめします。

カタログや小さな色見本だけで決めると、実際に塗装した時に「イメージと違った」となることがあるので注意しましょう。

おしゃれな外壁デザインの事例や詳しい色選びのコツは、「外壁塗装 おしゃれ」の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ツートンカラーで個性を演出する方法

ツートンカラーは、外壁に2色を使い分けることで、個性的でおしゃれな外観を演出できます。

成功のコツは、色の組み合わせと配色比率です。基本は、ベース色70%、アクセント色30%の割合

例えば、ベージュ×ブラウン、グレー×ホワイト、ネイビー×ホワイトなど、同系色や補色関係にある色を組み合わせると、まとまりのある仕上がりになります。

また、1階と2階で色を分ける「横分け」、中央部分で色を変える「縦分け」、出窓や玄関周りにアクセント色を使う「部分分け」など、デザインパターンも豊富です。

ただし、色の組み合わせを誤ると、ちぐはぐな印象になるため、カラーシミュレーションを活用し、実際の仕上がりイメージを確認することをおすすめします。

もっと詳しく知りたい方は、「外壁塗装 ツートンカラー」の記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

色選びで失敗しないための3つのポイント

色選びで失敗しないためには、以下の3つのポイントを押さえましょう。

色選びのポイント
  1. 大きな色見本で確認する
  2. 周囲の環境との調和を考える
  3. カラーシミュレーションを活用する

小さなサンプルでは実際の印象と異なることが多いため、A4サイズ以上の色見本で確認しましょう。

また、隣接する建物や街並みに馴染む色を選ぶことで、違和感のない仕上がりになります。

専用ソフトで建物の写真に色を当てはめ、完成イメージを事前に確認できるカラーシミュレーションを活用するのがおすすめです。

光の当たり方で色の見え方が変わるため、晴天時と曇天時の両方で確認することも大切です。

私たちの経験では、色選びに時間をかけたお客様ほど、仕上がりに満足されています。色選びは焦らず、じっくり検討しましょう。

外壁の色選びについては、「外壁塗装 色」の記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

外壁塗装をDIYで行うことはできる?プロに依頼すべき理由

「費用を抑えたい」という理由で、DIYでの外壁塗装を検討する方もいます。

確かに一部は自分でできる作業もありますが、安全性や仕上がりの観点から慎重な判断が必要です。

DIYのメリット・デメリット

メリット
  • 人件費を削減できる
  • 自分のペースで進められる
  • 納得いくまで作業できる
デメリット
  • 足場の設置が困難
  • 仕上がりの品質が低い
  • 時間と労力がかかる
  • 転落事故のリスクがある

DIYで外壁塗装を行う場合、最大のメリットは人件費を削減できることです。

業者に依頼すると80万~130万円程度かかる工事が、材料費だけなら30万~50万円程度に抑えられます。

ただし、足場は専門業者に依頼する必要があるため、その分の費用(15万~20万円程度)は別途かかります。

一方、デメリットとして最も深刻なのが高所作業による転落事故のリスクです。毎年、DIYによる転落事故が発生しており、重大なケガにつながることもあります。

また、素人が塗装すると塗りムラができたり、数年で剥がれてきたりすることも多く、結局プロに依頼し直すことになれば、かえって高くつく可能性もあります。

もっと詳しい手順や注意点について知りたい方は、「外壁塗装 DIY」の記事でより具体的に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

DIYで失敗しやすいポイント

DIYで特に失敗しやすいのが、下地処理と塗料の選定です。

下地処理を疎かにすると、塗料の密着不良や剥がれが早期に発生します。また、素人が塗料を選ぶと、外壁材に適さない塗料を使ってしまい、期待した耐久性が得られないことも。

さらに、塗料の希釈率や塗布量を誤ると、塗膜の厚さが不均一になり、防水性が損なわれます。

実際、DIYで塗装した外壁を調査したところ、わずか2~3年で塗膜が剥がれ、結局プロに依頼し直したケースを何度も見てきました。

初期費用は抑えられても、短期間で再施工が必要になれば、トータルコストは高くつきます。

プロに依頼すべき理由と費用対効果

プロに依頼する最大のメリットは、高品質な仕上がりと長期的な耐久性です。

経験豊富な職人は、外壁材の状態を正確に診断し、適切な塗料と工法を選定します。また、保証制度があるため、万が一不具合が生じても対応してもらえます。

費用対効果で考えると、プロの施工は10年以上の耐久性が期待できるのに対し、DIYは数年で劣化するリスクが高く、長期的にはプロのほうがコストパフォーマンスに優れています。

さらに、安全面でもプロは足場や安全装備を完備しており、事故のリスクがありません。

私たちの経験上、適正価格でプロに依頼したお客様は、仕上がりに満足され、次回も同じ業者に依頼されるケースがほとんどです。

外壁塗装を依頼する業者の選び方|失敗しないポイント

外壁塗装の成否は、業者選びで決まると言っても過言ではありません。

信頼できる業者を見極めるポイントを押さえましょう。

優良業者を見極める5つのチェックポイント

優良業者を見極めるには、以下の5つをチェックしましょう。

優良業者を見極めるポイント
  • 施工実績と実例の公開状況
  • 資格・許可の有無
  • 見積書の詳細さ
  • 保証内容の明確さ
  • 対応の丁寧さ・誠実さ

優良業者を選ぶ際には、施工実績や資格の有無、見積書の透明性、保証内容、担当者の対応といった複数の項目を総合的に確認することが重要です。

これらのポイントを丁寧にチェックすることで、信頼できる業者かどうかをより正確に判断できます。

また、1社だけで判断するのではなく、必ず複数社を比較することで、適正価格や工事内容の違いが見えてきます。

相見積もりの重要性と比較のポイント

相見積もりは、適正価格を知るための必須プロセスです。

最低でも3社、できれば5社程度から見積もりを取り、内容を比較しましょう。

比較のポイント
  • 総額だけでなく、工程ごとの単価を確認すること
  • 使用する塗料のグレードとメーカーを把握すること
  • 足場代や諸経費の内訳が明確であること
  • 保証内容と保証期間が分かりやすく提示されていること
  • 提示された工期が妥当な期間であること

極端に安い見積もりは、手抜き工事や追加費用の発生につながるリスクがあります。一方で、高額すぎる見積もりは不要な工程が含まれている可能性があるため注意が必要です。

適正価格の範囲内で信頼できる業者を選ぶことが、外壁塗装を成功させる最大のポイントです。

私たちも、お客様に安心してご依頼いただけるよう、透明性の高い見積書を提示し、内容をご納得いただいた上で契約することを大切にしています。

悪質業者の手口と注意すべきサイン

悪質業者の典型的な手口は、訪問販売での不安商法です。

「今すぐ塗装しないと家が倒れる」「モニター価格で半額」など、不安を煽ったり、大幅値引きで契約を急がせます。

国民生活センターでも、外壁塗装の訪問販売トラブルが多数報告されています。

注意すべきサイン
  • 見積書が大雑把で、内容の詳細が不明確である
  • 契約を急かし、早期決断を強要しようとする
  • 極端な大幅値引きを提示し、不自然なお得感を演出する
  • 会社の所在地や連絡先が曖昧で、実態が確認できない
  • 過去の施工実績を提示せず、説明を避ける

これらのサインが見られる業者には注意が必要です。

特に契約後になって追加費用を次々と請求する「追加工事商法」は大きなトラブルにつながるため、事前に十分な確認が欠かせません。

信頼できる業者であれば、契約を急がせることはなく、質問にも丁寧に対応し、メリットだけでなくデメリットも誠実に説明してくれます。

万が一トラブルに巻き込まれた場合は、迷わず消費者センターに相談しましょう。

【施工事例】築古ビルの外壁塗装・防水工事|新東亜工業

東京都杉並区の4階建てビルにおける外壁塗装・屋上防水工事の施工事例です。

築年数が古く、外壁劣化と雨漏りの不安を抱えたオーナー様からのご依頼で、内装工事と並行して外装修繕を実施しました。

お問い合わせから引き渡しまでのリアルなやり取りを詳しくご紹介します。

工事の概要|費用・期間

杉並区の4階建てビルで、外壁塗装と屋上防水工事を実施。

前オーナーによる施工履歴が不明で劣化が進んでいたため、打診調査で浮きやタイル剥がれを確認し、ハイブリッド工法で対応しました。

項目 内容
物件種別 4階建てビル
所在地 東京都杉並区
工事のきっかけ ビル購入後の外壁劣化・雨漏り懸念
工事期間 約1.5ヶ月
主な工事内容 ・外壁塗装(下地補修・タイル補修含む)
・屋上防水工事(塩ビシート機械固定工法+ウレタン密着工法のハイブリッド)
・鉄部塗装
工事金額 510万円

現地調査では屋上の劣化状態が深刻で、既存防水層の上にウレタン塗料を塗っても定着しない状態でした。

そこで平場部分は塩ビシート機械固定工法、立ち上がり部分はウレタン密着工法というハイブリッド工法を提案しました。

外壁は打診調査で塗膜の浮きとタイルの剥がれを多数確認し、下地補修の必要性をご説明。

お客様のご予算と工事の優先順位を調整しながら、フルスペックで見積もりを作成し、最終的に階段室工事を別扱いとし、1階回りを一部省略することで税込510万円に調整しました。

内装工事との同時進行を考慮し、クロス張り替え前に外装修繕を完了させることで、雨漏りによる二次被害を未然に防ぎました。

お問い合わせ・ご依頼内容

築年数が古いビルを購入されたオーナー様より電話でお問い合わせがあり、外壁塗装と防水工事の見積もり依頼を受けました。

内装工事も同時進行中で、早急な対応を希望されていました。

【お問い合わせ(電話)】

お客様:もしもし、杉並区のビルを購入したんですけど、そちらが古くて修繕工事の見積をお願いしたいのですが可能でしょうか?

事務員:はい、もちろん、大丈夫ですよ!こちらは受付となっておりますので、詳しい話は担当者からの折り返しさせていただきます。

【現地調査の日程調整】

高井:お問い合わせの件でお電話しました!

お客様:今回ビルを購入したんですけど、修繕工事をする前でとても古いのです。外壁塗装をメインで防水も見てもらいたいです。今内装の工事の方も同時で進めていて、もう既に内装は入っている状況です。工事を急いでいるのですが早急に見てもらうことは可能でしょうか?

高井:わかりました。そうしましたら明日の10時とかはどうでしょう?

お客様:大丈夫です。

高井:ちなみに図面はお持ちでしょうか?

お客様:図面はないです。。。

高井:わかりました。そしたら現調の際に寸法は計らせてもらいますのでちょっとお時間いただきますね!では明日よろしくお願いします!

受付から担当者への折り返しまで迅速に対応し、お客様の「早急に見てほしい」という要望に応えて翌日10時の現地調査を設定しました。

図面がない状況でも現地で寸法を計測する旨をお伝えし、柔軟に対応する姿勢を示しました。

お客様の課題(外壁劣化・雨漏り・築年数経過)を丁寧にヒアリングし、初動レスポンスの早さを意識して信頼関係を構築しました。

現地調査から工事開始までの流れ

翌日、現地を訪問。内装工事が始まっており、クロス張り前に外装修繕を完了させる重要性を確認しました。

屋上では既存防水層の劣化が深刻で、ハイブリッド工法を提案。

外壁は打診調査でタイルの浮きや塗膜剥がれを多数発見し、フルスペックで見積もりを作成しました。

【現地調査】

高井:(1階にて)ここの1階をスケルトンにしたんですか?

お客様:1階というより、全部の階、中は解体してますね。

高井:クロスとかはまだですよね?よかったです。結局外壁とか防水から雨漏りしてしまうとまたクロスを張り替えなければならなくなるんで、先に外を塞げば中の被害がないんでクロス貼る前に修繕終わらせた方がいいですね!

高井:(屋上にて)あー結構屋上の状態ひどいですね!これなんか塗料ウレタンじゃなくて違う塗料塗ってますね。

お客様:前のオーナーがどんな施工したか全く分からないです。

高井:これ、この上からウレタン塗料を塗っても乗らないですし状態も悪いので一回本当なら撤去してウレタンの通気緩衝工法という方法がいいんですけど費用もかかるので今回は平場を塩ビシートの機械固定工法でやります。それとこの立ち上がりから天端の部分はウレタンの密着工法でやりますね。

お客様:費用は内装の関係もあって400-500万程度で納めたいんですよね。

高井:(外壁にて)この壁見てほしいんですけどガッツリ塗膜がはがれてますよね。あと、この音聞いてもらっていいですか(打診棒使用)。ここ浮いているので音が軽いですよね?これが浮いている音で結構多いんですよね。どのくらい浮いているか予測をして見積を作成するんですけど実数精算っていって予測した数量より多い場合やもちろん少ない場合もあるんですけどこればかりは足場を組んだ後に打診調査をしないとわからないんですよね。

お客様:それはちょっと困りますねぇ。高井さんの言ってることは分かるんですけど、これこの金額!って決めてもらうことはできますか?

高井:一応できるんですけどその場合、1階廻りを抜いたり、階段室を抜いたりとフルスペックでお見積りを出せてもらってあとで優先順位の低いものを抜く感じになりますかね。

【契約】

お客様:(電話)高井さん、メール拝見しました!

高井:やっぱり500万は超えちゃいましたね。確実に超えてしまったので階段室は別で見積作成しました。

お客様:もうこの階段室は諦めます。もう少し価格抑えられないですかね?

高井:そうすると、下地補修はやった方がいいんですけど、一階廻りは抜いてもタイルが落ちて、被害はないので抜いちゃいます。それで税込み510万ですね。

お客様:わかりました。そこまで対応してもらってありがとうございます。ちなみに税込み500万は厳しいですかね?(笑)

高井:すみません。もともとうちもご予算を聞いた中でのベストアンサーを出させてもらってますのでこれ以上は勘弁してください(笑)

お客様:そうですよね。すみません(笑)そしたらその510万でお願いします。

現地調査では、屋上の既存防水層が通常のウレタンではない塗料で施工されていることが判明し、上塗りでは対応できない状態でした。

費用を抑えつつ確実な防水性能を確保するため、塩ビシート機械固定工法とウレタン密着工法を組み合わせたハイブリッド工法を提案。

外壁は打診調査でタイルの浮きや塗膜剥がれを多数確認し、見えないリスク(下地劣化・雨漏りリスク)を事前に説明して信頼を構築しました。

お客様のご予算400〜500万円に対し、フルスペックで見積もりを作成した結果、階段室を別扱いとし、優先順位の低い1階回りを省略することで税込510万円に調整。

予算に応じた柔軟な対応で正式契約に至りました。

工事中の流れ・やり取り

契約後、営業担当から工事担当の熊倉に引き継ぎ。

打ち合わせで塗装色・鍵・電気・水道・材料置き場を確認し、工事開始。

足場組み立て後の下地調査、シーリング・洗浄、塗装、防水工事と順調に進行しましたが、屋上扉の塗装厚によるトラブルも臨機応変に対応しました。

【打ち合わせ】

熊倉:(電話)お世話になります、新東亜工業の熊倉と申します。高井に代わりまして現場を担当させていただきますのでよろしくお願いします。まずは現地での打ち合わせをさせていただきたいのですが、来週どこかでお時間いただける日はありますでしょうか?

お客様:(電話)今日これから大丈夫ですよ。

熊倉:(電話)今日だったら14時なら現地お伺い出来ますけど如何でしょうか?

【現地打ち合わせ】

熊倉:(屋上扉にて)扉が歪んじゃってものすごく開けにくいですね・・・扉の塗装がお見積もりに入っているんですけど、このまま塗装をしても塗装分膜厚が付くので更に開きにくくなってしまいますね。擦れている部分はすぐに剥がれてしまうことをご了承いただけるのであれば、塗装しますけどどうします?

お客様:あぁまぁしょうがないですよね・・・こちらの塗装に関してはしょうがないです。すぐに剥がれてしまってもいいので塗装してください。

【工事中】

熊倉:(電話・足場組立後)下地調査のご報告なんですが、やはり塗膜の方がかなり劣化してます。ご予算はいただけてるので、今日からどんどん悪いところは剝がしていって直していきます。

お客様:(電話)雨漏りも凄いので大変ですけどお願いします。

熊倉:(電話・塗装中)とりあえず外壁の塗装が終わって鉄部塗装に入っています。屋上の扉を塗ってみたのですが、塗装の厚みがついてドアを閉めたら外から開かなくなっちゃいました。足場から一度降りて内側から思いっきり押さないと開かなくなってしまっているので、一度削ってもう一度ハンマーで少し叩きます。厚みがやはりつけられないのでご了承ください。

お客様:(電話)最初に聞いてるんで大丈夫です。屋上に出てから入れなくなるのは困るのでよろしくお願いします。

熊倉:(電話)そこはちゃんと開くように調整して施工するんで大丈夫ですよ。塗装はあと3日位で終わると思います。そのあとすぐに防水工事に入りますのでよろしくお願いします。

工事担当の熊倉への引き継ぎ後、迅速に打ち合わせを設定し、塗装色(N-93)、防水トップコート色(グレー)、鍵・電気・水道の使用場所、材料置き場、駐車スペースなどを確認しました。

屋上扉の歪みによる開閉不良という細かい部分も事前に施工可否を確認し、トラブル回避に努めました。

工事中は定期的に進捗報告を実施。足場組み立て後の下地調査で塗膜劣化が予想通り深刻だったことを報告し、下地補修・シーリング・洗浄、塗装、防水工事と順調に進行しました。

塗装中には屋上扉の塗膜厚により開閉がさらに困難になるトラブルが発生しましたが、事前説明していたため理解を得られ、削り直して調整するなど臨機応変に対応しました。

防水工事

外壁塗装工事

まとめ

本工事は築古ビルの外壁塗装と屋上防水を同時に実施した事例です。

前オーナーの施工履歴が不明で劣化が進んでいた状況に対し、ハイブリッド工法での防水と丁寧な下地補修で対応。

お客様のご予算と優先順位を調整しながら、税込510万円・約1.5ヶ月で完工しました。

【引き渡し】

お客様:あっ、こんにちはー。先に来てちょっと見てたんですけど、すごくきれいになってますね。ありがとうございました。

熊倉:ありがとうございます。屋上とかもご覧になりました?

お客様:見ました。ドアも開くようになっていたので安心しました。防水もきれいに仕上がってましたね。

熊倉:うちは腕のいい職人が多いんで僕も安心して任せられるんですよ。なにか気になるところありました?

お客様:特になかったですね。色々とありがとうございました。綺麗になって本当に良かったです。

【工事のポイント】

・築古ビル購入後の外壁劣化・雨漏り懸念に対応

・屋上は塩ビシート機械固定工法+ウレタン密着工法のハイブリッド施工

・外壁は打診調査で浮き・タイル剥がれを確認し、下地補修を徹底

・お客様のご予算(400〜500万円)に合わせて工事範囲を調整

・内装工事と並行してクロス張り前に外装修繕を完了

・屋上扉の開閉トラブルなど細部まで臨機応変に対応

・税込510万円・約1.5ヶ月で完工

築古ビルを購入されたオーナー様からのご依頼で、外壁劣化と雨漏りの不安を解消する工事を実施しました。

現地調査で前オーナーの施工履歴が不明で屋上防水層の劣化が深刻だったため、費用対効果を考慮したハイブリッド工法を提案。

外壁は打診調査でタイルの浮きや塗膜剥がれを多数発見し、見えないリスクを事前に説明して信頼関係を構築しました。

お客様のご予算に合わせてフルスペックで見積もりを作成し、優先順位を調整することで税込510万円に収めました。

工事中も定期的な進捗報告と臨機応変な対応で、屋上扉のトラブルなども円滑に解決。

引き渡し時には「すごくきれいになった」「防水もきれいに仕上がっていた」とお客様から高い評価をいただき、無事に完工することができました。

▶参考元:【実録】4階建てビルの外壁塗装工事の流れを完全公開!

外壁塗装に関するよくある質問【FAQ】

外壁塗装についてよく寄せられる質問をまとめました。疑問や不安の解消にお役立てください。

Q

外壁塗装の平均金額(費用)はいくらぐらいですか?

A

一般的な住宅(30坪程度)の外壁塗装費用は、80万円~130万円が相場です。

使用する塗料のグレードや建物の状態、地域によって変動しますが、シリコン塗料を使用した場合が最も一般的です。

屋根塗装も同時に行う場合は、120万円~170万円程度を見込んでおくと良いでしょう。

Q

外壁塗装を20年していないのですがどうなりますか?

A

20年以上塗装を行っていない場合、外壁材そのものが寿命を迎えている可能性が高いです。

塗膜の劣化だけでなく、外壁材の破損、ひび割れ、雨漏りなどの深刻な症状が現れているケースが多く、塗装だけでは対応できず、外壁材の張り替えや大規模な補修が必要になることもあります。

早急に専門業者の診断を受けることをおすすめします。

Q

外壁塗装でやめたほうがいい色はありますか?

A

真っ白や真っ黒などの極端な色、鮮やかな赤や黄色などの原色は避けたほうが無難です。

汚れや色褪せが目立ちやすく、周囲の景観から浮いてしまう可能性があります。

また、強い光沢のある色も、経年劣化で見栄えが悪くなりやすいです。

ベージュ、グレー、ブラウンなど、落ち着いた色が長く美しさを保てます。

Q

外壁塗装で一番良いのはなんですか?

A

一概に「一番良い」とは言えませんが、コストパフォーマンスと実績のバランスで選ぶなら、シリコン塗料が最も人気です。

耐用年数10~15年、価格も中程度で、多くの実績があります。

長期的な耐久性を重視するなら、フッ素塗料や無機塗料もおすすめです。

建物の用途や予算に応じて、最適な塗料を選びましょう。

Q

外壁塗装で一番人気の色はなんですか?

A

外壁塗装で最も人気の色はベージュ系です。温かみがあり、どんな街並みにも馴染む万能色として選ばれています。

次いで、モダンでスタイリッシュな印象を与えるグレー系、清潔感のあるホワイト系が人気です。

最近では、ツートンカラーで個性を出すケースも増えています。

Q

外壁塗装で一番長持ちするのはなんですか?

A

最も長持ちする塗料は無機塗料で、耐用年数は20~25年とされています。

次いでフッ素塗料が15~20年。ただし、価格も高額になるため、建物の用途や予算、長期修繕計画に応じて選ぶことが重要です。

長持ちさせるには、塗料の選定だけでなく、丁寧な下地処理と適切な施工が不可欠です。

まとめ

外壁塗装は、建物を長期間守り、資産価値を維持するための重要なメンテナンスです。

本記事では、外壁材の種類や適切な塗装時期、塗料の選び方、費用相場、助成金制度、業者選びのポイントまで、幅広く解説してきました。

特に重要なのは、適切なタイミングでのメンテナンスと、信頼できる業者選びです。

劣化のサインを見逃さず、複数の業者から相見積もりを取り、適正価格で質の高い施工を受けることが、長期的なコスト削減につながります。

また、助成金制度を活用することで、初期費用を抑えることも可能です。東京・神奈川・千葉・埼玉エリアで外壁塗装をご検討の方は、ぜひ株式会社新東亜工業にご相談ください。

豊富な実績と確かな技術で、お客様の大切な建物を守ります。

新東亜工業が東京都内で外壁塗装に対応しているエリア

新東亜工業は、東京都内の幅広い地域で外壁塗装工事に対応しています。

23区から多摩エリアまで、地域特性や建物の構造に合わせた最適な施工をご提案します。

雨漏りや劣化が気になる場合も、迅速な診断と丁寧な施工で安心のサービスを提供いたします。

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外壁塗装は、建物の美観だけでなく耐久性や資産価値を守るために欠かせない工事です。

新東亜工業では、東京都内の各エリアに精通した担当者が、最適な工事内容と費用をご案内します。

地域密着のサポート体制で、長く安心して暮らせる住まいづくりをお手伝いします。