工場・倉庫の屋根防水工事にはどんな種類がある?特徴や費用も解説 | 株式会社新東亜工業  

    コラム    

工場・倉庫の屋根防水工事にはどんな種類がある?特徴や費用も解説

倉庫や工場における防水工事は、建物の耐久性を高め内部の資産を守るために必要であり、特に屋根防水は、雨水などからの浸水を防ぎ、建物や配管の劣化を防止する重要な役割を果たします。
防水工事の種類は多岐にわたり、防水シートの施工や特殊な防水工法を用いることで、それぞれの建物に適した防水対策を実現できるでしょう。

本記事では、倉庫や工場で実施される屋根防水を含むさまざまな防水工事について、その種類やメリット・デメリット、業者選びのポイントを詳しく解説していきます。

倉庫や工場の防水工事について知識を高め、商品や資材を守るための参考になれば幸いです。

工場や倉庫の防水工事はなぜ重要?

工場や倉庫は、商品や資材などを製造・保管する大切な場所です。
しかし、雨漏りや湿気による被害を受けやすいという側面も持ち合わせています。
防水工事はこれらの被害から倉庫を守るだけでなく、建物の寿命を延ばし安全な運営を維持するためにも不可欠です。

大切な資産を守り建物の劣化を防ぐ

防水機能が低下すると、雨水が建物内部に浸入し、柱や壁などの構造材を腐食させる可能性があります。
また鉄骨造の倉庫では駆体の鉄骨部分が錆びつき、強度が低下することも考えられるでしょう。
結果として建物の耐久性が低下し、大規模な修繕や建て替えなどが必要になる場合もあります。

漏電のリスクを軽減し安全性を確保する

工場や倉庫内には、照明や空調設備など、電気を使用する設備が多く設置されています。
防水機能の低下により雨漏りが発生すると漏電を引き起こし、火災や感電などの重大な事故につながる危険性ももあるでしょう。
従業員の安全を確保するためにも、防水工事は重要な役割を担っています。

設備の故障を防ぎ業務への影響を抑える

雨漏りは、倉庫内の商品や資材への直接的な被害だけでなく、電気設備や機械設備の故障の原因にもなりかねません。
設備が故障してしまうことにより、設備更新による支出の増加や業務停止・出荷遅延などが続けば、企業の信用や業績に悪影響を及ぼすことも考えられるでしょう。
スムーズかつ安定的な操業のためにも、工場や倉庫の防水工事は欠かせないのです。

防水工事はいつ行うべき?

新築時に施工する

防水工事は、建物の新築時に行うのが最も効果的です。
新築時に合わせて防水工事を行うことで、建物完成後の追加工事が不要となり、費用を抑えられるだけでなく建物全体を効率的に防水することができます。

大規模修繕工事の目安に合わせる

防水層は、時間の経過とともに劣化し、ひび割れや剥がれなどの症状が現れます。
ただし目の届きにくい場所であるため、建物の大規模修繕を行う目安とされる10〜15年周期を目安に施工を検討してもいいでしょう。

定期的なメンテナンスで不具合や危険な箇所が見つかった時

防水機能を維持するには、日頃の点検やメンテナンスは欠かせません。
定期的に点検を行い、危険な箇所や防水層のダメージが見つかった場合は、早急に施工を検討しましょう。
また台風や長雨の前後に点検しておくことで、ダメージの早期発見や予防措置を図ることも可能になります。
点検やメンテナンスは高所での作業となる場合がほとんどのため、専門家に依頼し進めることが大切です。

工場・倉庫における防水工事の種類

倉庫の防水工事には、主に以下の4つの種類があります。
それぞれに特徴やメリット・デメリットがあるため、工場・倉庫の形状や予算・求める機能などを考慮して、最適な工法を選びましょう。

シート防水

シート防水は、塩化ビニールや合成ゴムなどシート状の防水材を屋根に貼り付け、防水層を形成する工法です。
広い面積に施工する場合でも、比較的短工期かつ低コストで施工できる点が魅力です。
工場や倉庫など、広い面積の屋根防水にも適しています。

シート防水のメリット

シート防水は、他の工法と比較して材料費や人件費が安く済むため、費用を抑えることが可能です。
また、工場で製造されたシートを使用するため、品質が安定しており均一な防水層を形成できます。

シート防水のデメリット

シート防水は、複雑な形状の屋根や障害物が多い場合には、施工が困難になることがあります。
またシートの継ぎ目が弱点となりやすく、施工業者の技術力によって防水性能が左右される点もデメリットと言えるでしょう。

ウレタン防水

ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を屋根に塗布し、化学反応によって硬化させて防水層を形成する工法です。
継ぎ目のないシームレスな防水層を形成できるため、美観に優れています。
また柔軟性があり、複雑な形状の屋根にも対応しやすいことも大きな特徴です。

ウレタン防水のメリット

ウレタン防水は液状の材料を塗布するため、複雑な形状の屋根や、入隅・出隅などの細かな部分にも隙間なく施工できます。
また、遮熱性や断熱性などの機能を持つ塗料をトップコートに使用することで、建物の省エネ化にも貢献できるでしょう。

ウレタン防水のデメリット

ウレタン防水は紫外線による劣化に弱いため、定期的なトップコートの塗り替えが必要です。
また、施工時にシンナーなどの溶剤を使用するため、独特のにおいが発生する点もデメリットとして挙げられます。

FRP防水

FRP防水は、ガラス繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)を用いた防水工法です。
液状のポリエステル樹脂をガラス繊維で強化したFRP防水材を、屋根に塗布して硬化させることで、軽量でありながら強靭な防水層を形成します。

FRP防水のメリット

FRP防水は硬化時間が短いため、短工期で施工できる点がメリットです。
また、耐摩耗性・耐薬品性・耐候性に優れているため、人が頻繁に出入りする場所や薬品を使用する工場などにも適しています。
さらに豊富なカラーバリエーションから選択できるため、デザイン性にも優れています。

FRP防水のデメリット

FRP防水は他の工法と比較して材料費が高いため、施工費用が高額になる傾向があります。
硬い素材であるため、下地の動きに追従できず、他の工法に比べひび割れが発生する可能性が高い傾向があります。
また、施工時のにおいもデメリットの一つです。

アスファルト防水

アスファルト防水は、合成繊維不織布にアスファルトを染み込ませたルーフィングと呼ばれるシート状の防水材を、熱で溶かしながら貼り重ねて防水層を形成する工法です。
耐久性に優れており、長期的なメンテナンスコストを抑えることが可能です。

アスファルト防水のメリット

アスファルト防水は、長年多くの建物に使用されてきた実績豊富な工法です。
防水性・耐久性・耐火性に優れており、長期間にわたって建物を雨水から守ることが可能です。
また、工場で品質管理が徹底されているため、安定した品質の防水層を形成できます。

アスファルト防水のデメリット

アスファルト防水は、シートを熱で溶かすための専用バーナーなどの設備が必要となり、施工が大掛かりになる傾向があります。
また、施工時にアスファルトを溶かすため、においや煙が発生する点もデメリットの一つです。
近隣への配慮が必要となる場合もあります。
また防水層自体に重量があるため、建物によっては施工できなかったり駆体の補強が必要になる場合もあります。

防水工事の費用相場と業者選びのポイント

防水工事別の費用と工事期間の目安

防水工事の費用は、建物の規模や形状・使用する防水材の種類・施工方法・足場の設置の有無などによって大きく異なります。
おおよその目安は、以下の表のとおりです。

工法費用相場(㎡あたり)工事期間
シート防水3,000~5,500円5~10日程度
ウレタン防水5,000~7,000円5~10日程度
FRP防水4,000~7,000円2~5日程度
アスファルト防水5,500~8,000円6~10日程度

上記はあくまでも目安であり、実際の費用は現地調査や見積もりによって確定します。
とくに工期は、天候や施工面積・施工業者の技量により大きく異なるでしょう。
複数の業者から相見積もりを取り、比較検討することが重要です。

失敗しない防水工事会社選びのチェックポイント

防水工事は、専門的な知識や技術を持った業者に依頼することが重要です。
悪徳業者に依頼してしまうと、適切な施工が行われずトラブルが発生する可能性もあります。
以下のような点に注意し、最適な施工を行ってくれる業者を選びましょう。

相見積もりで比較検討

複数の業者から相見積もりを取り、価格だけでなく、工事内容や保証内容なども比較検討しましょう。
見積書の内容が不明瞭な場合は、詳しく説明を求めることが重要です。
また質問した際の受け答えや態度なども、施工業者選びのヒントになるでしょう。

倉庫や工場の実績が豊富な業者を選ぶ

倉庫や工場など、大規模な建物の防水工事は、一般住宅とは異なる技術や知識が求められます。
過去の実績を確認し、倉庫や工場の防水工事を多く手掛けている業者を選びましょう。
またささいな疑問であっても、わかりやすく答えてくれる業者であれば安心です。

信頼できる業者かどうかを確認

会社の設立年数や資格保有者・施工事例・保証内容などを確認し、信頼できる業者かどうかを見極めましょう。
また、口コミサイトや比較サイトなども参考にすると良いでしょう。

東京都で防水工事をお考えなら新東亜工業へご相談ください

新東亜工業は、確かな技術力と豊富な経験を持つスタッフによる高品質な施工を提供しています。

大規模修繕時に行う外壁修繕や防水工事、タイル補修など、マンションやビルの修繕をトータルにサポート。

無駄なコストを抑えた自社施工に加え、工事後のアフターサポートも充実しており、長期的な安心をお届けします。建物の安全性と美観の維持をお考えなら、ぜひご相談ください。

社名株式会社新東亜工業
役員代表取締役社長 高井 強
所在地〒131-0033 東京都墨田区向島3-22-12 栗原ビル2F
TEL03-6658-5364
FAX03-6658-5365
創業平成21年5月
設立平成24年1月
資本金8,000万円
建設業許可東京都都知事許可
(般-4)第142885号
一級建築士事務所一級 東京都知事登録 第65008号
取引金融機関朝日信用金庫(向島支店)
事業内容総合建設業
顧問税理士上杉敏主税理士事務所

東京都内の対応エリア

千代田区墨田区渋谷区板橋区
中央区江東区中野区練馬区
港区品川区杉並区足立区
新宿区目黒区豊島区葛飾区
文京区大田区北区江戸川区
台東区世田谷区荒川区

お客様満足度98% ★★★★☆

  • 仲介業者を介さない工事で余分な外注費をカットできる
  • 確かな品質と施工スピードが強み
  • お客様満足度脅威の98%
  • 個人宅以外にマンションなどの大規模修繕にも対応

\\中間マージン0だから他社より安い//

まとめ

工場や倉庫の防水工事は、建物を雨水から守りながら建物の寿命を延ばし、安全な運営を維持するために非常に重要です。
防水工事を行う際には、建物の状況や予算、希望する機能などを考慮し、最適な工法を選択しましょう。
また信頼できる専門業者を選び、適切な施工と保証を受けることが大切です。

この記事で紹介した情報を参考に、大切な資産である工場や倉庫を長く安全に使い続けましょう。

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