2024.08.27

市原市のマンション大規模修繕に利用できる助成金・補助金や施工会社の選び方

千葉県市原市で小規模・中規模・大規模修繕工事を依頼できる施工業者はどう選ぶの？

修繕工事で利用できる助成金について知りたい！

助成金や工事の知識を備え、賢く大規模修繕の費用を抑えましょう

市原市でマンションの大規模修繕を検討されている方にとって、計画を成功させるためには、費用や施工会社の選定が重要です。

大規模修繕には多額の費用が必要ですが、適切な助成金や補助金を活用することで、経済的な負担を大幅に軽減できる可能性があります。

しかし、これらの支援制度を効果的に利用するためには、制度の詳細を理解し、申請手続きをスムーズに進めることが求められます。

本記事では、市原市で利用可能な助成金・補助金の種類やその条件について詳しく解説します。

また、補助金を申請する際に押さえておくべきポイントや、申請に際しての注意事項にも触れていきます。

さらに、数多くの施工会社の中から、信頼できるパートナーを選ぶためのチェックポイントもご紹介します。

どのようなマンションや集合住宅が対象なのか、具体的な申請方法、そして施工会社選びのコツなどを解説しますので、これから大規模修繕を進める方は、ぜひ参考にしてみてください。

市原市の大規模修繕で利用できる助成金

特定既存耐震不適格建築物等の耐震診断補助事業

災害に強いまちづくりを促進するために、防災上重要な建築物（病院、学校等）や多数の人が利用する建築物（町会施設、共同住宅、店舗等）の耐震診断を行う場合にかかる費用に対し、補助を行っています。

補助対象者

・補助対象建築物の所有者等（所有者若しくは区分所有者の団体の管理者又は管理組合法人の理事）で、市町村税を完納している者
・集会施設の設置及び管理する町会
・地震により緊急輸送道路等の通行の妨げとなる通行障害既存耐震不適格建築物の所有者等

補助対象建築物

（１）多数の者が利用する一定規模以上の建築物

※多数の者が利用する一定規模以上の建築物の一覧

（２）災害時に利用を確保する必要のある建築物（要安全確認計画記載建築物）

「千葉県耐震改修促進計画」又は「市原市耐震改修促進計画」で定められた大規模な地震が発生した場合において、その利用を確保することが公益上必要な建築物です。

（３）災害時に道路閉塞させる建築物（通行障害既存耐震不適格建築物）

道路と建物の高さが重要となります。

前面道路が12メートルを超える場合、幅員の2分の1を超える建築物か、前面道路が12メートル以下の場合高さが6メートルを超える建築物が対象となります。

※上記の道路とは、「千葉県耐震改修促進計画」又は「市原市耐震改修促進計画」に記載されたものです。

（４）階数が3以上で、かつ、床面積の合計が1000平方メートル以上の分譲マンション

（５）町会集会施設

（６）災害時、安全性を緊急に確かめる必要がある大規模な建築物（要緊急安全確認大規模建築物）耐震改修促進法附則第3条で定める建築物です。

※要緊急安全確認大規模建築物

※危険物の数量及び敷地境界線からの距離

（７）その他市長が地震による倒壊を防ぐため、耐震診断をすることが特に必要と認めた建築物

補助金額（補助率）

耐震診断等にかかる費用の3分の2の額（上限60万円）

対象となる事業（耐震診断等）

補助対象建築物に対して行う耐震診断及び当該耐震診断を行うための試験（部材の強度試験、公的機関の判定）等とします。
実際に耐震診断を行う者は、建築士（一級、二級または木造）の資格を有し、建築物の構造に応じた耐震診断講習会の修了者（耐震診断事業者)とします。

耐震診断等を請け負うことができる耐震診断事業者

耐震診断は、建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための基本的な方針（平成18年国土交通省告示第184号）の別添第1の指針に基づいて行うものに限ります。

耐震診断事業者が請負うことが出来る補助対象建築物は、建築士法第3条、第3条の2、第3条の3で規定される「一級建築士、二級建築士又は木造建築士でなければできない設計又は工事監理」の用途や規模と同様とします。

例えば、補助対象建築物用途規模が病院（階数3階以上、かつ、床面積の合計が1000平方メートル以上）の場合、耐震診断事業者は、一級建築士となります。二級建築士や木造建築士では要件を満たせません。

引用元：市原市公式ホームページ

千葉県の大規模修繕で利用できる助成金

介護施設等の整備・改修等に係る補助金

県では、介護施設等の整備の促進やサービスの質の向上のため、県内で行われる介護施設等の整備や改修等に係る費用に対して助成を行っています。

補助金は、介護施設等の規模や補助対象とする経費によって補助者が異なります。

補助金についてのご質問等は、それぞれの補助者へお問い合わせください。

定員30名以上の広域型施設等…千葉県（千葉市、船橋市、柏市を除く）

※定員29名以下の地域密着型施設等…施設を設置する地域の市町村

※政令指定都市（千葉市）、中核市（船橋市、柏市）の広域型施設は、それぞれの市が補助者となります。

引用元：千葉県公式ホームページ

市原市で大規模修繕工事が行える会社

株式会社新東亜工業

大規模修繕工事の助成金や補助金の基礎知識

助成金と補助金の違い

特定の活動や対象者をサポートする補助金と助成金は、それぞれ意味が異なります。

知らないまま申請すると、せっかく準備したのに認可が下りないこともあるため、違いを知っておきましょう。

助成金とは

助成金は、各制度に設定された条件を満たしていれば、原則として支給されます。

例えば、東京都では「既存住宅省エネ改修促進事業」、東京都北区では「マンション劣化診断調査費用助成」を実施しています。

これらの助成金は、それぞれエコ住宅の普及やマンションの適切な維持管理を目的としており、対象は各制度に定められた条件を満たす住宅やマンションです。

助成金を申請する際には、各自治体の助成金制度の詳細を確認しましょう。

補助金とは

補助金とは、一定の条件を満たしたうえで審査に通った場合に支給されます。

しかし、予算や定員数の限りがあるため、条件を満たしていても支給されるとは限りません。

大規模修繕工事においては、助成金と同様に補助金の制度を設けていることがあります。

例えば、宮城県仙台市は「熱利用システム導入支援エコ補助金」、千葉県浦安市は「分譲集合住宅計画修繕調査費補助金」を実施しています。

補助金の利用を検討している場合は、要件や期間などをしっかり確認したうえで利用しましょう。

大規模修繕工事の代表的な補助金・助成金制度の種類

アスベスト除去等事業補助金

アスベストは、吸入すると肺がんや中皮腫などの健康被害を引き起こす可能性があり、近年その危険性が認識されています。

市民の安全・安心を確保しながら新たな被害を防ぐため、アスベスト除去に関する補助金・助成金制度が各自治体によって設けられています。

劣化診断補助事業

大規模修繕工事を行う前には、マンションの劣化状況をチェックすることが重要です。

劣化診断では、今後の大規模修繕工事の必要性や費用を検討するために、マンションの建物や設備の劣化状況を調べます。

劣化診断の費用は高額になるケースもあるため、地方自治体では費用の一部を補助する制度が設られていることもあります。

防災対策整備費補助金

マンション管理組合の適切な防災対策や安全管理を支援するため、建物の共用部を対象とした国や地方自治体による制度です。

これらの制度を利用することで、マンション管理組合は防災設備の設置・防災訓練の実施・建物内の安全点検などで必要な費用の負担を軽減できます。

共用部分改修費用補助・助成制度

マンション共用部分の修繕工事や防災対策工事は、費用の負担が大きいです。

しかし、国や地方自治体では、工事費用の一部を支給する制度を設けている場合があります。

このような制度を利用することで、マンション管理組合は、修繕工事や防災対策工事の費用を負担軽減することができます。

設計費用や工事費用の一部を補助する制度や融資の金利を優遇する制度などがあるため、公式ホームページの情報や問い合わせで確認してみましょう。

大規模修繕工事会社の選び方

「マンションの大規模修繕工事を検討しているけれど、どの業者に依頼すればいいのだろう」と、迷っている方もいらっしゃいます。

この記事では、マンション大規模修繕工事で依頼する会社の選び方を6つ解説します。

工事は主に総合建設会社・専門工事業者・マンション管理会社のいずれかに依頼しますが、どの会社へ依頼する場合でも外せない条件のため、ぜひ参考にしてみてください。

大規模修繕工事の実績が豊富

大規模修繕工事では、予算と期間の管理が重要です。

長年にわたって多くの大規模修繕工事を行ってきた会社は、知識や技術力が高く高品質でスピーディーな工事が可能です。

実績が豊富な会社であれば、工事の進捗状況を把握しながら経験に基づいた作業を行い、予定通りに工事を完了できるため、コストや時間を大幅に節約できるでしょう。

また工期中は、住民からのクレームやトラブルなどが起きることも珍しくありません。

経験が豊富な会社であれば、適切な予防策と対処方法を熟知しているため安心です。

保証・アフターサービスが充実している

大規模修繕工事が完了したあとに、何らかの不具合が発生することもあります。

そのため、保証やアフターサービスが充実している業者に依頼すると安心です。

しかし、なかには条件付きの保証内容を設けていることがあります。

「○年ごとにトップコートを塗り替える場合は5年保証」といったように、保証内容は会社によって異なるため注意が必要です。

また、優良な大規模修繕工事会社であれば「大規模修繕瑕疵（かし）保険」という保険に加入していることがほとんどです。

この保険は大規模修繕工事で不具合が発生した場合、保険法人が補償するため、発注者は安心して工事を委託できます。

ただし、保険金の請求は発注者が行う必要があるため、保険対象や保険期間などは業者に確認しましょう。

建設業の許可を取得している

国土交通省が発行している建設業の許可（建設業免許）とは、建設業を営むにあたって必要です。

この許可を持つ会社は、法律や規制などに基づいた建築物の設計・施工・監理に従事できます。

マンションの外壁・屋根・設備などの修繕を目的とした大規模修繕工事には、専門的な知識と技術はもちろん、工事中は居住者もいるため、耐久性や安全性の確保が求められます。

また、500万円以下の軽微な建設工事に建設業許可は不要ですが、建設業許可を持っている会社であれば、より安心して任せられるでしょう。

大規模修繕工事では、適切な会社を選ぶことで正確に修繕工事が進められ、建物の寿命を延ばせられます。

依頼する会社選びでは、まず実績や建設業許可を確認しましょう。

また、複数の見積もりを取得して内容や対応なども確認し、施工中や施工後も安心して任せられる会社を選ぶことが重要です。

判断に迷うようであれば、コンサルティング会社をはじめ、知見のある専門家に相談すると良いでしょう。

市原市の代表的なマンション

千葉県市原市の街並み

市原市は、千葉県の中央部に位置する人口約27万人の都市です。

製造品出荷額が全国的に高く、千葉県はもちろん日本を代表する工業都市として、市原商圏を形成する準商業中心都市として知られています。

市内には石油コンビナードなどの工業地帯のほか、湾岸の臨海地域や農業地帯など多様な地域が混在します。

市内ではJR内房線・小湊鐵道・京成千原線の3つの路線が運行し、各方面へのアクセスは良好です。

JR内房線は五井駅と姉ケ崎駅が市の北部、八幡宿駅は市の南部に位置しています。

市の東部を走る小湊鐵道は隣接する大多喜町も運行しているほか、京成千原線のちはら台駅は市内北部に位置し千葉市と市原市を結びます。

観光地も多数点在しており、養老渓谷、観音橋、大福山、宝衛橋、弘文洞跡などが有名です。

なかでも養老渓谷は特に知名度が高く、その静かな佇まいから「房州の奥座敷」とも呼ばれ、独特の黒い色をした「黒湯」の温泉は人気があります。

また、関東一遅い紅葉スポットとしても知られており、晩秋まで紅葉を楽しめる県内でも魅力的なエリアです。

千葉県市原市内の対応可能エリア