2024.04.09
マンションのベランダパーテーションや隔て板の修理交換にかかる補修価格や注意点を解説
マンションやアパートのベランダにあるパーテーションや仕切り板、隔て板って気になりませんか?
これらは隣の部屋とのプライバシーを守るだけでなく、緊急時には避難壁としても役立ちますが、強風や台風で壊れやすく、定期的な修理や交換が必要とされます。
また、修理や交換には数千円から数万円の費用がかかり、素材や工事内容によって異なります。
この記事では、パーテーションや仕切り板の修理や交換にかかる費用、方法、注意点について詳しく解説しているので、パーテーションの修理や交換を検討している方は、この記事を読んで、安全で快適な住環境を維持するためのポイントを学びましょう。

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ベランダのパーテーションの役割
ベランダのパーテーションは、プライバシー保護や落下事故防止、風雨からの保護など、重要な役割を果たしています。
高層マンションが増える中で、隣家との視線が気になる方も多く、パーテーションがプライバシーを守る役割を担っています。
また、パーテーションには転落防止の効果もあり、落下事故を防ぐ安全面での重要性も高まっています。
さらに、風雨からの防護という機能もあり、居住環境の快適性にも寄与しています。
東京都内のマンション(総戸数200戸)では、パーテーションの老朽化に伴う落下事故が発生し緊急的な全戸のパーテーション修繕を行いました。
このように、パーテーションは建物の安全性や居住環境に大きな影響を及ぼす重要な設備です。
適切な維持・管理が求められます。
ベランダのパーテーション劣化症状の例
ベランダのパーテーションは、日々の風雨にさらされるため、年月とともに劣化が進行します。
主な劣化症状としては、以下のようなものがあげられます。
- ひび割れ、サビ
- 汚れの付着
- がたつき、ゆがみ
- 塗装剥がれ
特に、鉄製やアルミ製のパーテーションでは、サビによる劣化が顕著です。
2021年の住宅リフォーム実態調査によると、ベランダの修繕を行った人の47%がパーテーション関連の修繕を行っていたことが分かっています。
ベランダのパーテーションが壊れる原因
ベランダのパーテーションが劣化し、壊れてしまう主な原因は以下の通りです。
- 設置から長年が経過したことによる経年劣化
- 強風や台風による一時的な過酷な環境
- メーカーの設計ミスや施工不備
- 日射や排気ガスなどによる化学的な劣化
古いマンションほど、パーテーションの劣化リスクが高くなるといえます。
ベランダのパーテーション修理や交換の流れ

ベランダのパーテーションが老朽化した場合、修理か交換が必要になります。
その際の一般的な流れは以下の通りです。
- 現地調査・見積り
まず業者を呼び、専門家に現地でのパーテーション状態の調査と見積りを依頼します。劣化の程度を確認し、修理が可能かどうかを判断してもらいます。 - 修理業者の選定
複数の業者から見積りを取り、価格や実績、対応などを比較検討して業者を選定します。 - パーテーションの撤去作業
工事が始まると、まず既存のパーテーションを撤去します。この作業で粉塵が出る場合もあり、業者による養生が重要です。 - 新しいパーテーションの設置工事
撤去後に新しいパーテーションを設置します。材質、デザイン、機能性などを事前に指定しておきます。 - 撤去物の処分
撤去したパーテーションは、業者が適切に処分を行います。 - 完了検査
工事完了後、業者による検査を経て、お客様の検査で問題がなければ完了です。
パーテーション修理にかかる費用と期間
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ベランダの隔て板は、ベランダのプライバシーや安全を守るために重要な役割を果たしています。しかし、経年劣化により破損や腐食が発生するケースが多く、定期的なメンテナンスが必要になります。
このページでは、ベランダの隔て板の重要性、劣化症状、修理交換費用と期間について解説します。マンションのベランダの隔て板についてお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
ベランダの隔て板は、主に以下の役割を果たしています。
- プライバシーの保護
- 風よけ
- 防犯
- 転落防止
ベランダは生活空間の一部として使用されることが多いですが、周囲からの視線を気にすることなく過ごせるように、プライバシーの保護が重要な役割となります。また、ベランダは風が吹き込みやすい場所でもあるため、隔て板は風よけとしても機能します。さらに、隔て板があることで、ベランダへの侵入を防ぎ、安全性を高めることができます。また、小さなお子様が誤ってベランダから転落するのを防ぐ役割も果たしています。
ベランダの隔て板は、主に以下の症状が現れた場合に修理や交換が必要になります。
- 汚れやサビ
- 割れや欠損
- 腐食や風化
ベランダの隔て板は、常に風雨にさらされているため、汚れやサビが発生しやすいです。また、経年劣化により割れや欠損、腐食や風化が発生することもあります。これらの症状が現れると、隔て板の機能が低下し、プライバシーや安全を守る役割を果たすことができなくなります。
ベランダの隔て板の修理交換費用は、素材や劣化具合によって異なりますが、一般的な相場は1枚あたり10,000円~30,000円程度です。修理期間は数日から1週間程度が目安となります。
具体的な費用や期間については、専門業者に依頼して調査してもらう必要があります。調査の結果に基づいて、最適な修理方法や費用、期間を提案してもらえるでしょう。
ベランダの隔て板は、プライバシーや安全を守るために重要な役割を果たしています。定期的に点検を行い、必要に応じて修理や交換を行いましょう。マンションのベランダの隔て板についてお困りの方は、ぜひ専門業者にご相談ください。
ベランダのパーテーション修理を業者に依頼する際の注意点
ベランダのパーテーション修理を業者に依頼する際は、以下の点に十分注意を払う必要があります。
- 業者の実績とトラックレコードの確認
事前に業者の修理実績や評価を確認し、信頼できる業者かどうかを見極めましょう。過去に問題があった業者はリスクが高くなります - 価格の相場感の確認
複数の業者から見積りを取り、妥当な価格範囲かどうかを確認しましょう。著しく安い見積りには注意が必要です - 安全対策の有無の確認
養生対策や粉塵対策など、作業時の安全対策が適切に取られるかを必ず確認しましょう。入居者の健康被害を防ぐためにも重要です。 - アフターフォローの対応確認
完了後の定期点検の有無や、問題が生じた際の対応をあらかじめ確認しておきましょう。トラブル時の対応力も業者選定の大きなポイントです。
業者選定の際は、上記の点を押さえることで、安心して工事を任せられる業者を見つけられるはずです。
見積りの価格だけでなく、実績や対応力、安全対策なども総合的に見て、適切な業者を選ぶことが大切です。
小規模修繕とは?
小規模修繕とは、建物や設備の一部に生じた軽微な損傷や劣化を修復するための比較的簡易で短期間に行われる修繕工事のことを指します。たとえば、壁や天井のひび割れ補修、ベランダなど水漏れ箇所の修理、防水シートの部分交換、コーキングの打ち直し、ドアやサッシの調整などが該当します。
大規模修繕のように建物全体に及ぶ工事ではないため、費用や工期も抑えられるのが特徴です。管理会社や所有者が日常的なメンテナンスとして対応するケースが多く、早期対応によって建物の劣化を防ぎ、資産価値の維持にもつながります。特にマンションや賃貸物件などでは、居住者の快適性を保つうえでも重要な業務です。
適切な時期に小規模修繕を行うことで、大規模修繕の負担を軽減できるメリットもあります。
小規模修繕で対応する主な工事箇所
小規模修繕で対応される主な工事箇所は以下の通りです。
- 外壁のひび割れ補修(クラック処理)
- 屋上やベランダの部分的な防水工事
- 雨樋の補修・交換
- シーリング(コーキング)の打ち替え
- 室内の壁紙や天井クロスの張り替え
- ドアやサッシの建て付け調整・金具交換
- 給排水設備の水漏れ修理
- 照明器具・電気スイッチの交換
- 外構(フェンス・門扉など)の修理
- タイルの浮き・割れ部分の補修
- 共用部の手すりや階段の塗装・補強
- 換気口・排気ファンの点検および清掃・交換
こうした小規模な修繕は、早めの対応が建物全体の劣化防止に効果的です。
大規模修繕工事でよくある質問
ここでは大規模修繕工事でよくある質問を紹介します。工事費用や施行中の疑問をまとめました。
Q
大規模修繕で10戸のマンションではどのくらいが費用目安?
A
10戸のマンションの大規模修繕の費用は、規模や建物の状態、修繕内容によって異なりますが、一般的には1000万円から1,500万円程度が目安とされています。具体的な費用は、外壁や共用部分の修繕内容、使用する材料の種類によって変動するため、詳細な見積もりを施工業者で確認しましょう
Q
マンション大規模修繕時にエアコンは使用できる?室外機はどうする?
A
大規模修繕中でも基本的にはエアコンの使用は可能ですが、外壁塗装や防水工事の際には一時的に使用を控える必要がある場合があります。室外機は、作業に支障がない限りそのまま設置された状態で保たれることが一般的です。ただし、工事の進捗によっては室外機を一時的に移動させる場合もあるため、管理組合や施工業者からの指示に従ってください。
Q
マンション大規模修繕の際のベランダの荷物やアンテナはどうすればいい?
A
大規模修繕の際には、ベランダの荷物は一時的に室内に移動させる必要があります。特に、外壁塗装や防水工事の影響を受けやすいものは、工事開始前に片付けてください。また、テレビアンテナや物干し竿も取り外しが必要になる場合がありますので、事前に管理組合や施工業者の指示に従い、適切に対応してください。
Q
大規模修繕の際に洗濯物は外に干せる?
A
大規模修繕期間中は、外壁工事や塗装の影響でベランダに洗濯物を干すことが制限されることがあります。工事用のネットやシートが張られるため、日光が遮られたり、塗料やホコリが付着する可能性があります。管理組合や施工業者からの案内に従い、洗濯物は室内で乾かすか、コインランドリーの利用を検討してください。
Q
大規模修繕の際に立ち会いや在宅が必要なことはある?
A
大規模修繕では、住戸内に立ち入る必要のある作業が発生する場合があります。例えば、配管の点検やベランダ側のサッシ工事などが該当します。その際には、居住者の立ち会いや在宅を求められることがあるため、事前に管理組合や施工業者からの連絡を確認し、予定を調整してください。それ以外の工事については基本的に在宅の必要はありませんが、作業内容によって異なるため、詳細は管理組合の案内を確認することが重要です。
この他、大規模修繕のよくある質問について知りたい方は以下の記事をご覧ください
マンションベランダパーテーションの修理についてのまとめ
この記事では、マンションのベランダパーテーションの修理について解説しました。
マンションやアパートのベランダに設置されているパーテーションや隔て板は、プライバシー保護や避難経路の確保など重要な役割を担っています。しかし、強風や台風などで損傷しやすく、定期的な点検と適切な修理・交換が必要です。
修理や交換にかかる費用は、素材や劣化状況によって異なり、一般的には1枚あたり1万円から3万円程度とされています。工事を依頼する際は、業者の実績や見積もり内容を比較検討し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
工事中はベランダの使用制限や近隣への配慮も必要となるため、事前に管理組合や施工業者としっかりと打ち合わせを行い、安全で快適な住環境を維持するためのポイントを押さえておきましょう。
大規模修繕工事・防水工事・外壁塗装・外壁補修参引用、参考サイト
国土交通省
特定非営利活動法人集合住宅管理組合センター
公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会
一般社団協会マンション管理業協会
一般社団法人日本防水協会
日本ペイント
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
一般社団法人 マンション大規模修繕協議会
日本ウレタン建材工業会
FRP防水材工業会
株式会社ダイフレックス(シーカ・ジャパン株式会社)