ウレタン防水工事会社の選び方を解説！業者タイプ別比較と優良企業を見極めるポイント

屋上やベランダの防水工事を検討する際、最も重要なのが会社選びです。

施工会社を間違えると、わずか数年で防水層が劣化したり、高額な追加費用を請求されたり、保証対応を受けられないといったトラブルに巻き込まれる可能性があります。

しかし、「防水工事会社」と一口に言っても、防水専門会社、総合リフォーム会社、外壁塗装専門会社、工務店など、実は様々なタイプが存在し、それぞれに強みと弱みがあります。

「どの会社に依頼すればいいのか分からない」「悪質な業者を避けたい」「適正価格で高品質な工事をしてほしい」そんな悩みを抱えているあなたのために、本記事では会社選びのプロの視点から、失敗しないための具体的な方法を徹底解説します。

この記事を読めば、あなたに最適な会社を自信を持って選べるようになるでしょう。

ウレタン防水工事を扱う会社は4タイプ｜それぞれの特徴を徹底比較

ウレタン防水工事を依頼できる会社は大きく4つのタイプに分けられます。

それぞれ専門性・費用・対応範囲が異なるため、建物の状況や予算に応じて最適な選択をすることが重要です。

ここでは各タイプの特徴を詳しく比較し、どのような場合にどの会社を選ぶべきかを解説します。

防水工事専門会社｜最も高い専門性と技術力

防水工事を専業とする会社です。ウレタン防水だけでなくシート防水、FRP防水など複数の工法に精通しており、建物の状態に応じた最適な提案ができます。

防水工事専門会社へ依頼した際の費用相場は、密着工法で約4,500〜5,500円/㎡、通気緩衝工法で約6,000〜6,500円/㎡が目安とされています。

総合リフォーム会社｜一括発注で手間を軽減

住宅リフォーム全般を扱う会社で、防水工事は下請け業者に依頼することが一般的です。

費用相場は、密着工法で5,500〜7,000円/㎡程度、通気緩衝工法で7,000〜8,500円/㎡程度です。

外壁塗装専門会社｜塗装と防水をまとめて依頼

外壁塗装を主業務とし、ウレタン防水も取り扱う会社です。屋上やベランダの防水と外壁塗装を同時施工する際にメリットがあります。

費用相場は、密着工法が約4,500〜5,500円/㎡、通気緩衝工法はおよそ6,000〜7,000円/㎡が目安になります。

工務店・建設会社｜新築・大規模改修向け

建物の新築や大規模改修を請け負う会社で、防水工事は建築工事の一部として実施します。

費用相場は、密着工法で6,000〜8,000円/㎡程度、通気緩衝工法で7,500〜9,500円/㎡程度が目安です。

それぞれの特徴を比較しながら、建物の状況や工事内容の要望などに合わせた依頼先を検討することが重要です。

優良なウレタン防水工事会社を見極めるポイント

会社のタイプを理解したら、次は具体的にどの会社が優良企業かを見極める必要があります。

ここでは信頼できる会社を選ぶためのポイントをわかりやすく解説します。

施工実績と保有資格を確認する

防水工事の品質を大きく左右するのは、職人の技術力です。

なかでも「一級防水施工技能士」は、7年以上の実務経験と国家試験の合格が必要な最高レベルの資格です。

この資格を複数保有する職人が在籍している会社は、技術面で信頼できます。

また、建設業許可や防水材メーカーの認定施工店資格を持つかどうかも重要です。

実績を確認する際は、自社サイトの施工事例をチェックし、同じ建物種別の施工経験や10年以上の施工年数がある会社を選ぶと安心です。

資格と実績の両面から会社の信頼性を判断しましょう。

保証内容とアフターフォロー体制を詳細に確認

防水工事は施工直後よりも、年数を経た後の保証対応が重要です。

理想的な会社は、メーカー保証と施工保証を合わせて10年以上の保証期間を設け、雨漏り時の補修費用を全額負担してくれます。

さらに、1年・3年・5年ごとの無料点検を行っている会社は信頼性が高いです。

保証書には保証範囲や免責事項が明記されているか、自然災害時の対応や倒産時の保証継続方法も確認しましょう。

口頭での約束や5年未満の保証しかない会社は避けるべきです。長期的なサポート体制を重視することが失敗しないポイントです。

見積もりの透明性と現地調査の質を評価

優良な防水業者は、必ず現地調査を行い、細かな項目まで明示した見積書を提出します。

平米単価だけでなく、工程ごとの内訳や使用する防水材のメーカー・商品名、下地補修の範囲と費用を明記しているかがポイントです。

現地調査では30分以上かけて劣化状況を確認し、写真を撮って説明してくれるかも重要です。

また、複数の工法を提案し、それぞれのメリットとデメリットを説明してくれる会社は信頼できます。

「現地を見ずに概算見積もり」「一式○○円」というあいまいな対応は後々のトラブルを招くため注意が必要です。

自社施工体制と会社の安定性を確認

防水工事では、自社職人が直接施工を行う「自社施工体制」の会社を選ぶことが大切です。

下請け業者に丸投げする会社では中間マージンが発生し、品質管理が不安定になりがちです。

自社施工なら価格が適正で、技術の均一性や責任の所在が明確です。

また、会社の安定性を判断するために、設立年数（10年以上）、事務所や倉庫の有無、損害保険への加入状況を確認しましょう。

直接「職人さんは自社の方ですか？」と尋ねることで、実際の施工体制を確かめられます。信頼できる会社ほど透明な説明をしてくれます。

口コミ・評判と対応の誠実さを総合評価

防水工事業者を選ぶ際は、インターネット上の口コミと実際の対応を総合的に見極めましょう。

Googleマップのレビューや建築系サイトの評価では、具体的な施工内容やアフター対応に注目します。

さらに、知人や管理組合からの紹介も信頼できる情報源です。見積もりや説明の際に、デメリットも正直に伝えてくれるか、即決を迫らず検討時間をくれるか、専門用語を使わず丁寧に説明してくれるかを確認しましょう。

「今だけ割引」「他社より絶対安い」といった営業をする会社は注意が必要です。誠実な対応こそが、信頼できる業者の証です。

ウレタン防水工事会社を選ぶための5ステップ

ここまでの知識を踏まえ、実際に会社を選ぶ具体的な手順を5ステップで解説します。

失敗のリスクを大幅に減らすためにも、それぞれの手順を丁寧かつ確実に行うことが大切です。

1. STEP

   自分の建物に必要な工事内容を把握する

   まず、既存防水の種類や劣化状況を整理し、建物の用途とおおよその施工面積を把握します。

   ウレタン・シート・アスファルトの別、ひび割れや膨れ、雨漏りの有無を写真付きでメモ化すると正確です。

   用途（住宅・店舗・倉庫）で求める性能も変わります。事前情報を揃えておくほど相談がスムーズになり、工法提案や見積もりの精度が高まります。

2. STEP

   3〜5社から相見積もりを取る

   条件を統一して複数社に依頼し、現地調査に立ち会って疑問点はその場で確認します。

   比較は総額だけでなく、工程別単価、材料グレード、保証内容、工期と体制までチェックするのが肝心です。

   極端に安い見積もりは下地処理の省略や材料の質低下が潜む場合があるため注意が必要です。

   判断根拠をメモ化し、同条件で冷静に比較検討します。

3. STEP

   資格・実績・保証内容を細かく確認

   見積もり受領後は、資格保有者の氏名や人数、施工写真と件数、過去の建物種別を確認します。

   保証書のサンプルで期間・範囲を必ず確認し、建設業許可番号は公的検索で実在性を照合します。

   不明点は遠慮せず質問し、回答が曖昧な会社は候補から外します。

   数字と書面で裏づけが取れる会社ほど信頼度が高いと判断できます。

4. STEP

   契約前に契約書と保証書の内容を精査

   契約は焦らず、工事範囲と材料、工期、天候遅延の扱い、支払い条件、キャンセル規定、追加工事時の手順まで書面で確認します。

   保証書は開始日、対象範囲、免責、点検頻度と方法、保証条件を明確化。不明瞭な点は書面回答を求め、口約束は避けます。

   署名前に家族や管理組合のダブルチェックを行うとリスクを大きく減らせます。

5. STEP

   施工中と完成後のチェックを怠らない

   施工中は指定材料の使用、養生・清掃の徹底、近隣配慮が実行されているかを定期確認します。

   完成時は塗膜厚の規定充足、端部・立ち上がりの仕上がり、排水勾配と流れを検査し、写真付きの報告書で記録を残します。

   不具合は引き渡し前に是正依頼し、補修後の再確認まで終えてから完了承認すると安心です。

新東亜工業の防水工事について

ここでは、新東亜工業における防水工事の強みについてご紹介します。

防水工事をご検討の方は是非新東亜工業へお任せください。

新東亜工業の防水工事が選ばれる3つの理由で信頼の防水サービス

新東亜工業が多くのお客様に選ばれているのは、安心と品質を兼ね備えたサービスにあります。

• 10年保証＆長期アフターフォロー
• 職人による自社施工で中間マージン不要
• 足場専属スタッフ在籍による安全施工

施工後も継続的にサポートを行い、万一の不具合にも迅速に対応できる体制を整えています。

下請けに丸投げすることなく、自社職人が責任を持って施工。余計なコストを抑えながら、技術力の高さを提供します。

足場工事を自社で対応できるため、安全性を確保しながら効率的な工事を実現しています。

総合工事店の強みで “防水＋α” の対応力

防水工事だけでなく、総合工事店ならではの幅広い対応力が新東亜工業の強みです。

• 別工事の同時対応も可能
• 材料調達や足場にも強みあり

防水工事に加えて、雨漏りによって傷んだ内装補修や屋根・外壁塗装などをまとめて実施できます。

これにより工期の短縮とコスト削減を両立します。

グループ会社を通じて塗料や材料を卸価格で仕入れ、さらに自社保有の足場材を活用することで、材料費・足場費を大幅にカット可能です。

豊富な防水工法の選択肢とお客様満足度98%の実績が証明！

建物の状態や用途に応じて最適な防水工法を提案できる点も、新東亜工業の特徴です。

• シート防水：耐久性が高く、広い屋上や陸屋根に適した工法。
• FRP防水：軽量かつ強靭で、バルコニーやベランダに最適。
• ウレタン塗膜防水：複雑な形状の屋根にも対応可能で、コストパフォーマンスに優れる。
• アスファルト防水：歴史のある工法で、耐用年数が長く大型建築物に多く採用。

また、新東亜工業は地域密着型の施工店として、多くのお客様から高評価をいただいています。

施工後アンケートの結果では、満足度が98%に達しており、品質・対応力ともに高い信頼を得ています。

実録でわかる！3階建てマンションの屋上防水工事の流れ【費用・期間・対応のリアル】

「雨漏りしてないけど、そろそろ防水が心配…」「防水工事って、どんな流れで進むの？」そんな疑問にお応えするために、今回は実際に新東亜工業が対応した3階建てマンションの屋上防水工事の実例をご紹介します。

今回は過去に担当したお客様からのご依頼による屋上防水工事の施工事例です。

マンションの屋上防水工事の流れ1. お問い合わせ〜現地調査

実はこのご相談、過去に2件の施工を担当したお客様からのリピート依頼。すでに信頼関係が築かれていたからこそ、自然な形でのご相談につながりました。

お客様とのやり取り：信頼から生まれたリピート相談

お客様：「今住んでるマンションの屋上、防水そろそろ見てもらいたくて…」
新東亜工業：「もちろんです！以前の工事でもお世話になりましたので、今回も全力で対応させていただきます」

マンションの屋上防水工事の流れ2. 屋上の現地調査

屋上の状態を一緒に確認しながら、施工方法をご提案。ソーラーパネル周りや庇、手すりの根本まで細かく診断しました。

お客様とのやり取り：劣化状況をその場で説明し、最適工法を提案

新東亜工業：「ここを見ていただくと、ひびが深く入っていて、膨れも出ています」
お客様：「ほんとだ、これはやった方がいいですね」
新東亜工業：「平場は塩ビシート、立ち上がりや庇はウレタン密着工法がベストです」

マンションの屋上防水工事の流れ3. 見積もり提示

夕方には見積書を送付し、工程説明や疑問点もフォロー。スピーディーな対応が「安心して任せられる」と高評価につながりました。

お客様とのやり取り：その日のうちにスピード対応で信頼アップ

お客様：「もう2件やってもらってるから、任せてるのよ」
新東亜工業：「ありがとうございます。本日中に見積を作成して、メールでお送りしますね」

マンションの屋上防水工事の流れ4. 契約

信頼関係があったからこそ、やりとりはメール中心でスムーズに完了。現場担当もこれまでと同じスタッフが対応し、不安のない体制で進行しました。

お客様とのやり取り：メールのみで完了したスムーズな契約手続き

お客様：「今回も御社にお願いしようと思います」
新東亜工業：「ありがとうございます。書類をお送りしますので、確認後にご返送をお願いします」

マンションの屋上防水工事の流れ5. 工事前の打ち合わせ

打ち合わせでは、色の確認から電気・水道の使用確認、ソーラーパネルの施工方法、ひび割れ対策まで事細かにヒアリング・提案。細かい不安まですべてクリアにしました。

お客様とのやり取り：色の選定やソーラーパネルの補修提案も含めて確認

お客様：「スカイグレーって汚れ目立ちにくいかしら？」
新東亜工業：「明るすぎず暗すぎず、屋上でも使いやすい人気色です」
お客様：「じゃあそれでお願いします！」

マンションの屋上防水工事の流れ6. 工事中

工事中は生活リズムにあわせて進行し、細かな気遣いを徹底。職人のマナーや報連相も高評価をいただきました。

お客様とのやり取り：生活の邪魔にならないよう配慮しながら工事進行

お客様：「お昼ごろに出かけたいんだけど大丈夫？」
新東亜工業：「問題ありません。職人にも伝えて、移動時に配慮します」
お客様：「滑りやすい階段には滑り止めテープ貼ってくれるんですよね？」
新東亜工業：「はい、安全対策も万全です」

マンションの屋上防水工事の流れ7. 引き渡し｜掃除・補修・今後の使い方まで丁寧に説明

工事完了後には屋上で仕上がり確認を行い、排水口の清掃方法や今後の使用上の注意点などをしっかりご案内しました。

お客様とのやり取り
お客様：「こんなに丁寧に仕上げてもらってうれしいです」
新東亜工業：「何かあればすぐご連絡ください。補修用の材料もご用意しています」

工事金額・期間

• 工事金額：178万円
• 施工期間：12日間（天候により変動あり）

今回の施工事例が示すように、防水工事は「どこに頼むか」だけでなく、「誰が対応してくれるか」がとても重要です。
新東亜工業では、見積もりから引き渡しまで一貫して丁寧な対応を行い、細部までこだわった仕上がりをご提供します。

ウレタン防水工事や会社選びに関するよくある質問【FAQ】

実際にウレタン防水工事会社を選ぶ際によく寄せられる質問とその回答をまとめました。

簡潔にわかりやすく回答しておりますので、ぜひご覧ください。

ウレタン防水工事会社の見極めが成功への第一歩｜まとめ

ウレタン防水工事の成否は、会社選びで8割が決まると言っても過言ではありません。

本記事で解説した重要なポイントを改めて確認しましょう。

• 防水工事専門会社または実績豊富な外壁塗装会社を優先的に選ぶ
• 一級防水施工技能士が複数在籍しているか必ず確認する
• 3〜5社から相見積もりを取り資格・実績・保証を総合評価する
• 10年保証と定期点検がセットになった保証内容を選ぶ
• 契約書・保証書の内容を精査し口約束は絶対に避ける

ウレタン防水工事は建物を長期間守る重要な投資です。

安さだけで選ぶのではなく、技術力・誠実さ・アフターフォロー体制を総合的に判断することが失敗しない秘訣です。

本記事で紹介した4タイプの会社比較、5つのチェックポイント、5ステップの選び方を活用し、信頼できるパートナーを見つけてください。

適切な会社選びが、建物の資産価値を守り、安心して長く住める環境を実現します。