外壁や床などの仕上げに「タイル」を貼ること、既存のタイル剥がれなどを補修することを「タイル工事」といいます。
タイルは耐火・耐水に優れておりメンテナンスがほぼ不要で、キッチン、浴室などの水回り、内装の床や壁、外壁等ほぼ全ての場所で使用されています。
他の建材よりも維持・管理がしやすいのが特徴ですが、つなぎ目であるパッキンや下地のモルタルは傷みますので、しっかりとした打音検査や目視で浮きなどを確認し大規模修繕に臨むことが大切です。
また、維持保全責任により10年以上の建物の調査が義務付けられています。
【通常】コンコン(詰まっている)
【悪い状態の音】カンカン(空洞がある) → 浮きの原因
打診用のハンマーで外壁を撫でる様に叩き、浮き部を探していく調査。同時に目視によりクラックも見つけながらラッカースプレーなどでマーキングしていきます。調査だけもご相談ください。
タイル自体にひび割れや欠けがある場合は、張り替えをします。ダイヤモンドカッターで目地に切り目を入れ破損タイルを撤去します。下地を適切に補修したのち、新しいタイルを貼り最後に目地をならします。
2-3枚の部分的な貼り替えから広範囲の貼り替えまで必要に応じた工程で行います
高圧洗浄はもちろん、酸などの薬品を使いこびりついたタイルの汚れを落とすことも可能です。
薬品を染み込ませたローラーでタイルに塗布し洗浄後、必要に応じてクリア塗装などでコーティングを行います。
新築から十数年経過しているマンションで保存タイルがない場合は、建材メーカーなどに問い合わせて、同一の型番を取り寄せたり、タイルを新たに製作したりします。