2024.03.08
マンションの大規模修繕工事で足場設置は必要?足場の種類や足場費用の目安・計算方法を解説
大規模修繕や防水工事のご相談は実績豊富な新東亜工業へ
マンション大規模修繕における足場設置の費用って、実際どれぐらいかかるの?
うちのマンションに合った足場の種類は?といった悩みや疑問をお持ちの方も多いと思います。
マンションの大規模修繕工事では、足場の設置が必要な場合があり、 足場費用は修繕費用全体に大きく影響を与え、その目安や相場は工事の規模や内容によって異なるでしょう。
最近では、ゴンドラや吊り足場、無足場工法など、多様な方法が採用されており、それぞれにメリットと費用の違いがあるため、まずは見積りをして比較することをおすすめしています。
この記事では、仮設足場の工法の種類とその費用、見積もりのポイントについて詳しく解説し、マンション大規模修繕工事の最適な計画を立てるための情報を提供します。
マンションの大規模修繕工事で足場を設置する必要性
マンションの大規模修繕工事では、外壁や屋根、玄関ドアなどの高所作業が必要になります。
その際に、安全かつ効率的に作業を行うためには、仮設足場を設置することが不可欠です。
仮設足場とは、一時的に建設現場に設置される作業台のことで、作業者の安全を確保するとともに、作業の品質やスピードを向上させる役割を果たします。
仮設足場の設置は、大規模修繕工事の費用や期間にも大きな影響を与えるため、適切な種類や方法を選択することが重要です。
仮設足場とは?マンションの大規模修繕工事で必要な工事
仮設足場とは、建築物の外壁や屋根などの高所作業を行うために、一時的に設置される作業台のことです。
仮設足場は、作業者の安全を確保するとともに、作業の品質やスピードを向上させる役割を果たします。
仮設足場は、建築物の形状や規模、作業内容や期間、予算などに応じて、様々な種類や方法があります。
仮設足場の種類には、枠組み足場、単管足場、ビケ足場(クサビ緊結式足場)などがあります。
仮設足場の種類
仮設足場の種類について紹介します。
枠組み足場
枠組み足場とは、鉄製の枠と横木、足場板などを組み合わせて作る仮設足場のことです。枠組み足場のメリットは、以下の通りです。
- 組み立てや解体が簡単で、作業時間や人件費を節約できる
- 構造がシンプルで、安定性や強度が高い
- 規格化された部材を使用するため、品質が一定である
- 高さや幅などの調整が容易で、建築物の形状に合わせやすい
枠組み足場のデメリットは、以下の通りです。
- 部材が重く、運搬や保管にスペースやコストがかかる
- 部材の種類が限られており、複雑な形状に対応しにくい
- 部材の継ぎ目が多く、隙間から雨水や埃が入りやすい
単管足場
単管足場とは、鉄製のパイプと継手、足場板などを組み合わせて作る仮設足場のことです。単管足場のメリットは、以下の通りです。
- 部材が軽く、運搬や保管にスペースやコストがかかりにくい
- 部材の種類が豊富で、複雑な形状に対応しやすい
- 部材の継ぎ目が少なく、隙間から雨水や埃が入りにくい
単管足場のデメリットは、以下の通りです。
- 組み立てや解体が難しく、作業時間や人件費がかかる
- 構造が複雑で、安定性や強度が低い
- 部材の品質がばらつきやすく、管理が必要である
ビケ足場(クサビ緊結式足場)
ビケ足場とは、鉄製のパイプとクサビと呼ばれる金具、足場板などを組み合わせて作る仮設足場のことです。ビケ足場のメリットは、以下の通りです。
- 組み立てや解体が容易で、作業時間や人件費を節約できる
- 構造がシンプルで、安定性や強度が高い
- 部材の品質が一定である
- 高さや幅などの調整が容易で、建築物の形状に合わせやすい
ビケ足場のデメリットは、以下の通りです。
- 部材が重く、運搬や保管にスペースやコストがかかる
- 部材の種類が限られており、複雑な形状に対応しにくい
- 部材の継ぎ目が多く、隙間から雨水や埃が入りやすい
足場設置にかかる費用計算方法
足場設置にかかる費用は、以下の要素によって決まります。
- 足場の種類
- 足場の面積
- 足場の高さ
- 足場の設置期間
- 足場の設置場所
- 足場の設置方法
- 足場の賃貸料
- 足場の組み立て・解体費用
- 足場の運搬費用
- 足場の保険料
- 足場の管理費用
一般的に、足場の種類は、枠組み足場が最も安く、単管足場が最も高いとされています。
足場の面積や高さは、建築物の規模や形状によって異なりますが、平均的には、面積は100平方メートル、高さは10メートル程度と考えられます。
足場の設置期間は、工事の内容や進捗によって異なりますが、平均的には、3ヶ月程度と考えられます。
足場の設置場所は、都市部や郊外などの地域差や、道路や隣家などの周辺環境によって異なりますが、平均的には、都市部の方が高く、郊外の方が安いと考えられます。
足場の設置方法は、地面に直接設置する場合と、建物に固定する場合とがありますが、平均的には、地面に直接設置する方が安く、建物に固定する方が高いと考えられます。
足場の賃貸料は、足場の種類や面積、高さ、設置期間などによって異なりますが、平均的には、1平方メートルあたり100円程度と考えられます。
足場の組み立て・解体費用は、足場の種類や面積、高さ、設置方法などによって異なりますが、平均的には、1平方メートルあたり500円程度と考えられます。
足場の運搬費用は、足場の種類や面積、高さ、設置場所などによって異なりますが、平均的には、1平方メートルあたり100円程度と考えられます。
足場の保険料は、足場の種類や面積、高さ、設置期間などによって異なりますが、平均的には、1平方メートルあたり10円程度と考えられます。
足場の管理費用は、足場の種類や面積、高さ、設置期間などによって異なりますが、平均的には、1平方メートルあたり50円程度と考えられます。
以上の要素を合計すると、足場設置にかかる費用は、以下のように計算できます。
足場設置費用 = (賃貸料 + 組み立て・解体費用 + 運搬費用 + 保険料 + 管理費用) × 面積 × 設置期間
例えば、枠組み足場を100平方メートル、10メートルの高さで3ヶ月設置する場合、足場設置費用は、以下のようになります。
足場設置費用 = (100 + 500 + 100 + 10 + 50) × 100 × 3 = 228,000円
このように、足場設置にかかる費用は、様々な要素によって変動しますので、事前に見積もりを取ることがおすすめです。
足場設置にかかる費用を安くするコツ
足場の種類を適切に選択する
足場の種類は、足場設置にかかる費用に大きな影響を与えます。
一般的に、枠組み足場が最も安く、単管足場が最も高いとされています。
しかし、足場の種類は、建築物の形状や規模、作業内容や期間、予算などに応じて、適切に選択する必要があります。
例えば、複雑な形状の建築物や、細かい作業が必要な場合は、単管足場の方が有利です。また、作業期間が長い場合は、枠組み足場やビケ足場の方が有利です。
足場の種類を適切に選択することで、足場設置にかかる費用を安くすることができます。
足場の面積や高さを最小限にする
足場の面積や高さは、足場設置にかかる費用に直接的に影響します。足場の面積や高さが大きくなればなるほど、足場設置にかかる費用は高くなります。
足場の面積や高さを最小限にするためには、以下のような工夫ができます。
- 建築物の形状に沿って、必要な部分だけ足場を設置する
- 高所作業が少ない場合は、足場の高さを低くする
- 足場の幅を狭くする
- 足場の階数を減らす
足場の面積や高さを最小限にすることで、足場設置にかかる費用を安くすることができます。
足場の設置期間を短くする
足場の設置期間は、足場設置にかかる費用に大きな影響を与えます。
足場の設置期間が長くなればなるほど、足場設置にかかる費用は高くなります。足場の設置期間を短くするためには、以下のような工夫ができます。
- 工事の計画やスケジュールを立てる
- 工事の進捗や品質を管理する
- 工事の効率や安全性を向上させる
- 足場の組み立て・解体のタイミングを調整する
足場の設置期間を短くすることで、足場設置にかかる費用を安くすることができます。
足場の設置場所を工夫する
足場の設置場所は、足場設置にかかる費用に影響を与えます。
足場の設置場所が都市部や道路沿いなどの場合は、足場設置にかかる費用は高くなります。足場の設置場所を工夫するためには、以下のような工夫ができます。
- 足場の設置場所を事前に確認する
- 足場の設置場所に関する許可や申請を行う
- 足場の設置場所に関する規制や制限を遵守する
- 足場の設置場所に関する周辺環境や住民の配慮をする
足場の設置場所を工夫することで、足場設置にかかる費用を安くすることができます。
足場の種類を適切に選択する
足場の種類は、足場設置にかかる費用に大きな影響を与えます。
一般的に、枠組み足場が最も安く、単管足場が最も高いとされています。
しかし、足場の種類は、建築物の形状や規模、作業内容や期間、予算などに応じて、適切に選択する必要があります。
例えば、複雑な形状の建築物や、細かい作業が必要な場合は、単管足場の方が有利です。
また、作業期間が長い場合は、枠組み足場やビケ足場の方が有利です。足場の種類を適切に選択することで、足場設置にかかる費用を安くすることができます。
足場の面積や高さを最小限にする
足場の面積や高さは、足場設置にかかる費用に直接的に影響します。
足場の面積や高さが大きくなればなるほど、足場設置にかかる費用は高くなります。
足場の面積や高さを最小限にするためには、以下のような工夫ができます。
- 建築物の形状に沿って、必要な部分だけ足場を設置する
- 高所作業が少ない場合は、足場の高さを低くする
- 足場の幅を狭くする
- 足場の階数を減らす
足場の面積や高さを最小限にすることで、足場設置にかかる費用を安くすることができます。
足場の設置期間を短くする
足場の設置期間は、足場設置にかかる費用に大きな影響を与えます。
足場の設置期間が長くなればなるほど、足場設置にかかる費用は高くなります。
足場の設置期間を短くするためには、以下のような工夫ができます。
- 工事の計画やスケジュールを立てる
- 工事の進捗や品質を管理する
- 工事の効率や安全性を向上させる
- 足場の組み立て・解体のタイミングを調整する
足場の設置期間を短くすることで、足場設置にかかる費用を安くすることができます。
足場の設置場所を工夫する
足場の設置場所は、足場設置にかかる費用に影響を与えます。
足場の設置場所が都市部や道路沿いなどの場合は、足場設置にかかる費用は高くなります。
足場の設置場所を工夫するためには、以下のような工夫ができます。
- 足場の設置場所を事前に確認する
- 足場の設置場所に関する許可や申請を行う
- 足場の設置場所に関する規制や制限を遵守する
- 足場の設置場所に関する周辺環境や住民の配慮をする
足場の設置場所を工夫することで、足場設置にかかる費用を安くすることができます。
足場の設置方法を工夫する
足場の設置方法は、足場設置にかかる費用に影響を与えます。
足場の設置方法には、地面に直接設置する場合と、建物に固定する場合とがあります。
一般的に、地面に直接設置する方が安く、建物に固定する方が高いとされています。
足場の設置方法を工夫するためには、以下のような工夫ができます。
- 地面に直接設置する場合は、地盤の状態や安全性を確認する
- 建物に固定する場合は、建物の構造や強度を確認する
- 足場の設置方法に関する規定や基準を遵守する
- 足場の設置方法に関する専門家の意見やアドバイスを聞く
足場の設置方法を工夫することで、足場設置にかかる費用を安くすることができます。
足場の賃貸料や組み立て・解体費用などを交渉する
足場の賃貸料や組み立て・解体費用などは、足場設置にかかる費用の大部分を占めます。足場の賃貸料や組み立て・解体費用などを交渉するためには、以下のような工夫ができます。
- 足場の賃貸料や組み立て・解体費用などを含めた見積もりを複数の業者から取る
- 足場の賃貸料や組み立て・解体費用などの相場や競争状況を調べる
- 足場の賃貸料や組み立て・解体費用などの内訳や明細を確認する
- 足場の賃貸料や組み立て・解体費用などの割引やサービスを交渉する
足場の賃貸料や組み立て・解体費用などを交渉することで、足場設置にかかる費用を安くすることができます。
足場の運搬費用や保険料などを節約する
足場の運搬費用や保険料などは、足場設置にかかる費用の一部を占めます。足場の運搬費用や保険料などを節約するためには、以下のような工夫ができます。
足場の運搬費用は、足場の種類や量、距離などによって異なりますが、平均的には、1平方メートルあたり100円程度と考えられます。
足場の運搬費用を節約するためには、以下のような工夫ができます。
- 足場の種類や量を最適化する
- 足場の運搬距離を最小化する
- 足場の運搬時間やルートを最適化する
- 足場の運搬費用を含めた見積もりを複数の業者から取る
- 足場の運搬費用を交渉する
足場の保険料を節約するためには、以下のような工夫ができます。
- 足場の保険の種類や内容を確認する
- 足場の保険の必要性や適用範囲を確認する
- 足場の保険の加入条件や手続きを確認する
- 足場の保険の比較や見直しを行う
- 足場の保険の割引やサービスを交渉する
足場の運搬費用や保険料などを節約することで、足場設置にかかる費用を安くすることができます。
足場の管理費用を削減する
足場の管理費用を削減するためには、以下のような工夫ができます。
- 足場の管理責任者や担当者を明確にする
- 足場の管理計画やルールを作成する
- 足場の管理状況や記録を確認する
- 足場の管理に関する教育や指導を行う
- 足場の管理に関する問題や改善点を対処する
足場の管理費用を削減することで、足場設置にかかる費用を安くすることができます。
足場設置の注意点
足場設置には、周辺環境や住民の配慮が必要です。足場設置に関する周辺環境や住民の配慮には、以下のようなものがあります。
- 足場設置の目的や内容、期間、方法などを周辺環境や住民に事前に通知する
- 足場設置の影響や不便、危険などを周辺環境や住民に事前に説明する
- 足場設置の際に発生する騒音や振動、埃などを周辺環境や住民に最小限に抑える
- 足場設置の際に発生する交通や通行の影響や制限などを周辺環境や住民に最小限に抑える
- 足場設置の際に発生する景観や風景の影響や損傷などを周辺環境や住民に最小限に抑える
- 足場設置の際に発生する問題や苦情などを周辺環境や住民に迅速に対応する
足場設置に関する周辺環境や住民の配慮をすることで、足場設置にかかる費用を安くするだけでなく、足場設置に関するトラブルやリスクを防ぐことができます。
大規模修善工事でのよくある質問
ここでは大規模修繕工事でよくある質問を紹介します。工事費用や施行中の疑問をまとめました。
Q
大規模修繕で10戸のマンションではどのくらいが費用目安?
A
A: 10戸のマンションの大規模修繕の費用は、規模や建物の状態、修繕内容によって異なりますが、一般的には1000万円から1,500万円程度が目安とされています。具体的な費用は、外壁や共用部分の修繕内容、使用する材料の種類によって変動するため、詳細な見積もりを施工業者で確認しましょう
Q
マンション大規模修繕時にエアコンは使用できる?室外機はどうする?
A
大規模修繕中でも基本的にはエアコンの使用は可能ですが、外壁塗装や防水工事の際には一時的に使用を控える必要がある場合があります。室外機は、作業に支障がない限りそのまま設置された状態で保たれることが一般的です。ただし、工事の進捗によっては室外機を一時的に移動させる場合もあるため、管理組合や施工業者からの指示に従ってください。
Q
マンション大規模修繕の際のベランダの荷物やアンテナはどうすればいい?
A
大規模修繕の際には、ベランダの荷物は一時的に室内に移動させる必要があります。特に、外壁塗装や防水工事の影響を受けやすいものは、工事開始前に片付けてください。また、テレビアンテナや物干し竿も取り外しが必要になる場合がありますので、事前に管理組合や施工業者の指示に従い、適切に対応してください。
Q
大規模修繕の際に洗濯物は外に干せる?
A
大規模修繕期間中は、外壁工事や塗装の影響でベランダに洗濯物を干すことが制限されることがあります。工事用のネットやシートが張られるため、日光が遮られたり、塗料やホコリが付着する可能性があります。管理組合や施工業者からの案内に従い、洗濯物は室内で乾かすか、コインランドリーの利用を検討してください。
Q
大規模修繕の際に立ち会いや在宅が必要なことはある?
A
大規模修繕では、住戸内に立ち入る必要のある作業が発生する場合があります。例えば、配管の点検やベランダ側のサッシ工事などが該当します。その際には、居住者の立ち会いや在宅を求められることがあるため、事前に管理組合や施工業者からの連絡を確認し、予定を調整してください。それ以外の工事については基本的に在宅の必要はありませんが、作業内容によって異なるため、詳細は管理組合の案内を確認することが重要です。
この他、大規模修繕のよくある質問について知りたい方は以下の記事をご覧ください
マンションの大規模修繕時の足場についてまとめ
マンション大規模修繕工事では、高所作業を行うために足場の設置が欠かせません。足場は工事の安全性と効率性を確保するために重要な役割を果たします。
足場を設置する理由は、高所作業を行う際に作業員の転落を防ぎ、資材や機材を安全に運搬するためです。足場の種類は、パイプ式足場、単管足場、くさび式足場などがあります。
足場は、マンション大規模修繕工事において安全かつ効率的に工事を進めるために重要な役割を果たします。足場の設置には費用がかかりますが、安全性を確保し、工期を短縮するために必須になるものです。